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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「DUNE/デューン 砂の惑星」観ました

なかまくらです。

「DUNE/デューン 砂の惑星」観ました。

映画館でやっているのを知り、気になっていましたが、コロナの流行に恐れをなして、

あえなく断念。配信を待っていました。




あらすじ

ポール・アトレイデスは、アトレイデス家の嫡男であった。

母は、不思議な力で世界を影からコントロールしようとするベネ・ゲセリットの一族であった。

母の訓練を受けて育ったポールにも未熟ながら、不思議な力があった。

あるとき、アトレイデス家は、砂の惑星アラキスの統治を皇帝から任じられる。

惑星アラキスには、貴重な資源があり、その資源採掘の権利を没収された

ハルコンネン家が恨みを抱く。

また、惑星アラキスには、砂漠の民フレメンとの抗争といった問題もあった。

アトレイデス家の当主、レト男爵は、これらの問題に果敢に取り組むが、

ハルコンネン家と皇帝の罠にかかり、あえなく命を落としてしまう。

逃げ延びたポールと母ジェシカは、フレメンの集落へと逃げ延びる。

そこでポールの不思議な力(未来を観る力)が、発揮され、

フレメンとともに、帝国との大きな戦いが始まるヴィジョンを観る。

そこで、パート1は終わりです。


まず、直ぐに思ったのは、これ、アラビアンなスターウォーズだな!?

ということです。不思議な力、それを操る組織、帝国・・・。

ところが、どうやら、原作の小説は、1960年代の作品だと言うことで、

なにがどうしたら、その時代にこんなものが描けるのだろう!?

と思わずには居られなかったです。それと同時に、作品の重厚さです。

途中の反乱のところはあっさりしすぎていてちょっと物足りない感じでしたが、

とにかく描かなければならないことがたくさんあり、その中でどのように、

ストーリーとして成立させるかを苦心して、脚本が作られていることを感じました。


何度も映像化が試みられてきたようですが、これを映像化するのは困難だったようです。

今回、映画化したのは、「ブレードランナー2049」や「メッセージ」の

ドゥニ・ビルヌーブ監督です。どちらも、面白い映画でしたね。

カメラワークや映像体験としても、独特の世界を感じました。

本作の評価は、まだパート1ということで難しいですが、

ここからどんな決戦が始まるのか、楽しみな気持ちがある一方で、

たかだか、砂の惑星の一種族で、どうやって宇宙を支配する帝国と戦うのだろう?

というスケールが大きいのに小さい場所での局所的な勝利をもって、

戦争の勝利となってしまいそうな、世界系になりそうな不安を抱えつつ、

パート2を待ちたいと思います(2023年10月公開予定のようです)。





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「2067」観ました。

なかまくらです。

「2067」観ました。



あらすじ

大洪水や火災といった災害が頻発し、ついに植物は地球から絶滅してしまう。

酸素濃度が下がり、屋外では人口酸素が必要になっていた。

主人公イーサンは、幼い頃に父を失って、電気工事の仕事で生計を立てていた。

しかし、人口酸素には原因不明の欠点があり、適合できない人間がいることが分かってきていた。

そして、イーサンの恋人もまた病に冒されてしまう。

そんなあるとき、イーサンは人工酸素を作っている企業クロニコーブ社に呼ばれる。

なんと居なくなった父は、タイムマシンを完成させていたのだ。

そして、未来からのメッセージにイーサンを送るように、と書かれていた。


未来へたどり着いたイーサンは、植物の生い茂り、人間の居ない世界にたどり着く。

そして、自分の白骨死体に出会う。

自分はここで死んでしまうのだ・・・。

イーサンはその真相を掴もうとし、恋人の最後を知ってしまう。

恋人は助からなかったのだ。

未来と過去がタイムマシンでつながったとき、クロニコーブ社は、植物のない希望のない原題を捨て、未来に選ばれた人だけを送ることを計画していた。

イーサンはその計画に反対したことで父が殺されたことを知る。

そして、イーサンは植物を過去に送り、自分は未来に残ってタイムマシンを破壊することを選ぶのだった。


というお話でした。

ハッピーエンドではなかったなあと思います。

恋人とは離ればなれになってしまいました。

イーサンは恋人を救うために未来へ行ったのになぁ、と。ううむ。


タイムトラベルものって、矛盾みたいなのを気にし始めると駄目ですね笑

あと、植物が絶滅したのに、なぜ未来では復活しているのかとか、

いろいろは説明されないのです。設定は面白かったんですけどね。


B級映画を観よう! と思ってみるという遊びでした。





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「呪術廻戦0」観ました。

なかまくらです。

「呪術廻戦0」観てきました。





週刊少年ジャンプで連載中の呪術廻戦の前日譚のような物語です。

乙骨優太は呪われていて、危害を加えようとするものはみんな、

乙骨の亡くなった幼なじみのリカちゃんに殺されてしまう。

乙骨は、その呪いを解くために、呪術高等専門学校に入学した。

同級生3人と交流を深めながら、力を高めていく。

リカちゃんの持つ圧倒的な力を知った夏油傑は、呪術を持たない人間を皆殺しにするための計画を実行に移すために、乙骨優太を孤立させ、殺そうとする。

そこに、同級生3人が現れるが、夏油の力の前に倒れてしまう。

仲間の倒れている姿を見て、乙骨はリカちゃんの力を解放し、夏油に挑むのだった。


というお話でした。

もともと、4回に渡ってジャンプGIGAに連載された作品だったので、

わかりやすい4部構成になっていました。そのため、4話観た、という感覚が強く、

ちょっと劇場版という感覚とは違った気がします。

ただ、それぞれの話は良いので、なかなか楽しめました。

そして、原作はひたすらバトルしている感じのバトル漫画なので、

映画もずーーーっと、動いていて、この映画、作るの大変だったろうなぁ、

という印象でした。それくらい、良く動いて、迫力もあって、楽しめました。

あと、呪術廻戦はオマージュ(別の漫画のパロディ)が多くて、今回の映画では、

エヴァンゲリオンの碇シンジくんの声優の緒方さんが、

「逃げちゃ駄目だ」と同じ調子で「死んじゃ駄目だ」を連呼していて、完全に狙ってました。


そんなこんなで、頭空っぽで観ると楽しい映画だなぁと思います。



後はエンディングのKINGGNUの「一途」がなかなかかっこいい曲でした。





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「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」観ました。

なかまくらです。

ようやく仕事納めになりまして、

隙間を見つけて観に行っていた映画とかの感想をぼちぼち書いていこうかなと思います。
「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」観ました。



エウレカセブンとは、16年前にテレビシリーズが放映されたアニメです。

スカブコーラルという植物?岩石? みたいな生命が散布するトラパーを掴んで

空中でサーフィン(リフ)ができる世界で、少年レントンがゲッコーステイトという

リフのプロの集団に憧れる話。ホランドのカットバックドロップターンを真似する日々。

ある日、レントンの家にリフで飛べるロボット(LFO)が落ちてくる。

そのパイロットはエウレカという美少女だった。

レントンはエウレカに恋をする。

そして、彼女について行くとそこはゲッコーステイトだった。

喜ぶレントン。でも、現実は夢とは違った。

世の中に出てみれば、ゲッコーステイトでは理不尽な仕打ちを受けるばかり。

華やかなリフをする一方で、彼らは戦争をしていた。

軍が隠すスカブコーラルの正体。かつて起こった「サマーオブラヴ」とはなんだったのか。

エウレカという生命体はどこからきた何者なのか。

選ばれたレントンと選ばれなかったホランド。

スカブコーラルを殲滅するために、軍部を掌握するホランドの兄デューイノヴァク。

暴走したスカブコーラルに飲み込まれていくレントン。

全身が緑色のコーネリアンのような姿になるエウレカ・・・。

そして最終回・・・なんですが、当時、放送時間がずれて観れなかった覚えがあります。

ただ、こんな絵を見たことがあるような・・・。あれ、レントンって生きてるっけ??


だからこそ、ずっと気になったままになっているのかも。

そんな作品ですが、劇場3部作で制作されると言うことで、追いかけることにしたのです。

「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」観ました。

「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」観ました


1作目は、レントンの話。テレビでは家出したレントンが逃げ込んだレイとビームという二人の賞金稼ぎと過ごした数日間を描いた部分を大きく切り取って、2時間の映画にした作品でした。いろいろとやりたいことはあったのでしょうが、謎のちりばめ方が雑すぎて、テレビの映像を切り貼りしただけみたいになっていて残念なスタートでした。

2作目は、押しも押されもしない傑作でした。1作目の落胆からもう観るのをやめようかな・・・と思ったけれども、追いかけて良かった2作目でした。もうひとりのスカブコーラルの子(?)のように描かれていたアネモネが登場します。アネモネはスカブコーラルの中に侵入し、拡大を続けるスカブコーラルを止めようとするお話でした。その結末でスカブコーラルの中に閉じこもっていたエウレカを見いだし、現実世界に連れ出すことに成功するのでした。

そして、3作目。本作になるわけです(ここまで長かった・・・笑)

現実世界に引っ張り出されたスカブコーラルの中の人間たちと現実世界の人間たちの確執を抱えつつ、融和の方向に少しずつ動き出している世界。エウレカもアネモネも大人になろうとしていた。エウレカが持っていたスカブコーラルを生み出す力(”EUREKA”)は失われ、KLFのパイロットとして、アシッドという組織で政府に仕える立場になっていた。そこに現れる”EUREKA”の力を持つ少女アイリスと彼女を狙う組織の存在。そして、超能力に目覚めたデューイノヴァクの襲来。エウレカはアイリスを守りながら、アシッドの基地まで戻ろうとするが、アイリスを奪われてしまう。アイリスを救おうとしたエウレカは、スカブコーラルという空想の中に閉じ込められた世界で生きてきた彼らの苦悩を知る。そして、その人々によって大規模な殺戮が行われようとしてた世界を救おうと力を振るう。すると、スカブコーラルに閉じこもるきっかけとなったレントンの死・・・その死んだはずのレントンが現れる。「やっと会えた」って。そして二人は結ばれて星に落ちていく。

そんな終わり方でした。(内容には私の想像や妄想が多分に含まれます)

ううーーーん、空白が広すぎる!!

というのが一番に出てきた感想でした。

2作目ANEMONEの終わりに現実世界に戻ってきたところでレントンが出てきたときの、あの期待感と高揚感をどうしてくれるのか。

ああ、ここから、ついにTVシリーズで描かれたボーイミーツガールが始まるんだなと思ったら、20年経って、レントンは死んでいるという現実。

そして、こんがらがっているのは、スカブコーラルに閉じこもるきっかけになったはずなのに、戻ってきた世界はまだレントンが生きている世界という謎。いや、生きているはずはないのだとしたら、あのレントンは誰だったのか、そして、1作目のレントンはなんだったのかというエウレカセブンのパラレルワールドの沼に嵌まってしまうのでした。

今作はタイトルから和kるように、エウレカの物語であったことは百も承知なのですが、それを知った上で、子ども特有の我が儘で言うことを聞かないアイリスを受け入れようとするエウレカにも、レントンという心の支えが必要だったように思いますし、戻ってきてもう一度会おうとしてくれているレントンの存在をエウレカが認識できていたなら、物語にもっと説得力が生まれたような気がするんです。あとは、大事なところでレントンに駆けつけてほしかったなぁ。。

それから、音楽。TVシリーズの音楽が持っていたウーハーを付けて聞きたいような浮遊感が失われてしまったような気がして(主題歌も1、2に比べると3はちょっとピンとこなかった)、監督も私たちファンも歳を取ったなあとしみじみと思うのでした。

まあ、あれこれ書きましたが、見終わった直後よりは大分理解が進んで、悪くなかったんじゃないかなって思う映画でした。

映画は、席はE-7で見ましたよ。


おわり。





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「攻殻機動隊 新劇場版」観ました。

なかまくらです。

「攻殻機動隊 新劇場版」観ました。



焼き直しなのかなー?? と思ったら別の話でした。


草薙素子は0才から義体である。

国家が軍隊を民営化したことで、企業が軍隊を持っており、

もはや国家というものが何をする組織なのかわからなくなりつつあった。

電脳が発達したことによって、それを利用した様々な犯罪が起こっており、

人間も全身義体であったり、部分的に義体であったりした。

脳にアクセスされることによって、偽の記憶を植え付けられ、別人として

操られていたり、遠隔操作されているような場合もあった。

いま、この電脳の発達した社会に訪れようとしていたのは、デッドエンド。

義体のアップデートのできない人間が大量に発生する危険性があった。

これを阻止するために、技術の革新を遅らせる方法が考えられていたが、

これには反対意見もあった。

攻殻機動隊は、国家直属の組織であり、電脳を利用した犯罪に対して、

超法規的に解決を試みる組織であった。

草薙少佐をリーダーとし、はぐれ者たちで構成されたメンバーは、

少佐から「パーツだ」と呼ばれる。必要のないパーツはパージする、と。


あるとき、事件が起こる。

国家における軍組織の格下げに反対する武装勢力による人質事件であったが、その解決にあたっている最中、

少佐の育った研究施設で一緒に育ったクルツが殺された。

彼女は現職の総理大臣の補佐をしており、爆発に巻き込まれたと見られていた。

その裏に、人質事件の中で見かけた少女の同型義体:ファイアスターターの存在があった。

その影を追う中で、巨大なスポンサーが浮かび上がってくる。


草薙少佐は、その大きさに、部隊の全員をパージすることにする。

「自分の魂(ゴースト)に従え」と言い残して。


一人で任務を遂行しようとするが、軍組織との圧倒的戦力差の前に、

倒れる。そこに、部隊の全員が駆けつける。


ファイアスターターを追い詰め、クルツを、そして、その黒幕達を始末して物語は終わります。



ドンパチが派手でした。アクションも動きまくりますが、ちょっと多かったかな。

これだけ機械化された世界で、最後に何かを決めるのは自分の魂(ゴースト)であるべきだ

というのが、この物語の根幹になっていて、魅力的なんですよね。

自分にはゴーストがあるだろうか? と問いかけられるような、

そんな物語だな、と思いました。





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