なかまくらです。
「これからの「正義」の話をしよう」を読みました。
NHKのハーバード白熱教室でも放送された講義でした。
非常によく練られていて、難解な本でした。
意味がないことをいっているわけではないことは、わかるのですが、
意味をつかみきれないという体験でした。
この本では、正義に対する3つの考え方が出てきます。
① 正義は功利姓や福利を最大にするものである。
② 正義は選択の自由の尊重を意味するものである。
③ 正義は美徳を涵養することと共通善について判断することが含まれているものである。
筆者の主張は①と②には欠点があり、③を支持したいというものでした。
平等とは何か、正義とは何かということについて考えさせられる本でした。
正義は、法や政治に反映されており、その哲学に基づいているのだと知ることができました。
人の上に立つ方には、哲学ある政治をお願いしたい、と思うのでした。
おわり。