1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「フォールガイ」観ました。

なかまくらです。

「フォールガイ」観ました。

ライアン・ゴズリング主演のアクションコメディです。




スタントマンである男コルトが、自身がスタントをしていた男の失踪をきっかけに、

探しに行くことになる。その中で、過去にコルトに起こった不運なスタント事故の

真実が明らかになっていく・・・。というような、お話。



かつての恋人ジョディが監督となり、その初監督映画を何としても成功させたい、

という気持ちと、寄りを戻したいという定番の恋愛もの。

そして、信じられないようなアクションの連続。これ、スタントで撮影したの!?

というようなすごい動きの数々に、目を奪われました。

監督がスタントマン出身の人、ということで、アクションの完成度やアイディアは、

近年見たことのないようなものになっていました!

飛んでいるヘリコプターの足から反対側の足に跳び移ったり、

部屋の中でガラスを突き破って上の階から飛び降りたり、船着き場に突っ込んで大爆発したり、

などなど、とにかく見どころがたくさんありました。


作中で撮影していた映画は、

エイリアンとの恋愛と西部劇のような雰囲気のSF作品となっていて、

すごくB級の香りがするのですが、それもまた、コメディとしてのご愛嬌。


楽しい映画でした!







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「ONE PIECE FILM RED」観ました

なかまくらです。

「ONE PIECE FILM RED」観ました。

なんというか、ようやく観ました。

音楽映画、と聞いていて、劇中で何曲もフルで歌う、と聞いていたので、

それは、話が薄味になりそうだな~~と思って、

敬遠していたのでした・・・が、まあ、ついに見たのでした。

あ、主題歌はかっこいいですよ。
⇒ 【Ado】新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED) (youtube.com)



あらすじ。

映像電伝虫で、一躍有名になったウタが、初めての生ライブを開くということで、

世界中からファンが殺到した。その国はかつて音楽の国として栄えたが、

海賊によって滅ぼされたとされていた。

ルフィ達、麦わら海賊団も、そのライブに来ていた。

ウタが歌うのを見て、ルフィはその正体が、かつて赤髪海賊団のシャンクスと

ともに故郷のフーシャ村を訪れていた少女と一致することに気づいた。


ウタは、なぜ、赤髪海賊団を離れてしまったのか。


ウタのライブが進むにつれて、ウタが海賊を嫌い、海賊に苦しめられてきた、

世界中のファンたちを、嫌なことが何もない、夢の中に構築した「新時代」に

閉じ込めようとしていることが明らかになる。


潜入していた海軍や、世界政府の諜報員、海賊たちも協力し、

なんとか、その野望を阻止しようとするのだが、ウタの能力は、


夢の中と外とから、同時に干渉する必要があった。

外に残されている人はいるのか・・・。

ルフィは信じた。きっとシャンクスが来る・・・と。


という感じのお話でした。

思ったよりも、お話の骨子はちゃんとしていて、物語として楽しめましたし、

これまでの、出会って、敵のラインナップがそろって、こちらの海賊団のクルーと

対戦表を組んで戦う! みたいな、テンプレのストーリー構成でなかったため、

展開が読めず、まあまあ楽しめました。

SNSで流行した歌手が、どうなりたいのか、とか、

何を考えているのか、とか、

そういう、現代の若者の突拍子のなさのようなものを描いている感じが出ていて、

リアリティを感じました。それがONE PIECEという漫画において、

アリなのかどうかはさておき、こういうところから、新しい作家が生まれてくると思いますし、

野心的で良かったんじゃないかな、と思いました。


おわり。





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「オッペンハイマー」観ました。

なかまくらです。

そういえば、「オッペンハイマー」を見たのでした。



クリストファーノーラン監督の最新作です。

原爆の父として知られるオッペンハイマーの生涯を描いたこの映画は、

日本での上映がされるかどうか、検討されたのでしょう。アメリカでの公開から

しばらくしての公開となった映画でした。


さて。あらすじ。

オッペンハイマーは、ヨーロッパのいくつかの大学で、物理学を学んだ。

そこでは、ボーアや、ハイゼンベルグといった天才たちと出会う。

そして、祖国アメリカに戻ってきたオッペンハイマーは、量子力学で遅れていた

アメリカに量子力学の研究室を作る。

初めは学生が集まらなかったが、次第に集まるようになってくる。

それと同時に、オッペンハイマーは、労働者の自由や公平さについて、関心を持っていた。

しかし、それは共産主義的な思想であり、政府に睨まれることになる。

ところが、天才的な物理学者であるオッペンハイマーは、

マンハッタン計画・・・すなわち核分裂爆弾をドイツよりも早く作る計画の

トップに任命されることになる。外部との接触を厳しく制限され、

スパイと疑われた仲間は排除された。

共産党員の元恋人との関係を断ったために、彼女は自殺した。

妻との間には子供が生まれていた。

そんな中で、オッペンハイマーはついに原子爆弾を作り出すことに成功する。

そして、長崎と広島にそれは投下される。

そのとき、オッペンハイマーは人に戻ってしまう。

彼は太陽から火を盗んできたプロメテウスのような存在であったのに、

その火は、人を大勢焼き殺したのだ。罪悪感にさいなまれるオッペンハイマーはしかし、

そのとき、国の英雄であった。

原子力委員会の長に任命されていた。ソ連も遠からず、核爆弾をもつだろう。

ならば、アメリカは今度は水素核融合原子爆弾を開発しなければならない・・・。

オッペンハイマーは、憂慮していた。今度は互いの武器庫にその強力な武器が並ぶのだ。

そして、人はどんなに恐ろしい兵器でも使うのだということに。

しかし、オッペンハイマーは陥れられ、追放されようとしていた。

彼はかつて共産党員とつながりを持とうとしていた。

元恋人は共産党員であり、大学の教授時代の親友であった男も共産党員で今は亡命している。

そして、彼の弟もかつて共産党員であった。彼がソ連に情報を流していたのではないか。

疑念が渦巻く中、彼は結局追放されてしまう。

・・・しかし、そこにはストローズという政治家の暗躍があった。

彼は、確かに追放されてしまったが、ストローズが閣僚となることは阻止されたのだった。

彼の名誉は、後年、回復されることになるのだが、

それは彼のためではなく、彼の周りのための会なのだ。


というお話でした。

第一印象は、

序盤:量子力学で有名な物理学者が次々と出てきてワクワクした!

序盤2:恋多き天才物理学者のイケイケな生活を見ている!どうしたらいいか分からない笑

中盤:原子爆弾を作ろうとするうえで起こる政治的な問題に巻き込まれていく・・・。物理学を駆使したサクセスストーリーではなくなってきたなぁ。

中盤2:原子爆弾が爆発した! やり遂げたんだ・・・すごい!

中盤3:あ・・・これで終わりじゃない!? まだあと1時間あるのぉ!? 忘れてたけど、これ、クリストファーノーラン監督だったっけ。

終盤:罪悪感にさいなまれるオッペンハイマー。見てて苦しい。いや、とんでもないもの作っちゃったけどさ。

終盤2:共産党とのつながりを疑われて、どんどん追い詰められていく主人公・・・苦しい。

終盤3:まさかの反撃! ちょっとだけ救われた気分・・・。


という感じでした。

物理学、政治、恋、友情、家族・・・いろいろな要素が複雑に絡み合って、ひとつの物語を

なしていました。原子爆弾は計算上は、地球の大気に引火して、一度火が付いたら、

地球の大気がすべて燃え上がる可能性もあったかもしれないそうです。

そんな恐ろしい火を人類は使ってしまった。

そういう、恐ろしさと、祖国アメリカのために3年という歳月を費やした科学者たちの栄光とを

が、入り混じって、主義主張が曖昧な、けれどもそれぞれのインパクトが強く、

すべてが同時に迫ってくるような、そんな大量の情報に包まれたようなすごい映画でした。

おわり。





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ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ 観てきました。

なかまくらです。

ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ 観てきました。

TVシリーズの刀鍛冶の里編の最終話と柱稽古編の第一話を劇場での先行上映となりました。

いやいや、TVで観たやつを劇場でなんでもう一回、見るのさ!?

と思うのですが、これが、TVシリーズがすごく細かいところまで描かれていて、

劇場でも充分耐えられるというか、むしろ、劇場で観たい作品なのですよ。



あらすじ。

刀鍛冶の里編では、鬼を切ることのできる日輪刀を打つ刀鍛冶たちが住まう里が、

鬼に発見されてしまい、襲われ、それを守る戦いを描いた編になります。

最終回では、鬼になった禰豆子が太陽の光を浴びる危険に曝されます。

ところが、里の刀鍛冶たちも鬼に襲われていて、炭治郎は、

どちらかの命を選ばなければならない事態に陥る。

そのとき、日の光が当たらないように覆いかぶさる炭治郎を禰豆子は蹴り飛ばし、

自分を犠牲にする。無事に鬼を倒した炭治郎の前には、日の光を克服した禰豆子の

姿があったのだった・・・。

そして、日の光を克服した鬼が現れたことは、鬼の王・無惨が禰豆子を奪いに来る

ことを意味していた。これに対して、お館様と柱たちは、鬼殺隊の実力の底上げ

を決める。また、柱たちも、寿命と引き換えに大幅なパワーアップを得る、

痣の発現を目指すことになる。その中で、水柱・冨岡の隠された過去があることが示唆される。

また、風柱と蛇柱は、鬼たちの本拠地、無限城の存在を垣間見ることになる。


というようなお話でした。

柱稽古編って、原作だと数話だった気がするのですが、

とりあえず、第一話はとりあえず紹介という感じでした。

これが12話になるというのがイマイチ想像できていませんが、

無限城に突入するといよいよ最終決戦なので、

どこまでやるのかな~と楽しみに待つことにします。

おわり。





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「DUNE PART 2」観てきました。

なかまくらです。

「DUNE PART 2」観てきました。

監督は、「ブレードランナー2049」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。

PART1はこちら「DUNE/デューン 砂の惑星」観ました



さて。

SF超大作のデューンですが、過去に一度映画化やドラマ化されたものの、

そのスケールの壮大さとストーリーの複雑さのために、実写化が難しい作品

だったようです。

そして、今回の映画化のパート1を見た私の感想としては、

良くも悪くも、SF小説の古き伝統を踏襲した感じのお話だなぁと思ったのでした。

どこかにある資源に恵まれた惑星を舞台に政治抗争が繰り広げられる感じ。

現地人と開拓民の抗争などが起こっています。

さて。あらすじ。

パート1で、アトレイデス家の王子ポールは、惑星アラキスの統治権をかけた

ハルコンネン家との戦いからからくも、生き延びた。一族は母と自身を除いて全滅し、

ポールは、先住民族であるフレメンの元へと飛び込んでいく。警戒するフレメンであったが、

ポールはフレメンたちの中で信仰されている英雄であるかもしれない、ということで、

試練を受けながら、ともにハルコンネン家と戦っていくことになる。

一方、特殊な能力をもつ血統であった母もまた、フレメンの新たなる教母となって、

ポールを英雄とする信仰を強めていった。

ポールは、しかし、自身の能力の覚醒を恐れていた。未来が見えるその能力が見せるのは、

多くの民が不幸になる未来。そして、最愛のチャニの死であった。

しかし、ハルコンネンは、フレメンに対しての攻勢を強めており、

ポールは決断を迫られることになる。南部へ逃れたポールは、英雄として立つことを

決め、そして、ハルコンネン家および皇帝を打ち倒す。

しかし、皇帝を打ち倒し、その娘との政略結婚を決めても、

他の惑星の領主たちは、その即位を認めなかった。

ポールは戦いの継続を決定し、各惑星の領主たちとの戦いへと明け暮れていくのだった。


というようなお話でした。

最近、仕事が忙しく、見に行こうかどうか、結構迷っていたのですが、

見て良かったな、という出来でした。

SFの大作として、十分に世界観に耐えうる映像でした。

政治的な部分は、すごく複雑で、

なんというか、どの人も自分の勢力のことしか考えていないので、

あんまり気分のいい展開ではないのですが、

人間ドラマのパートはすごく胸が苦しくなる感じでした。

ポールが英雄になることを恐れることも、

ポールとチャニが惹かれあっていく過程も、

英雄となるために、チャニの存在が必要不可欠であったことも、

チャニが、変わってしまったポールから離れていくことも。

180分、十分に楽しめました。

よくできたドラマでした。面白かったです。





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