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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

にんまりとした笑顔

なかまくらです。

夜。近所にできたハンバーガー屋に行ったら、

南米系のお国の夫婦が注文をしていました。

英語でなにやら注文をしていて、時間がかかるかな・・・?

と思ったら、注文が終わったみたいで、支払いをはじめたので、

何にしようかな、とメニューを眺めながら待っていました。

とりあえず、人気No.1のハンバーガーを選んで、受け取りの側に

移動すると、先ほどのご夫婦の旦那さんの方が注文の続きを始めたではないですか。

どうやら、自分たちは時間がかかると思って、

先に注文させてくれたようだったのでした。

紳士だ・・・。


「ありがとうございます、THANK YOU!」

と、謝意を伝えると、にんまりとした笑顔で応えてくれました。

この日は、いろいろと仕事で嫌なこともあった日でしたが、

終わり良ければ総て良し。いい日になりました。





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「ウィザーズブレイン アンコール」読みました。

なかまくらです。

ウィザーズブレイン アンコール 読みました。
 
本編完結後の短編集です。それぞれについて、簡単に感想を。

●湯宴の誓い
世界再生機構の地下には、かつて滅びたシティの開発した惑星開拓ロボットが存在して、そのロボットは温泉を作っていて・・・。「温泉がいいと思うの・・・」と新しい施設の提案をしていたファンメイとエドがその調査に乗り出したのだが、惑星開拓用ロボットなる現在に必要な技術が発掘されるというお話。
●ハッピーバレンタイン
フィアは月夜にバレンタインの存在について相談する。どうやら、好きな男の子に対して、フィアはバレンタインという失われたイベントを通して想いを伝えたいらしい。ところが、フィアが見つけてきたかつてのバレンタインの画像は、豆を鬼に対して投げつけるイベントで・・・。というお話でした。途中で、真昼兄が現れ、チョコは用意したのか? という一言で、鬼の面をチョコレートで作り出したところでもう無理でした笑 文化の断絶とはここまでの悲劇を引き起こすのか、というコメディでした。
●正しい猫の飼い方
世界樹の暴走を防ぐために、その生体コンピュータとなったエドが、猫の幽霊と交流する話です。猫の幽霊は、世界樹に飲み込まれた猫が世界樹に飲み込まれずに生き埋めになっている仲間たちを救ってもらうために訴えるお話でした。情報制御理論では、存在というのは、物質世界と情報世界との2つの世界における存在から成り立っており、そのどちらかにだけ存在するものが幽霊、という解釈が現れて、大変面白い解釈だと思いました。面白かったです。
●最終回狂想曲
最終回を書くために、いろいろな漫画を最終回を作り出すマシーンに読み込ませて、最終回をランダムに生成するという物語。当時、刊行ペースは遅々として進まない中、何が最終回じゃー!! という思いで読んだ気がしています笑
●旅路の果て
錬とフィアは、雲除去システムを破壊し、世界の希望を奪ったものとして、それを襲う勢力をおびき出しつつ、世界を平和にする活動をしていた。その中で出会った親子は、人形遣いであることを隠して過ごす少女と、魔法士を憎む元シティ・ロンドンの総裁は仮初の家族であった。総裁であった彼女は、恨みをもちつつ、錬が万が一、自分の目の前に現れる日を待ち望んでいたのだ・・・。というお話でした。まさか、本編後の短編集で、こんな身を切られるようなシビアな物語が描かれるとは・・・。でも、このお話に出会えてよかった。後日譚だから、こういうお話もあっても良いな、というお話でした。
●そして物語は続く
セラが、妊娠したクレアに贈るものを考えていろんな人に相談するお話。けれども、結局は、自分が贈りたいものを贈ることに。そのとき、セラが思いついたのは、お母さんと最後に作った卵焼きでした。というお話。いろんな登場人物が現れて、セラが組織を超えて愛されているキャラクタなんだな、と思うエピソードでした。





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花瓶がないなら作りましょう

なかまくらです。

今日は卒業式でした。

今年度も副担任でしたが、花束をいただきました。


しかし、もらった瞬間がとっても嬉しい花束ですが、

その後どうするかは毎回どうしようとなっている花束です。

しかも、ちゃんと蕾もあって、ちゃんと花瓶にさせば、

しばらくお花を楽しめるのです。

水に混ぜると花が咲きやすくなる薬品も入っているのです。

感想は人間って怖い・・・ですが。


さて。

花瓶になりそうなものと言えば、インスタントコーヒーの空き瓶。

ところが、やっぱり小さすぎて倒れそう。

うーーむ。

そうだ、倒れにくくすればいいじゃない。

・・・というわけで、底面を大きくするような工作。



倒れにくくなりました。

分解も可能で、取っておけば繰り返し使えそうです。

そういえば、世の中にはいろいろな職業がありますが、

私の職業は、お花をもらえる職業なんだな、と思いました。

おわり。





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「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」観ました。

なかまくらです。

「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」観ました。



2002年に放映されたTVシリーズの劇場版です。

なにせ、放映後に劇場版あるよ! ・・・と告知はあったのですが、

それから何の音沙汰もなかったので、これはポシャッタナ・・・と思いきや、

こんなに時間が経ってから実現するとは・・・! という驚きとともに、

もちろん観てきました。


あらすじ。

TVシリーズでは、遺伝子操作されて優れた能力を持つコーディネーターと

自然分娩によって生まれるナチュラルの対立を止めるべく、

デュランダル議長から、「ディスティニー計画」が提唱された。

これは、遺伝子によって、それぞれの個人の素養が判断され、適切な職業に就くことになる、

という理念により、争いをなくすという計画だった。

しかし、それにより、人々の自由や未来は失われると考えたオーブやキラたちは、

このデュランダル議長の支配を退けたのだった。

その後、平和維持を目的としたコンパスという組織をオーブやユーラシアが出資して、

平和維持活動にあたっていたが、世界から紛争はなくなることはなかった。

キラは自分がやったことが本当に正しかったのか、苦悩する日々を送っていた。


そこに、ファウンデーション王国から、紛争を引き起こす首謀者の情報を提供する

との申し出があった。ところが、ファウンデーションでは、コーディネーターを超える

コーディネーターであるアコードを生み出しており、アコードによって、

人々を導き、デスティニー計画を復活させようとする野望があった。

策謀にはまり、愛するラクスとMSを失ったキラとコンパスのメンバーたち。

アスランの助けもあり、キラは再び立ち上がり、

ファウンデーションの野望を食い止めるために、

そして、愛するラクスを取り戻すために、戦うのだった。


というようなお話でした。

闘いが終わっても、紛争に終わりが見えない原因が、

人種差別にあり、ずっと制圧し続ける構図は、まさしく現実という感じで、

この問題にどう向き合ったらよいのか、というのは難しいテーマだと、

昔よりも強く感じるようになりました。

ディスティニー計画を否定した主人公たちは、

互いを愛し合い、それゆえに必要とします。

必要だから愛するのではなく、愛しているから必要なのだ、

というのは、この映画の主題なのだと思います。

能力的に優れた人間だったとしても、

それが、絆や愛を優位に進めるものになり得るとは限らない。

もっと複雑なものなんだよなぁと思わせてくれました。

フリーダムガンダムやジャスティスガンダムが撃破され、

その後に、旧型機でリベンジする展開、熱いですね。

そして、圧倒的な力を持つ新型機の登場も爽快感があります。

しかし、敵もさることながら、それに対応してきて、パイロットの技術を堪能しました。

ただ、00ガンダムのときにも思ったのですが、戦闘が早すぎて、

ちょっと何やってるか理解が追い付かないときがあって、

勿体なくも思うのでした。

あとは、厚みがありすぎて、感想を書いても、

うまく全体の面白さを表現できていないのが、この作品の良さを表していると思います笑

ともかく、面白かったです。

おわり。





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「仮面ライダーファイズ パラダイス・リゲインド」観ました。

なかまくらです。

少し前ですが、久しぶりの休日に3本、映画を観てきました。

順に感想でも。

まずは、「仮面ライダーファイズ パラダイス・リゲインド」観ました。

TVシリーズ放映20周年を記念して作られた作品でした。

あらすじ。

乾巧が崩壊しそうな身体を最後に、姿を消してしばらく時間が経った。

洗濯屋を続けていた真里と何故か生き延びていた草加は、

死後に怪物として人間が生まれ変わった姿であるオルフェノクの保護活動をしていた。

オルフェノクである海堂のラーメン店で働くオルフェノクたち。

政府に駆除対象とされるオルフェノクを守ろうとするのだが、

そこに、スマートブレインの社長の北崎望と新型の仮面ライダー ミューズが登場する。

まさに仲間のオルフェノクが殺されようとするとき、乾巧が、

スマートブレインのライダーとして登場する。


動揺する真里や海堂、草加たち。

人類とオルフェノクの共生という理想を抱き、戦ってきた乾巧はどこへいってしまったのか。

乾は死の際に立ち、もうどうでもよくなってしまったのだと告白する。


しかし、ミューズの策謀によって、最愛の真里までがオルフェノクとなってしまったとき、

乾巧はもう一度、ファイズとして立ちあがり戦うことを決意する。


そこに立ちふさがるのは、

北崎と草加(ふたりはなんと政府が派遣したアンドロイドだったのだ!)

旧式のファイズギアで2人からの猛攻を退け、一同はひと時の平穏を取り戻すのだった。



というお話でした。脚本は井上敏樹さん。

特撮界の巨匠が手掛けた安定感のある構成でした。

こういうのでいいんだよ、こういうので。

というのを、見せてもらえた満足感がありました。

それにしても、ファイズという作品は、私としては何とも言えない作品なのです。

TVシリーズで、人類との共存を望んでいた木場がオルフェノクとして生きることを

決意したりとか、乾巧が実はオルフェノクであったことが発覚したりとか、

衝撃的な出来事が多く、大どんでん返しのストーリーの読めなさや、

オルフェノク側のあり様が描かれていることが印象的な作品でしたが、

その一方で、乾巧という主人公の人間の信念というものがほとんど描かれていない

作品だなぁと思っておりました。

TVシリーズの最後に、啓太郎が、「世界中の洗濯ものを真っ白にしたい」

というようなことを言ったときに、乾も同じようなことを言って終わるのが、

特に印象的で、乾巧は、信念で動いているヒーローという感じじゃないなぁと。

真里を大切に思うという気持ちで行動する、個人に対する愛を持ったヒーローなんだな、と。

そう思っていた私が、この映画を見て、それはやはりそうで、

乾巧は敵側で登場してみたり、真里が危険になると、立場をコロッと変えたりする、

そういう人間的というか、弱い人間なんだな、と

そうやって描かれているんだろうな、と認識して、なんだかすごく納得しました。

そういう主人公だっていてもいいのかもしれないな、と答え合わせのような、

そういう作品でした。


おわり。





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