忍者ブログ
なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

                      
なかまくらです。

「ちょっと今から仕事やめてくる」(メディアワークス文庫)

読みました。


映画の予告を観て、ドキリとしたので、本屋で見つけて、即、購入。

ブラック過ぎる会社で働く主人公が、顔も覚えていないヤマモトと名乗る

小学校の同級生(を名乗る男)に救われる話でした。


前半、ああ、そうだよなぁ、くるしいよなぁ、と共感し、


後半、両親と電話をしているところで、自分が苦しいときに、両親のことなんて忘れて仕事仕事仕事ととにかく顔面から突っ込んでいたことに気付きました。人生の半分は自分のため、残り半分は自分を大切に思ってくれる人のためにある。良い言葉ですね。自然と涙が出てきました。


最後は痛快ですし、さらりと読める小説でした。




ちなみに、この本、職場で今読んでいるんです・・・って、そんな話を

夜、残業している人にしてみたら、みんな読んでいました。

恐ろしい・・・。

拍手[0回]

PR
                      
なかまくらです。

「カスタム・チャイルド ―罪と罰―」読みました。



遺伝子操作によって、親の思い通りの子どもを作れるようになった日本。
けれども、そんな才能を持って生まれてきても、

環境が伴わなければ、思った通りには育たない。
遺伝子操作を受けずに生まれてきた才能のない清田と、

恵まれた可能性をもって生まれてきた春野、

容姿のみを求められて生まれてきた冬上。

3人は互いの魅力に惹かれ、行動を共にするようになる。

そんなお話でした。
久しぶりに壁井ユカコさんの小説を読みました。
昔はこの人の作品ばかり読んでいたのに。
本当に、この人は、ダメな魅力をもつ男の人を書くのが上手い(笑)。

清田や、冬上ばかりではなくて、読者である私も惹かれていくのです。

これまで読んだ中でも、一番暗黒の魅力にあふれていたかも。
けれども、今回は、清田もすごくいいキャラでした。
ふたりの魅力に引っ張られて、

途中からはもう止められなくなって最後までぐんぐん読んでしまいました。
ただ、序盤、なんとなくいやな感じがして、

50ページくらい読んで本棚に4年くらい眠っていたので、

序盤のなんとなく、面白くないというか、

んー、よみたくないなぁってところがあったので、★★★★☆です。

拍手[0回]

                      
なかまくらです。

感想、一気書き!
「獣の奏者 1闘蛇編」



鹿の王を読み終えて、こちらにも手を伸ばしました。

これまで読んでこなかったのが悔やまれる・・・!

主人公のエリンが、過酷な運命にさらされながらも、

ジョウンやエサル師といった周りの優しい人たちや、

生き物の営みに心奪われていくうちに、少しづつ癒されていくような、そんな物語でした。

闘蛇の設定が細かすぎて、実際にいるんじゃないかっていうリアリティーがありますね。



「獣の奏者 2王獣編」


王獣という、闘蛇をやすやすと食い殺す獣の王は、決して人に慣れないとされていた。

けれども、エリンは、その王獣・リランと意思疎通をする術を編み出してしまう。

ヒトと獣は決して本当に理解しあうことは出来ず、その間の壁を守らなければならない。

そんな母の言葉に果敢に挑むことになっていくエリン。

しかし、そのために、エリンは、政治に巻き込まれてしまう・・・。

前半は、次々とエリンの工夫が当たり、

リランが野生の王獣のように立派に育っていく様にどきどきしますが、

中盤から、政治的な争いに巻き込まれ、

王獣を人間の武器として扱う恐ろしさや卑しさに苦悩する場面が多くみられ、

こちらも苦しい気持ちになりました。

ラストシーンは、希望ある終わり方ですが、少し終盤展開を急いたかな、と思いました。

人と獣の話にはとどまらず、生き物の営みの複雑さ、その尊さを感じる物語でした。




「獣の奏者 3探求編」


エリンは30才ほどになり、夫を持ち、子供も生まれていた。

そんななか、闘蛇の大量死について調べるところから、物語は始まる。

イケで飼われた闘蛇が繁殖をしないように巧妙に仕組まれた規範が

再びエリンに生命をゆがめる人間を思わせる。

そしてなぜ、始祖ジェは、そんなことをしたのか。

世界はぐっと拡がって、世界の姿が見えてくる。

エリンが子供だった頃を彷彿とさせる、明らかになっていくことの面白さがありました。

それと同時に、真王セィミヤの成長も面白いところです。

また、エリンの家族の物語でもあります。幸せをつかもうとして、

それでも、破滅的な未来に向かって転がっていく後半は、読んでいて辛いものでした。




「獣の奏者 4完結編」
 

リョザ神王国を長らく守ってきた闘蛇を育てる秘密が他国にわたってしまう。

エリンは、その闘蛇の軍と戦うために、王獣の軍を作ることになってしまう。

かつて、破滅をもたらしたという闘蛇と王獣の衝突。

その不穏さが、にじみ出てくるばかりで、実際は見えないままに、

最後の決戦を迎えてしまいました。何が起こるんだと固唾をのんで

読み進めるしかありませんでした。

最後は、やっぱりそうなるんだなぁと、なんとなく、悔しいような、

そんな気持ちになりました。

長く、一緒に旅をしてきたような、そんな読後感に襲われました。



ああ、やっぱりファンタジーはいいなあ、と思うのでした。

人と人がなぜ争うのか。そんな普遍的なテーマがつっと心にしみてくるのでした。

ノンフィクションでは白々しく感じてしまうメッセージが、

物語という形ならば飲み込める。

そういう魅力にあらためて触れさせてくれる物語でした。

拍手[0回]

                      
なかまくらです。

「2020年の大学入試問題 」読みました。


2020年に大学入試が大きく変わるわけですが、それに対する著者の学校の取り組みについて主に書かれた本です。
中高一貫校での実践であるため、3年の課程ではなかなか難しいのではないかと感じました。
著者の主張としては、
生徒に、
「自分軸」・・・物事に対する自分なりの理解や考え
「モヤ感」・・・先生の話を聞いて完全に理解できず、もやっとする感覚
を持たせることが大切であると述べています。
現在の大学入試の外国からの帰国者向けのテストの内容が、多く取り上げられているのも印象的でしたが、その内容が、日本の高校生には手が出ないような内容であることに驚くといいますか、愕然としました。
ただ、感じたのは、改革を進めている方々には、今学ぶようになっている知識を手放して、それを手に入れることになるだろうということ(上位層はそれで良いでしょうが、下位層はレジでお釣りの計算ができない学力のまま高校を卒業するなど)を、しっかりと理解したうえで、改革に取り組んでいただきたいですね。

拍手[0回]

                      なかまくらです。

「シンポジウム・ライヴ 総合科学!? (叢書インテグラーレ)」読みました。

シンポジウム・ライヴ 総合科学!? (叢書インテグラーレ)

かつて、在籍していたころを思い出しながら読みました。

佐藤先生は、私が1年生の時分に学部長を務めてらっしゃって、

一度だけ、新入生に向けてお話をしてくださり、

「総合科学」の可能性に胸が熱くなったのを覚えています。

結局そんなところから、総合科学部報「飛翔」も5期も委員を務めたのでした。

この本は、シンポジウムで話されたことをそのまま、起こしたもののようです。

初めの佐藤先生のお話は、総合科学をやるには、

物好きであることが大事であるということ、それから、

「重点的ジェネラリスト」であることが大切だというお話でした。

そのあとの、阿部先生のお話は、残念ながら、

6年間、総合科学のことを考えて過ごしただけで、離れてしまった若造には、

よくわかりませんでした。

微妙なニュアンスのことを表現しようとされているのかもしれませんが、

歯切れが悪く感じ、

前の段落でAだといったことを、次の段落でAではないと言っているように読めてしまって、

混乱しました。最後に載っている”要旨”は分かりやすいのですが、

脱線した部分が難解にさせているように感じました。とりとめがない。

小説家の瀬名先生は、小説と科学、それから、ロボット工学などに関するお話で、

「難しいから面白い」という言葉が印象に残りました。

それから、長谷川先生は、科学のリテラシーについて話されていました。

科学とそれを選択する我々が混同されている現在を脱出することが

重要であると言っておりました。

それぞれのゲストの先生方は、総合科学の専門家ではなく、

それぞれの専門分野で活躍されている方たちでしたので、

それぞれの専門分野を聞いたという印象がありました。

しかし、その分野が複数の分野にまたがっており、

佐藤先生の講演内容の実践例として読むことができるのではないかと感じました。

それにしても、阿部先生の話は、私にはよく分からなかったので、

本全体の評価としては、☆ふたつ減の☆3といったところです。

拍手[0回]

カレンダー
08 2017/09 10
S M T W T F S
4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
18 19 20 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
[08/07 なかまくら]
[08/04 なかまくら]
フリーエリア
ブクログ

プロフィール
HN:
なかまくら
年齢:
29
性別:
非公開
誕生日:
1988/08/12
趣味:
創作活動全般あと、水泳
ブログ内検索

material:ふわふわ。り  template:ゆずろぐ

忍者ブログ [PR]