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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

                      
なかまくらです。

「ブレードランナー2049」を観ました。

上演期間のギリギリでした。観れて良かった!

監督は、超面白かった「メッセージ」の監督、ドゥニ・ビルヌーブ監督・・・、

と思って、メッセージの感想の記事にリンクを張ろうとしましたが、

何故か、感想書いてないっぽい。あれれ?



あらすじ

Kは、ブレードランナーとして、旧型のレプリカント(人造人間)を”解任”していた。

旧型を製造していたタイレル社は破産し、ウォレス社がレプリカントの製造を

取って代わって行っていた。

あるとき、潜んでいた旧型のレプリカントを破壊したとき、人骨が納められた箱が

発見される。それは、レプリカントの製造番号が刻まれており、

そして、妊娠していた。

始末したレプリカントは、最後にこんな言葉を遺していた。

「奇跡を見たことがないから、そんなに淡々と仕事が出来るんだ」

レプリカントが妊娠する、という事実が明らかになれば、

人間とレプリカントの関係は崩壊する・・・! そう恐れたマダムは、

生まれたであろう、レプリカントの子どもを探す。

その中で、自分に植え付けられた記憶が真実であり、

自分こそがその子どもではないかと思い、自分の記憶を取り戻すために

デッカードの行方を捜すのだった。

そして、デッカードと出会うのだが、その場所は、Kを取り巻く様々な思惑に

筒抜けであった。

妊娠するレプリカントの技術の復活を目指すウォレス社のレプリカントが、

Kとデッカードを襲う。

ところが、連れ去られたのは、サンプルであるはずの、レプリカントの子どもである自分

・・・ではなく、デッカードだけであった。

Kは、真実を知り、そして、デッカードを助けるために、ウォレス社の車を襲撃するのであった。



という、お話でした。

およそ30年前に作られた「ブレードランナー」は8:2くらいで、

ダークな映画でしたが、この映画は一見、逆・・・2:8くらいな感じで、

明るめというか、エンターテイメントとして受けるように作られているように

見せている感があります。

でも、だからこそ、すごく難しい仕上がりになっているなぁと思いました。

全体を通して、雨が降っていた前作とは違って、雨は上がっている場面もあるんですね。

でも、なんだか、白っぽい大気。弱い陽光、生き物の感じのしない世界。

そして、メッセージが詰め込まれているようで、読み取るのはすごく難しい感じでした。

私が捉えたものは多分、ごく一部ですが、そんな感じに感想をかきますね。

まず、登場人物の配置が秀逸。

前作に踏襲して、人物を置いている安心感と言いますか、ブレードランナーの世界なんだな、

という安心感でスタート。科学者ウォレス、折り紙の退任警官も出てくる。

敵となるウォレス社のアンドロイドも現れる。

そして、主人公、レプリカントのKと、AIホログラムのジョイ。

この2人にはやられたなぁ、と思いました。

前作は、人間とレプリカントの2人だったのに、一段希薄になっているわけです。

でも、この2人は、恋のようなものをしている。

Kは、子どもを殺せ、と言われたとき、「生まれた者には魂があると思う」

という。では、魂がないと思っているジョイに

恋をしている自分は何だと思っていたんだろう、と。

何故人のように過ごしているんだろうって、思うわけです。

そして、敵のレプリカントのラヴにしても、自分が一番愛されたいという嫉妬の塊のようで

本当に、みんな人間らしいんですよね。

もうね、どうしたら自分が人間なのか、分かりませんね。

人間であるマダムが、出産するレプリカントを潜在的に恐れたのは、

そういうところでもあったのかも、と思いました。

そういえば、3時間近くもある映画の中で、人間はほとんど出てきませんでした。

今の現実社会において人間は、随分と淡泊に生きている人が増えているのかも?

奇跡を信じられないのは私たちも同じなのかもしれない、と思ったり。

ああ、あと、ハリソンフォード演じるデッカードがレプリカントなのか、

そうでないのか? というファンの間での議論ですが、

レプリカントから子どもが生まれるということ・・・

確かに、観る前は、デッカード、年取っちゃうじゃん!

レプリカント年取らないやろ! もう、出る時点で人間確定やん!

って、思ってましたけど、レプリカント、別に年取ってもいいじゃないの。

しかも、(レイチェルと)出会ってすぐに恋に落ちるというのは、

すべては仕組まれていたんじゃないのか? とまで言わせてしまう。

そうそう、平成風に言うと、年を取るホムンクルス(ハガレンより)って、ありかよ。

みたいな感じですよね。

そんなわけで、真実は分かりませんでしたが、

デッカードさんは、堪え忍んで30年を生きて、そして、

その間に、随分と身体を鍛えていました。

昔より強いんじゃないかな(苦笑)、というくらいに。

というわけで、謎にはあまり触れず、これはこれで、という、

新しい物語を楽しむことが出来ました。

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なかまくらです。

お給料をもらうから、贅沢な食事が出来るんだなぁ、ありがたいなぁ、

と、たまに思うんですよね。たまにですけどね。

現金なことです。すきやきです!

大仁牛なる、美味しいという噂の牛肉をMOAの農場の販売店にてGET!


準備はOKだ! 最近は、年に数回しか使わない電気鍋さんは、

もう8年来くらいのおつきあいになってきました。

向こうを引っ越す直前は、食パンとかも焼いていました^^;

さて、本領発揮!


・・・おいしい。

お肉に深みがある・・・甘みというか、深みがある。

・・・ボキャブラリーの貧困さよ!




あ、そうそう。

明日から、修学旅行に行ってきます。

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なかまくらです。

先週の広島に行ったときの写真とかです。


出発に先立ちまして、いつもの儀式。

そう、2日間とか、家を留守にしますと、帰ってきたときに、排水溝のいやーなにおい、

しますよね。そこで、これ。



排水溝を鍋でふさぎます。結構効果ありますよ。オススメ。



広島と言ったらお好み焼き。



お好み焼きは、”ほくと” で食べました。

中にとろとろの牛すじ肉が入っていて、ちょっとすき焼きっぽくもある。

不思議な味わい。”ほくとスペシャル” プロレスの技みたいだと思ったのは、

私だけではないはず・・・。




泊まった部屋。



ヴァン・コーネルというホテル。安かったんですよ~。

しかも、チェックインの時に気付いた。劇場の隣のまねきねこの隣。

めっちゃ近かったです。

ただ、まねきねこの隣のせいでしょうか。

カラオケ店って、結構、酔っ払いながら来て、トイレでお”えぇ・・・! している人、

多いですよね。そのせいか、そこはかとなく、そう、そこはかとなく、

最初、ホテルに入ったときにそのにおいが、したような?

・・・一瞬で慣れて分からなくなりました。人間の順応性はなかなかのものです。

で、部屋ですが、なんか、このやや広いけど、私のアパート(14畳+6畳)に比べて

圧倒的に狭い部屋をみて、ああ、これくらいでもいいなあ、と。

別に広い部屋って、スペースがある分、ものが増えるだけで、

もっとこじんまりと生活してもいいなぁと思うのでした。

ハムスター願望、かもしれない。

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なかまくらです。

作風を広げたい! ということで、いろいろ試行錯誤中。

どうぞ。


「月がきれいだ」

                  作・なかまくら


「ああ、月曜日ってさ、月に帰りたくなるよね」
初め、唐突に彼女はそう言った。彼女は今日に限って、浴衣を着てきていたし、僕も血迷って、タキシードだった。自分の意味不明な恰好に気付いた僕たちは、駅のホームで互いをひとしきり笑って、人気のない、小高い山の上の公園を目指した。
夏の夜の生ぬるい空気を切るようにして、階段状に並べられた丸太に足を伸ばしていく。
「草履、大丈夫?」
「あー、火照って、熱い熱い・・・。その恰好こそ、どうなのよ」
ぷぷっ、と、彼女は今日初めて駅で会ったときの可笑しさを思い出したのか、口を丸めた手で押さえて笑った。僕は真顔になって、笑う彼女を見る。すると、彼女はますます笑って、幸せを運んでくれる。彼女は水のようで、僕はそこに佇む一本の木のようだと、感じる。心に彼女の楽しさが染み渡ってきて、僕は遅れて綻んでいく。
ばらばらに解けた金糸を使うなら、贈り物は何だろう、と彼女にぴったりな何かを探してみる。革靴が落ち葉を踏みしめて、その足元を前後左右して、土の上をアリたちが、女王への贈り物をせっせと運んでいくようなそんな気がしてくる。
「すっかり日が落ちたね」
「きれいだね」
「うん、」
この次だ。この次に彼女は、決まってこういうのだ。「月曜日ってさ・・・」
それを合図に、雲間からまんまるお月様が現れて、シャランと錫杖が振られて音をこぼす。彼女の浴衣はあっという間に天衣無縫の羽衣へと着せ変わり、内側から薫風のわき上がるように、ひらひらとその衣のすそを絶え間なくたなびかせていく・・・。
そんな風に彼女が月を見ているから、僕はいつも慌ててこう言うことにしている。
「じゃあ、火曜日はどうしようか」
そう言うと、彼女は急に真剣な顔になって、
「うーん」
と言って、僕はその横顔を見ている。

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なかまくらです。
劇団群青「潮時」観てきました。


観に来ませんかー?? とお誘いを受けたこと、
それから、さいわいなことに、自分の授業がひとつもない金曜日だったことから、思いきっていってしまおうと。まさに、潮時? 行ってきました。
あらすじ
立花と雪平と三日月は、高校の同級生だった。
雪平がある日、急に立花を訪ねて来る。
「遊びに行こう」と言って、「三日月も誘ってね」と言って。
鳥取砂丘に2人は行くが、その途中で、雪平は、三日月の真実を知る。
三日月のいない、知らないうちに死んでしまっていた三日月。
自殺だった。
三日月がいないだけで、何を話したらいいのかわからない2人。
何故、あのとき、という後悔が2人を苛む。
鳥取砂丘まで行って、もう2人で会うのは最後にしよう、
なんて、2人はそんな気分になっていた。
ここらが潮時なのかも知れない。
潮時というのは、引き際という意味じゃないんだと、
三日月が言っていたのを思い出す。
潮時というのは、それをするのに、
ちょうどいい時のことを言っている言葉なのだ。
2人は、砂丘の先に海を見る。三日月の行きたいと言っていた砂丘の先には、
海があった。そして、立花は、三日月が死んだことがようやく実感できたのだ。
2人は、遠くにある点同士。2人は、遠く離れていくけれど、
再び会う約束をする。
そんなお話でした。


やー、なんというか、心が苦しいお話でした。
すごく共感できるお話だったというか、あるところでは、三日月の「なにやってるんだろう」という感じに共感し、そして、自分のしばらく会っていない友人が三日月みたいに、なっていないか心配になるし、自分が「死にたい」と思ったときに、周りはどう思ってしまっていたんだろうな、と思ったり、ぐるぐるぐるぐる、いろいろな思いが浮かんでは消えていくような、そんな感じがしました。
また、生き方の問題。社会人になって、仕事して生活しての繰り返し。交遊関係は増えないし、あの頃、楽しかったほど、いま、楽しいかな? あの頃の楽しかった最高地点から、ゆっくりと下降しているだけじゃないかなって、常に思うんですね。まるで、その燃えかすを少しずつ片付けて、生きているみたいな、そんな風に感じてしまって、その距離感に苦しくなりました。
まあ、そんな苦しい思いに名前が付いたと言いますか、それを形作ってくれたこのお芝居は、素敵だなあとも思うのでした。よく、思いを物語にできたなぁと、感嘆、という感じでした。
お芝居も、役者さん、それぞれ巧みで素敵でした。立花くん役の和俊くんは、学生時代から私は大ファンなんですね。彼の哀愁とか、思慮深さとか、お芝居していると香りたって来るものは、すごく魅力的なんですよね。ブランクを感じさせないというか、大人の味わいが増していました! 雪平さん役の大内さん。たぶん、お芝居観たの初めてかもしれません。観たことないきがするのですが、演出の三村さんになんか似ている気がしました。このお芝居、雪平さんは、多分に三村さんの分身だと思うんですよね。それを自分のものにしていました。ちょっととぼけた感じのキャラクターは、役割的ですが、すごく人間味のある感じになっていました。三日月役の藤井くんも雰囲気があって、内向的なキャラクターを実に上手に演じていました。
このお芝居、喫茶店でやったので、すごく狭かったんですよね。
でも、もうちょっと、距離をうまく取れたらよかったのかなぁと思ったりもしました。
たぶん、視界に同時に入ってこない二人って、遠くにいるように見えるんじゃないかなと思ったりもします。ああ、後ろから観たら、ちょっと離れているだけに見えてしまうかも知れませんが。砂丘の写真は良かったですね。三日月くんの影が落ちて、それで、いなくなって。二人が見るその写真は、三日月の遺影のようで。そして、どこかSFチックでもありました。絵として素敵でした。あとは、ちゃんと雨とカレーのノルマもクリアーして、満足できました(笑)。
群青さんも、第4回公演。日本全国から集まってきて、お芝居をするってすごいなぁ、と思います。帰り道、役者の一人が「いまからこの足で大分帰るんです!」なんて、なんて忙しい! 明日の10時から仕事だぜ! なんて、まだまだ甘かった私。勇気付けられました。みんな頑張っているんだ! 死ぬなよ! 本当にここしかないという時間だったんだなぁと思いました。そろそろ集まってお芝居やろうよっていう潮時。三村さんという人が、やるから来てよ! って言って、みんなが集まる潮時。みんなが寄せては返っていく、またねっていう時。おめでとうございます! また、いつか。
  





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