1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「メン・イン・ブラック インターナショナル」観ました。

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なかまくらです。

放置したままになっていた映画の感想を簡単に。

「メン・イン・ブラック インターナショナル」観ました。



超秀才の女の子が宇宙人から地球を守る組織を探して、

ついにMIBにたどり着き、エージェントMとなる。

上司は、昔は優秀だったが、今は厄介なことばかりをするH、

その上司である伝説のエージェント"ハイT"の指示を受け、

Hとともにミッションに臨むが、

どうやら、MIBの中に裏切り者がいるようで・・・。

というお話。


なるほど。

最近、そういうリブート多いですね~、という物語の一つでした。

話は面白いんですよ。

ただ、なんか、別に続編じゃなくていいんじゃないか、

そして、続編じゃなかったらまあ凡庸といいますか。

そういうのが多いなぁと。面白いんですよ。

面白いけど、後に残らないといいますか。

うーーん。





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「海獣の子供」観ました。

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なかまくらです。

「海獣の子供」観ました。



あらすじを説明することすら難しい(笑

琉花は、ハンドボール部の仲間とうまくいかず、

部活への参加を禁じられてしまう。

琉花は、離れて暮らす父のいる水族館へふと行ってみることにした。

その水族館で、不思議な光る魚を目撃する。

それから琉花には不思議なことがいろいろと起こる。

ジュゴンに育てられた「空」と「海」と出会ったり、

「空」に隕石を託されたり、「海」がおかしくなってしまったり。

すべては大きな流れの中に巻き込まれていく過程であり、

海では、誕生祭と呼ばれるものが行われようとしていた。

海の生き物たちが集まってくるのだ。

「海」を追っていた琉花は、隕石をその場所へ運ぶ役割を果たすことになるのだった。

誕生祭は終わり、「空」も「海」ももういなかった。

琉花は、夏休みの前に喧嘩したハンドボール部の仲間と和解して終わる。


という・・・この、全然映画の良さを伝えられないあらすじなんですが・・・汗

まあ、簡単に言いますと、やられたっ!! って感じでした。

久しぶりに、生きることについて、突き詰めようとした作品に出会えました。

私もこういうのを書こうとしてたんですよ。今書いてるんですよ。

やられた。後世に残っていってほしい。

っていう感じ。

でも、言葉にするのは難しい。だから、物語にするのだし、

物語のすべてを通して、輪郭をおぼろげに描いて終わるような、

そんな絶妙な按配で、なんというか、すごい満足感でした。





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「ミリオンダラー・ベイビー」観ました。

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なかまくらです。

「ミリオンダラー・ベイビー」観ました(TV)。



あらすじ

フランキーは傷口の血を止める腕前は一級品だった。

ボクシングのトレーナーとして、世界チャンピオンを育てることにも成功した。

しかし、チャンピオンになる男は、その試合の直前に、別のマネージャーの元へと移った。

マギーは、貧乏な女だった。田舎から出てきていて、31才と年も取りすぎている。

母は生活保護を当てにしていて、弟は捕まって刑務所の中だった。

マギーはウエイトレスをしながら、世界チャンピオンになる夢を描いていた。

フランキーは初め、マギーが女だからという理由で断った。

しかし、マギーの強情さに負け、トレーナーになることに。

マギーは、その才能を見る見るうちに開花させ、

1年半後には、タイトル戦に臨んでいた。

タイトル戦の相手は、汚い試合で有名だった。

反則に対して、こちらも反則を繰り出す荒れた展開に。

相手は、こちらの反則に逆切れし、ゴングの後に殴り掛かった。

その結果、マギーは第一頸椎と第二頸椎を損傷し、

呼吸器なしでは生きられない体になった。

フランキーはそれを悔やみ、マギーの生きる道を探し求める。

しかし、床ずれの末、マギーは左足を切断。

マギーは、昔フランキーにした話をもう一度する。

亡くなった父と実家で飼っていたアクセルという犬の話だ。

アクセルは足が悪く、あるとき、父とアクセルは森に出かけて、父だけが帰ってきた。

その話を。

フランキーは信心深い男だった。

かつてトレーナーを務めていたボクサーの右目を失明させてしまった。

それに娘とももう何年も会っていなかった。

フランキーはそれを悔いて、教会に通い続けていた。

もし、マギーの願いをかなえれば、それは罪だ。

しかし、フランキーは、それを選んだのだった。

彼がその先どうなったのかは、わからない。


というお話でした。

うわー・・・また、観ちまった!!

というのが感想。ええっとですね、たぶんこの映画観たの3回目です(苦笑)。

なんで忘れちゃうんでしょうね。

頸椎を損傷するところで、毎回、あ、これ見たことあるやつだ、と気づく。

ひとつ間違えなければ、きっとマギーもフランキーも幸せになっていたのに、

なんでこんなに苦しい思いをする映画を観てしまうんでしょう。

でも、引き込まれるように、観てしまうのでした。

おわり。





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「ワンス アポン ア タイム イン ハリウッド」観ました。

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なかまくらです。

「ワンス アポン ア タイム イン ハリウッド」観ました。ネタバレ注意。




レオナルドディカプリオとブラッドピットが共演。

監督がクエンティン・タランティーノ。

なんか面白そうだぞ、と、周りからの評価を聞いて終映直前に観に行ってきました。

あらすじ

リック・ダルトンは、かつて流行ったTVスター。

西部劇で一世を風靡した。しかしそれから15年。

彼は悪役ばかり。ヒーローではなくなっていた。

クリフは彼のスタントマン。腕は一流だったが、妻を亡くし、風評を買っていた。

落ち目の彼らの家の隣に、

絶賛売れっ子のポランスキー監督と、新妻で女優のシャロン・テートが越してくる。

リックとクリフは仕事仲間であると同時に、深い友情で結ばれていた。

彼らは、仕事をこなしていく。

ある現場で、リックは共演者の8歳の少女と話す。

前日は朝までアルコールを飲んでいて、その日の体調は最悪だった。

少女は、「最高の演技をするために、昼ご飯を食べて感覚を鈍らせたくないの」

などと言って、本を読んでいた。

「あなたはどんな本を読んでいるの?」 と少女に聞かれ、

年を取った馬の調教師が、昔のようにいかず、ダメな自分を受け入れていく話なんだ、

と言いながら、感情があふれだしてしまう。

リックは、その日の午後、最高の演技を見せた。

一方、クリフは、ヒッピー(肌を多く露出させて、女性も自由でいいのだ、という主張で生きる若者)の女のヒッチハイクを受けていた。

昔、西部劇を撮った牧場は、ヒッピーたちが多く住んでいて、異様な雰囲気だった。

クリフはそこで、ひと悶着を起こしてしまうが、からくも事なきを得たのだった。

彼らは、その後、イタリアでの主演映画出演を決意し、4本の映画を撮った。

リックは結婚。

戻ってきたら、リックとクリフは別々の道を行くことに決めた。

1969年8月9日。

その、戻ってきた日のこと。リックとクリフは、潰れるまで飲んで、家に戻ってきていた。

一方、ヒッピーたちは、ハリウッドの金持ちを殺してしまおうとしていた。

ヒッピーたちはやってくるが、リックとクリフによって、返り討ちにあう。

そして、シャロンテートはリックをお礼を込めて、家に招くのだった。



・・・というお話でした。

こうやって書くと短いのですが、実際には160分もありました(笑

長い! 車で走っているシーンが結構多かったのですが、

なんでしょうね。雰囲気で観れちゃう映画でした!

この、ヒッピーの襲撃ですが、実際にあった事件のようです。

上司に、この部分、予習しといたほうがいいよっ! と言われ、

先にパンフレットを購入&熟読・・・!

それが功を奏し、ああ、これがこうなっていくのか・・・いや、どうなるのか??

とハラハラしながら観ていました。

実際の史実では、シャロンテートは殺されてしまうのですが、

リックとクリフという本当は存在しない人物たちによって、映画では助けられるのです。

タランティーノ監督といえば、スプラッタなシーンが入ってくることで有名!

だから、派手に殺されちゃうのかしら!??

と思っていたので、かなり安心しました(笑

ラストのリックが招かれていくところも、西部劇ばかりだったリックが、

新しい時代の仲間入りしていくことを暗示しているような気がして、

それは彼らの未来を照らしているようでもあって・・・

なんだかすごく救いを感じる終わり方でした。

これは、映画館で観てよかった・・・。

素敵な映画でした。

おわり。





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「アド・アストラ」観ました。

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なかまくらです。

「アド・アストラ」観ました。



あらすじ

ロイ・マクブライトは宇宙飛行士になった。

地球外生命を探し求め、

太陽系の果てまで行った英雄の父・クリフォード・マクブライトを見て育った。

その父は、十年以上前に、リマ計画(冥王星から害宇宙の生命探査をする計画)に

出発し、消息を絶っていた。

あるとき、ロイ・マクブライトは、事故に遭遇する。

バッテリーがショートして爆発する現象。

サージと呼ばれるその現象は、世界各地で起こっていた。

その原因が、実は父にあるのではないかとロイは知る。

父は、反物質を用いた動力炉を持つ宇宙船で調査に向かった。

その動力炉の反応が冥王星からあったのだ。

ロイは、火星の高出力レーザーを使って冥王星に呼びかける。

ロイは、父を英雄だと思っていた。父は、反乱を起こしていたのだ。

しかし、月に向かっていくロイは、自分の想いと向き合っていた。

父に対する憧れ。死んだはずだという混乱。

もう一度会いたい、という感情。

その感情は、彼を暴走させ、彼は、父と父の宇宙船を破壊する作戦から外される。

ところが、ロイは、強引に長距離航行の宇宙船に乗り込み、

自分以外のクルーを全員殺してしまうのだった。

長い長い孤独の中で、彼は自分の本当の気持ちに気づく。

父のようにはなりたくない・・・。

ロイは、冥王星に到着し、予定通り、核爆弾を設置する。

ところが、そこで父と出会う。

父の研究チームは、太陽系の外側に生命の反応がないという結論に至ったが、

父は、戻るという決断をしなかった。その結果、他のクルーを全員殺すことになった。

父を連れ戻そうとするロイだったが、父は、ここで一緒に研究をしよう、という。

ロイは、一人、帰ることを選択したのだった。

ロイは、孤独をかつて求めていた。しかし、孤独でない道を選んだのだった。


というお話でした。

トレーラーの映像は、かなりアクションもあり(そうで)、

ミステリーあり(そうで)、楽しそうでしたが、

実際には、宇宙という圧倒的孤独の中で、内省し続ける哲学的な映画でした。

父との対比を通して、息子が成長するストーリーでもあったのかもしれません。

そんな静かできれいな映画でした。

賛否は分かれるでしょう。

映像はきれいでしたが、「オデッセイ」とかを想像して観ると、

ちょっとしんどいタイプの映画でした。

おわり。





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