1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」観ました。

なかまくらです。

ようやく仕事納めになりまして、

隙間を見つけて観に行っていた映画とかの感想をぼちぼち書いていこうかなと思います。
「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」観ました。



エウレカセブンとは、16年前にテレビシリーズが放映されたアニメです。

スカブコーラルという植物?岩石? みたいな生命が散布するトラパーを掴んで

空中でサーフィン(リフ)ができる世界で、少年レントンがゲッコーステイトという

リフのプロの集団に憧れる話。ホランドのカットバックドロップターンを真似する日々。

ある日、レントンの家にリフで飛べるロボット(LFO)が落ちてくる。

そのパイロットはエウレカという美少女だった。

レントンはエウレカに恋をする。

そして、彼女について行くとそこはゲッコーステイトだった。

喜ぶレントン。でも、現実は夢とは違った。

世の中に出てみれば、ゲッコーステイトでは理不尽な仕打ちを受けるばかり。

華やかなリフをする一方で、彼らは戦争をしていた。

軍が隠すスカブコーラルの正体。かつて起こった「サマーオブラヴ」とはなんだったのか。

エウレカという生命体はどこからきた何者なのか。

選ばれたレントンと選ばれなかったホランド。

スカブコーラルを殲滅するために、軍部を掌握するホランドの兄デューイノヴァク。

暴走したスカブコーラルに飲み込まれていくレントン。

全身が緑色のコーネリアンのような姿になるエウレカ・・・。

そして最終回・・・なんですが、当時、放送時間がずれて観れなかった覚えがあります。

ただ、こんな絵を見たことがあるような・・・。あれ、レントンって生きてるっけ??


だからこそ、ずっと気になったままになっているのかも。

そんな作品ですが、劇場3部作で制作されると言うことで、追いかけることにしたのです。

「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」観ました。

「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」観ました


1作目は、レントンの話。テレビでは家出したレントンが逃げ込んだレイとビームという二人の賞金稼ぎと過ごした数日間を描いた部分を大きく切り取って、2時間の映画にした作品でした。いろいろとやりたいことはあったのでしょうが、謎のちりばめ方が雑すぎて、テレビの映像を切り貼りしただけみたいになっていて残念なスタートでした。

2作目は、押しも押されもしない傑作でした。1作目の落胆からもう観るのをやめようかな・・・と思ったけれども、追いかけて良かった2作目でした。もうひとりのスカブコーラルの子(?)のように描かれていたアネモネが登場します。アネモネはスカブコーラルの中に侵入し、拡大を続けるスカブコーラルを止めようとするお話でした。その結末でスカブコーラルの中に閉じこもっていたエウレカを見いだし、現実世界に連れ出すことに成功するのでした。

そして、3作目。本作になるわけです(ここまで長かった・・・笑)

現実世界に引っ張り出されたスカブコーラルの中の人間たちと現実世界の人間たちの確執を抱えつつ、融和の方向に少しずつ動き出している世界。エウレカもアネモネも大人になろうとしていた。エウレカが持っていたスカブコーラルを生み出す力(”EUREKA”)は失われ、KLFのパイロットとして、アシッドという組織で政府に仕える立場になっていた。そこに現れる”EUREKA”の力を持つ少女アイリスと彼女を狙う組織の存在。そして、超能力に目覚めたデューイノヴァクの襲来。エウレカはアイリスを守りながら、アシッドの基地まで戻ろうとするが、アイリスを奪われてしまう。アイリスを救おうとしたエウレカは、スカブコーラルという空想の中に閉じ込められた世界で生きてきた彼らの苦悩を知る。そして、その人々によって大規模な殺戮が行われようとしてた世界を救おうと力を振るう。すると、スカブコーラルに閉じこもるきっかけとなったレントンの死・・・その死んだはずのレントンが現れる。「やっと会えた」って。そして二人は結ばれて星に落ちていく。

そんな終わり方でした。(内容には私の想像や妄想が多分に含まれます)

ううーーーん、空白が広すぎる!!

というのが一番に出てきた感想でした。

2作目ANEMONEの終わりに現実世界に戻ってきたところでレントンが出てきたときの、あの期待感と高揚感をどうしてくれるのか。

ああ、ここから、ついにTVシリーズで描かれたボーイミーツガールが始まるんだなと思ったら、20年経って、レントンは死んでいるという現実。

そして、こんがらがっているのは、スカブコーラルに閉じこもるきっかけになったはずなのに、戻ってきた世界はまだレントンが生きている世界という謎。いや、生きているはずはないのだとしたら、あのレントンは誰だったのか、そして、1作目のレントンはなんだったのかというエウレカセブンのパラレルワールドの沼に嵌まってしまうのでした。

今作はタイトルから和kるように、エウレカの物語であったことは百も承知なのですが、それを知った上で、子ども特有の我が儘で言うことを聞かないアイリスを受け入れようとするエウレカにも、レントンという心の支えが必要だったように思いますし、戻ってきてもう一度会おうとしてくれているレントンの存在をエウレカが認識できていたなら、物語にもっと説得力が生まれたような気がするんです。あとは、大事なところでレントンに駆けつけてほしかったなぁ。。

それから、音楽。TVシリーズの音楽が持っていたウーハーを付けて聞きたいような浮遊感が失われてしまったような気がして(主題歌も1、2に比べると3はちょっとピンとこなかった)、監督も私たちファンも歳を取ったなあとしみじみと思うのでした。

まあ、あれこれ書きましたが、見終わった直後よりは大分理解が進んで、悪くなかったんじゃないかなって思う映画でした。

映画は、席はE-7で見ましたよ。


おわり。





拍手[0回]

「攻殻機動隊 新劇場版」観ました。

なかまくらです。

「攻殻機動隊 新劇場版」観ました。



焼き直しなのかなー?? と思ったら別の話でした。


草薙素子は0才から義体である。

国家が軍隊を民営化したことで、企業が軍隊を持っており、

もはや国家というものが何をする組織なのかわからなくなりつつあった。

電脳が発達したことによって、それを利用した様々な犯罪が起こっており、

人間も全身義体であったり、部分的に義体であったりした。

脳にアクセスされることによって、偽の記憶を植え付けられ、別人として

操られていたり、遠隔操作されているような場合もあった。

いま、この電脳の発達した社会に訪れようとしていたのは、デッドエンド。

義体のアップデートのできない人間が大量に発生する危険性があった。

これを阻止するために、技術の革新を遅らせる方法が考えられていたが、

これには反対意見もあった。

攻殻機動隊は、国家直属の組織であり、電脳を利用した犯罪に対して、

超法規的に解決を試みる組織であった。

草薙少佐をリーダーとし、はぐれ者たちで構成されたメンバーは、

少佐から「パーツだ」と呼ばれる。必要のないパーツはパージする、と。


あるとき、事件が起こる。

国家における軍組織の格下げに反対する武装勢力による人質事件であったが、その解決にあたっている最中、

少佐の育った研究施設で一緒に育ったクルツが殺された。

彼女は現職の総理大臣の補佐をしており、爆発に巻き込まれたと見られていた。

その裏に、人質事件の中で見かけた少女の同型義体:ファイアスターターの存在があった。

その影を追う中で、巨大なスポンサーが浮かび上がってくる。


草薙少佐は、その大きさに、部隊の全員をパージすることにする。

「自分の魂(ゴースト)に従え」と言い残して。


一人で任務を遂行しようとするが、軍組織との圧倒的戦力差の前に、

倒れる。そこに、部隊の全員が駆けつける。


ファイアスターターを追い詰め、クルツを、そして、その黒幕達を始末して物語は終わります。



ドンパチが派手でした。アクションも動きまくりますが、ちょっと多かったかな。

これだけ機械化された世界で、最後に何かを決めるのは自分の魂(ゴースト)であるべきだ

というのが、この物語の根幹になっていて、魅力的なんですよね。

自分にはゴーストがあるだろうか? と問いかけられるような、

そんな物語だな、と思いました。





拍手[0回]

「最高の人生の見つけ方」観ました。

なかまくらです。

誕生日だったので、何か映画でも観ようかな、と思い、

買ったままになっていたDVDから、チョイス。

「最高の人生の見つけ方」観ました。



あらすじ

ガンで病室に運び込まれた大金持ちの実業家。

同室の男は、自動車整備工で、こちらもガンで余命幾ばくもない。

二人は次第に打ち解けていくが、いよいよ検査の結果が出る。

余命6ヶ月の宣告。

そのとき、自動車整備工の男が、”棺桶リスト”(死ぬまでにやっておきたいこと)

を書き記していた紙を実業家が拾う。そして、それに書き加えていく。

スカイダイビング、ライオン狩り、荘厳な風景を見る、マスタングに乗る、

泣くほど大笑いする、世界一の美女にキスをする、・・・

「これをやろう。ここで静かに横になっているんじゃなくて、」

二人は、これを実行に移す。幸い、実業家は金持ちだ。

二人はたった3ヶ月だったが、大いに笑い、親友であった。

そして、大切なものを取り戻したと感じた二人は、リストはまだ埋まっていなかったが、

アメリカに戻る。

自動車整備工は、妻への思いを確認し、

そして、実業家は・・・。

実業家には、4人の元妻がおり、そのうちの一人との間には、

絶縁している娘が居た。

自動車整備工の男が先に倒れ、手術に向かうその間際に、

リストを実業家に渡す。

そこには、かつて自動車整備工の男レイが書き、

実業家エドワードが怒ったその一文があった。

「娘に会いに行く」

強がりばかり言っていたプライドの高いエドワードは、しかし、

娘と、その子どもに会いに行く。

「彼と過ごした日々は、私にとって最高の日々だった」

人と深く関わることなく生きてきたエドワードは、レイの葬式でそう弔辞を述べるのだった。



というお話でした。

たった97分の映画でしたが、とても良い映画でした。

なんでしょうね。こういう、まじめに仕事をしている人が、

ひょんなきっかけから、世界に飛び出す・・・みたいな話が、

私の好みなのもあるとは思うのですが、

「泣くほど大笑いする」なんてあったかな・・・?

そんなことを思わせてくれる映画でした。





拍手[0回]

「ハドソン川の奇跡」観ました。

なかまくらです。

「ハドソン川の奇跡」観ました。

TV放映されていて、すかさず録画。

実は予告を観て、映画館に観に行こうか迷った作品でした。



これは実際にあった物語。

離陸直後に、両翼のエンジンがバードストライクによって停止。

近くの空港へ引き返すか、それともハドソン川へと不時着水をするか。

川の温度は5℃。

機長は選択を迫られる。経験豊かな機長は、着水を選択した。

その結果、乗員乗客155名が奇跡の生還を果たした。

この不時着を成功させたのは飛行歴42年のサレンバーガー機長であった。

しかし、国家安全運輸委員会からは、機長の判断ミスを疑われる。

離陸直後ならば、空港に戻ることができたのではないか。

正しい判断をした、と振り返る機長であるが、繰り返される質問に、

不安を募らせていく。

コンピュータによるシミュレーションも、空港への帰還は可能だった、と判断した。

しかし、フライトシミュレーターは・・・?

人が乗り、事故を再現して行ったシミュレータでは、帰還はできなかった。

機長の判断は正しかったのだ。不時着水まで、たった208秒の出来事だった。


というお話でした。

まあ、うまく伝えられません笑

トムハンクスが主演をつとめた作品で、心温まると言いますか、

大きな山場はあまりないのですが、引き込まれるように観てしまう良作でした。

正直、クリントイーストウッドが監督だったので、事故を知らなかった私は、

全滅エンドも覚悟していました笑

イーストウッドさんは、ミリオンダラーベイビーの時から、

ハリウッドの虚淵さんだと思っていますので笑

そんなわけで、良い映画でした。





拍手[0回]

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」観ました。

なかまくらです。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」観ました。




今更ですが、感想を書いておこうと思います。

ネタバレも良いよね?

もはや若干うろ覚えになっていますが笑


コロナ禍で、観に行くかも迷ったのですが、

まあ、行くしかないベ? と思い、観てきました。


「Wille(ヴィレ)」の行動によって、サードインパクトは不完全な状態で停止した。

しかし、ほとんどの領域は、人の住めない状態になってしまっていた。

冒頭のシーンでは、その状態からの復旧技術があることが示される。

妨害する使徒もどき。それを退けて、復旧させ、物資を回収するWille。

一方、シンジは、カヲルを失ったショックから、何もする気のない廃人のようになっていた。

そんな彼らが行き着いたのは、第三村であった。

そこは、人が住めるように復旧された場所であった。

そこで生活するかつてのクラスメイト・・・トウジ、ケンスケ、ヒカリ達。

父親となっていたトウジや村を支えるケンスケはシンジにいろんなアプローチをしてくれる。

そして、アスカやレイ(のコピー)の支え。

彼らの優しさに触れ、シンジは、エヴァに再び乗ることを決意する。

そして、父との決着へ向かう。

父はヒトではなくなっていた。

父との対話がようやく実現し、シンジは両親によって、

現実世界へと返されていく。


彼らは、ようやくエヴァの呪縛から解放されるのだった。



・・・というわけで、ついにエヴァンゲリオンが完結しました。

どうせ、今回も終わらないんでしょ?

という思いもあったのですが、いろいろなことに決着をつけてくれる映画となっていました。

エヴァの呪いによって、大人になれないエヴァパイロットのアスカ、シンジたちは、

まるで私たちのようでした。

ちなみに、第三村のモデルは、天竜市二俣のあたりがモデルらしいです。


そして、碇ゲンドウの立場からの独白も入りました。

このあたりはTVシリーズぽく、TVアニメでやりたかったことがようやくできたのでは?

と思いました。

 序、破、Qの一挙放送の後、TVシリーズを見直したのですが、

TVの焼き直しだと思っていた「序」「破」でありましたが、

TVシリーズとは別物だなぁと思うに至りました。

そう思って劇場版を観てみると、

一つ一つの行動の機微を追いかけていて、ロボットアニメという印象はなかったのですが、

劇場版では、少し客観的な作品になっていたように思います。

それが、ゲンドウの独白へとつながったのではないかと思います。


そんなわけで、

満足のいく完結作でした。

最後まで作り上げてくれたスタッフに感謝を、伝えたい作品でした。

おわり。







拍手[0回]

カレンダー

05 2025/06 07
S M T W T F S
2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

アーカイブ

フリーエリア

ブクログ



ブログ内検索

コメント

[11/24 なかまくら]
[11/18 きょうとのせんぱい]
[04/07 なかまくら]