1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

ピノチオのひげ 観ました。

なかまくらです。

先週のことになりますが、

札幌ハムプロジェクト&絡繰機械’s合同公演『ピノチオのひげ』 を観ました。



そうなんと、全国公演。

札幌から来てるんですねぇ。観に行った理由は、

ビラが素敵だったから(上の画像)。

ビラって大事だよ、ねえ、演劇団現役の諸君(誰も見てないか


あらすじ。

この物語の主人公は、瑠璃・ジョゼッピーニ・ソラノ・コッローディ14才。クォーターの女子中学生。その頃日本は沿岸部をくまなく壁で覆っていて、防御は完ぺきだった。瑠璃・ジョゼッピーニ・ソラノ・コッローディは、「このままじゃろくな大人になれない」ことに気付いて町を出ることにした。その時、時空を超えてひとつのカバンが現れる。それを追って、時空管理なんちゃらのお侍さん(&豆腐)も現れる!

というお話。

まずね、会場が立体駐車場でした。マジかよ・・・。屋外(屋根あり)でした。

7つほど下の方を車がびゅんびゅん通っていました。頑張っていました。

お芝居のほうは、すごいはじけてぶっ飛んでました。

そうか、ぶっ飛んでるのってこういうことなのか、というぶっ飛び方。

お話自体は、なんとなく分かったようなわからないような。

ざっぱーん!

と波の音がして(劇団員の生声)場転。シーンは次々と押し流されていく感じ。

雰囲気系のお芝居の皮を被ったコメディでした。

笑いのセンスはなかなかに秀逸で、くすくす笑えました。

でも、もうちょっと地に足がついた落ち着きがある部分もあるお芝居が見たかったかな、

というのも否めずか。

まあ、元気はもらえました。



それにしても、全国公演だなんて、すごいですよね。

よくやろうって、決断を下したものです。

座長は、札幌で飲み屋の店長をしているそうです。

それってなんてマンガ的な設定なんだ!

ってつっこみたくなるような、

自由さで、いいなぁって思います。

がんばってもらいたいですね。

おわり。





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ホーム・Sweet Home 観ました。

なかまくらです。

ホーム・Sweet Home 観ました。

志太こどもミュージカル2013 於:焼津文化会館大ホール

同僚に誘われまして、観てまいりました。




あらすじ。

その街のカンヅメ工場には身寄りのない子どもたちが暮らしていた。

子どもたちは自分たちで働いて、生活をしていた。

それでも困った時には工場のカンヅメを食べる。楽しく暮らしていた。

そこにナナという名前の少女が迷い込む。

彼らは一緒に暮らし始める。

その頃、仲間の中でも特に陽気なルイは、仕事がうまくいかなくて悩んでいた。

仕事ができない。居場所がない。と途方に暮れていた。

そんなルイは知らず知らず泥棒と知り合ってしまう。

その頃、ナナを探す張り紙も見つかって・・・、

子どもたちだけの世界は大きく揺るがす事態に発展していく。


というようなお話。ストーリーよくできていました。

はい。実は、そんなに期待していなかった^^笑

東広島の市民ミュージカルだってよくできていましたが、

まあ、子どもたちの頑張りをほほえましく見るものだという思いがありましたから。

ところが、なかなかの面白さ。

なによりも動きにキレがある。

これは相当の子らが、ダンス習ってるんだろうなぁ、という動き。

足って、ふつうそこまで上がらないもん^^笑

でも、そうじゃない子もたくさんいるはず(オーディションがあるみたいですが)。

ミュージカルに参加してから練習した子もいるはずですが、とっても動きがよかったです。

動きがよかった一方で、

発声や感情のほうはいまいちかなぁ、と言う子がちらほら(とはいえ、私よりはうまいか^^笑)。


とはいえ。

やはり、これくらいの年齢の子どもにとってお芝居をするって、

さまざまな困難を乗り越えないといけないんだと思うんですよね。

そういう困難を乗り越えて、

たどり着いた本番、緞帳がおりゆく中、涙に瞳を潤ませている子もおりました。

頑張ったんでしょうね。


いいミュージカルでしたよ。





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演劇的身体学入門

なかまくらです。

昨日まで研修合宿でした。

で、

研修の一環として、演劇の演出家の指導を受けました。

教育と演劇。

ええ、この二つ、そうそう切り離せるものでもないのかもしれません。

「教師は”五者”であれ」 と言われます。

専門分野に通じた「学者」であれ。
生徒の将来を見通す「易者」であれ。
生徒の顔色から健康状態を察知できる「医者」であれ。
素の個ではなく、生徒の前では「役者」であれ。
教師は魅力ある「芸者」であれ。

そう。教師は「役者」でなければならないのです。(素笑い禁止!)


で。

何をやったかと言いますと、主に、

「姿勢」と「発声」、「身体表現」。

まあ、8:1:1くらいの割合でした。

何が必要かと言われると、実に難しい。確かにまずは教壇に立たないと仕方がない。

姿勢で人は印象が違うのだ。

発声とか身体表現は、興味を持たせるくらいの宣伝的な感じでした。


で。

私、大学時代は演劇などというものをやっていたものですから、

プロの演出家がどういうことをやるのか、楽しみにしておりました。

姿勢。

① まず、肩幅で立つ。

② 足の裏から水が滝のように地球の真ん中に滔々(とうとう)と流れ落ちるイメージで。

③ 頭のてっぺんに糸がついてその糸で引っ張られる感じで。

・・・・・・はい。
久しぶりに聞きましたよ。
笑いました。ガハハ。

懐かしい。そして、客観的に聞くと、頭おかしいんじゃないかって思えてきます(笑)。

「足の裏から滝!」とか、「糸で引っ張られる感じで!」とか、

「丹田に息を集めて!」とか、

なんか、おかしい。実に演劇的ですね。

演劇的人間工学と言いますか、

如何に人間が美しく振る舞えるか、その答えを求め、

編み出した秘術と言いますか、

そういう学問(?)のようなものがあるように感じますね。

感じました。


久しぶりにやって非常に楽しい出来事でした。





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★戦国カフェ「侍」★

遠い空の下、頑張っているみたいです。



どうもこんにちは!
村田大志です!
また告知をさせて頂きます!

お芝居ではありませんが、イベントの宣伝です!

戦国カフェ「侍」
美味しいスイーツと共に、戦国武将が殿や姫(あなた方)をおもてなしします!
お友達をお誘いの上、
是非、お越しください

(私、真田幸村は8月と9月にしか出陣しません)


戦国カフェ「侍」 2013年夏の陣

2013年7月6日・7日、
2013年8月18日・19日、
2013年9月7日・8日

場所:賀茂鶴一号蔵
営業時間:11:00~16:30(ラストオーダー15:30)

主催:(社)東広島市観光協会
共催:戦国カフェ「侍」
協力:Art in 酒蔵

今年で3年目!皆様のお声にお応えして復活しました戦国カフェ「侍」。
新企画や新メニュー満載で、今までご来場いただいた方にも
楽しんでいただけるようになっております(^^)
7月・8月・9月と続けてご来場いただいたお客様には素敵なプレゼントあり☆

見どころ①
戦国カフェといえば舞台!
一日4回のアクションやコントのショーに加え、
新演目「VS武将!」お客様ご自身に戦国カフェ「侍」の武将となっていただき、
殺陣ショーに参加いただきます☆敵をなぎ倒す爽快感をぜひご体験くださいませ!

見どころ②
隣の蔵で同時開催の「下剋上双六(げこくじょうすごろく)」。
戦国武将の一生を歩む、リアル人生ゲーム!
お客様自身がはじめは農民からスタートしていただき、
サイコロを振って出たマス目でイベントに当たります!
元服、初陣、焼き討ちなどを経て小道具や衣装が変化するぞ!
目指せ天下統一!

見どころ③
写真プリントサービス☆カメラを忘れた方もこれで安心♪
撮った写真をその場でプリント致します!
衣装を羽織って武将と写真を撮りましょう♪一枚100円。

その他、Tシャツなど新しいグッズ販売や新メニューなど、
いろいろな楽しい企画をご用意してお待ちしております!

出陣武将
織田信長
徳川家康
浅井長政
豊臣秀吉
森蘭丸
真田幸村
前田慶次
竹中半兵衛
黒田官兵衛
伊達正宗 他



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「獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)」 観ました。

 
なかまくらです。

仕事終わりの新幹線に飛び乗って、日帰りの弾丸ツアー。

東京都世田谷区のシアタートラムにて、2013年5月25日観劇。

劇団イキウメ「獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)」 を観ました。




あらすじ

アマチュア天文学者は不思議な隕石を拾う。

その隕石は人を幸福感で満たし、死ぬまでとらえて離さない。

東京では、看板が幸福感で人々を満たし、幸福のうちに車に引かれて大勢死んだ。

唯一、死の原因に近づいていたアマチュア天文学者とその仲間は、

事実を知らせようと、四国の片田舎から東京を目指す。

それから一年が経ったとき、世界中の大都市に柱が降り注いだ。

柱は人々を次々ととらえ、殺していった。

人々は避難を繰り返すものの、人口密度がある一定値を超えると、

柱は降ってきた。人々はなんとか柱を見ないで避難をしようとするが、

見れば幸福になる、という本能的な部分が、柱から逃れることを拒む。

大阪の男と女は、隕石の存在を知っていた。

女は病に倒れ、苦痛と戦っていた。男と共に戦っていたが、

「柱は最高の安楽死を与えてくれる」と死を選んだ。


事実を知らせようとしたアマチュア天文学者は行方不明となり、

その仲間は四国で農業を営み、集落を作っていた。

どうすれば、人類は生き残ることができるのか?

そう考え、農業を広げていた。


100年後の世界では、柱を見ても平気な人間があちこちに出現していた。

人類は彼らを使い、かつての文明を復興させようとしていた。

それに反対していたのは、かつて農業を広げた”彼”の子孫であった。

そこにアマチュア天文学者が、”柱の使い”と名乗り、不意に現れる。

”彼”は言う。

我々の社会に構うことはない。選ばれたのは君たちなのだ。自由に生きなさい。

そう言って、自ら死を選ぶ。

人類は許されなかったのだ。無垢なる子供たちを除いては。

頑張ってきたことを、”柱の使い”は慰労してくれるのだった。


そんなお話でした。

”死” とはなんだろう、 ”生” とはなんだろう、と訴えてきたお話でした。

自ら死を選ぶことは難しい。けれども、それが幸福のうちに行われるのであればどうだろう?

死というのはそうやって費やされるべきものなのか。

”彼”のように誰かのために死を選ぶことができるのだろうか?

どういった生き方をすれば、そんなことができるのだろう?


少し怖いお話だったように思いました。

しばらくは柱の存在におびえていそう。

神様と言う絶対的な何かに対して人間はなすすべなどないのかもしれません。

許しを乞うて生きることは容易にできませんが、

自分が許せる自分に、せめてなりたい、

そう思いました。


おわり。





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