なかまくらです。
「攻殻機動隊 新劇場版」観ました。
焼き直しなのかなー?? と思ったら別の話でした。
草薙素子は0才から義体である。
国家が軍隊を民営化したことで、企業が軍隊を持っており、
もはや国家というものが何をする組織なのかわからなくなりつつあった。
電脳が発達したことによって、それを利用した様々な犯罪が起こっており、
人間も全身義体であったり、部分的に義体であったりした。
脳にアクセスされることによって、偽の記憶を植え付けられ、別人として
操られていたり、遠隔操作されているような場合もあった。
いま、この電脳の発達した社会に訪れようとしていたのは、デッドエンド。
義体のアップデートのできない人間が大量に発生する危険性があった。
これを阻止するために、技術の革新を遅らせる方法が考えられていたが、
これには反対意見もあった。
攻殻機動隊は、国家直属の組織であり、電脳を利用した犯罪に対して、
超法規的に解決を試みる組織であった。
草薙少佐をリーダーとし、はぐれ者たちで構成されたメンバーは、
少佐から「パーツだ」と呼ばれる。必要のないパーツはパージする、と。
あるとき、事件が起こる。
国家における軍組織の格下げに反対する武装勢力による人質事件であったが、その解決にあたっている最中、
少佐の育った研究施設で一緒に育ったクルツが殺された。
彼女は現職の総理大臣の補佐をしており、爆発に巻き込まれたと見られていた。
その裏に、人質事件の中で見かけた少女の同型義体:ファイアスターターの存在があった。
その影を追う中で、巨大なスポンサーが浮かび上がってくる。
草薙少佐は、その大きさに、部隊の全員をパージすることにする。
「自分の魂(ゴースト)に従え」と言い残して。
一人で任務を遂行しようとするが、軍組織との圧倒的戦力差の前に、
倒れる。そこに、部隊の全員が駆けつける。
ファイアスターターを追い詰め、クルツを、そして、その黒幕達を始末して物語は終わります。
ドンパチが派手でした。アクションも動きまくりますが、ちょっと多かったかな。
これだけ機械化された世界で、最後に何かを決めるのは自分の魂(ゴースト)であるべきだ
というのが、この物語の根幹になっていて、魅力的なんですよね。
自分にはゴーストがあるだろうか? と問いかけられるような、
そんな物語だな、と思いました。