なかまくらです。
「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア」観ました。
「ソードアート・オンライン」は、五感を使って楽しむゲームの黎明期に起こった事件を物語にしています。
ゲームにログインしたものの、開発責任者の茅場によって、ログアウトができない仕様になっており、ゲーム内でライフポイントが0になると、ゲームをするために被っているナーヴギアを通して、高出力の電磁波が発生し、現実世界でも死んでしまう、という設定。ログアウトするための条件は、ゲームを完全クリアすること。
友人の誘いでこのゲームに参加したアスナを主人公に、友人ミト、凄腕のβ版経験者のキリトを中心にゲームの完全クリアを目指してダンジョンを攻略していく。
というようなあらすじです。
TVシリーズも100話ほどあったのですが、最後のアリシゼーション編が冗長で残念な感じだったのですよ。監督は小野学さんで、これが面白くなかったのに50話もあったのです(もったいない...)。そして、劇場版はこれまた、ほとんど監督経験のない人で、うーーーーん、と思って、そのままになっていたのです。
「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」見ました。でもまあ、配信なら見てみようかな? ということで、見たわけです。
新キャラクター・ミトを加えて、始まったプログレッシブですが、
テレビシリーズ12話を引き延ばしていくスタイルなのかな?
よく言えば、丁寧に描かれていくということかな?
と思っていましたが、よくできていました。
テレビシリーズがキリト視点で進んでいったのに対して、
アスナ視点で進んでいること。
新キャラ・ミトの誘ってしまった後ろめたさ、見捨てて逃げてしまう人間的な弱さ、アスナとミトのそれぞれの葛藤など、うまく物語として辻褄があった状態で膨らめられていました。
かといって、キリトが美化されていたりすることもなく中立な立場で描かれていて、好感が持てる作りになっていました。アリシゼーションのグダグダ感もなく、良い出来でした。
SAOに求めていたのって、ド派手な戦闘じゃなくて、話の展開の面白さなんだなぁって、ことだとあらためて気づきました。
ここからシリーズ化されるとのことで、本作は、1層のボスを倒すところまででした。
次回も楽しみです。