1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「ウトヤ島、7月22日」観ました

なかまくらです。

「ウトヤ島、7月22日」観ました。

職場の同僚からの勧めで見たのですが、これはなかなか大変な映画でした。



ウトヤ島で政治的な思想について語り合うサマーキャンプをしていた若者たちは、

突然の銃声に驚く。

何者かが銃を乱射している。

逃げ惑う男女。

妹エミリアとともに参加していた姉のカヤは、その最中で、

エミリアとはぐれてしまう。

何人の犯人がいるのかわからない。どこにいるのかもわからない。

そんな状況で、カヤはエミリアを探しに行く。

たくさんの知らないキャンプ参加者と一時的に行動を共にし、

エミリアを探すために別れていく。

そして、いよいよ海岸に出たとき、救助がやってくる。

けれども、そのとき、カヤは撃たれてしまう。

その頃、島を離れる救援ボートに乗っている妹のエミリアは島を眺めるのであった。


という・・・ちょっと感情のやり場のわからない映画でした。

途中まで、政治を担う若者たちに対する軍事演習のようなものを

しようとしているのかな、と思っていたのですが、

どうやら実話をもとに作られているそうで、

本当にそういう銃撃事件があったそうです。

そのため、あまり救いがあるわけでもなく、若者たちが死んでいく。

カヤを追う視点カメラで追っていくので、

起こっていることの全容がわからないまま、時間が進んでいきます。

その分からなさが、この映画を、観客にとって、

物語ではなく、事態の進行を見守る役割に置こうとしてくる。

そういう挑戦的な映画でした。

おわり。





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