1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「本能寺ファウスト天」観ました。

なかまくらです。

「本能寺ファウスト天」観ました。

広島遠っ!! 片道6時間ですってよ。

さて。お芝居は、なんと3時間。長い!笑

あらすじ。

地獄に落ちた織田信長、そして、現代人の自殺者、森武士(たけし)。

信長は生きたいと願いつつも死に、森武士は死にたいと思って死んだ。

地獄はそれはもう地獄で、それを脱出しようと森武士ほか11人くらいが脱走する。

それを捕えようとする番人、徳川家康、源義経ほか。

地獄から現世への逃走に協力する織田信長。

森武士が、仲間との絆の中で心を強く持ったとき、剣を得て、森武士は地獄を脱出する。

ところが、帰ってみた現世は、大江戸幕府が国を乗っ取っていた!?

幕府を牛耳る徳川家康の子孫。悪い奴だ。

ところが、これまで共に戦ってきた仲間たちも、それぞれの思いに敵味方に分かれて、

戦うことに。

森武士らは、元の生活を取り戻せるのか!?

みたいな感じでした。



う~~~~~~~~ん! 

シーンごととか、話の大まかな流れは面白いんですが、長い!

そして、キャラクターが多すぎて、それぞれの印象が薄くなってしまっていて残念でした。

もう少し普通のやり取りがあってその上に分かりあえたらなぁって、そう思いました。

森さんの脚本は、本当にいつも真っ直ぐなんですね。その真っ直ぐさはすごく好きです。

森さんのやりたいことをやる劇団なのでしたら、それでいいのでしょうか・・・。

そのあたりは私には推してはかるしかないわけですが、

プロデューサー的な人が、侍にいるのかな? って、考えてしまいました。

スタジオジブリには鈴木俊夫さんがいて、こうしないと儲からないとか、

尺はこれだけにしてくれとか、そういう制約をつけるひとがいるんでしょう。

そういう制約が案外もっと面白いものにしてくれたりするんじゃないかって、

そう思ったりします。そうやって、

できたものに意見を言う人が居る(のかわかりませんが)ほうが、

もっと面白くなるんじゃないかなぁって思いました。



とにかく、前半だけでもう、満足! って感じでしたが、

後半は後半で面白い。ただ、前半のほうが、ダンスとか小ネタとか、

作り込まれてるかなぁって感じがしました。後半は、勢いで持ってかれた感じでした。

それぞれを、あと30分ぶんくらい登場人物を深めたものが観たいって気持ちが

結構ありました^^;


この公演は侍エレクトリカルパレードさんの第10回の記念公演だったんですよね。

社会人として働きながらここまで続けるということにはただただ感心します。

仕事をしながら、エネルギーの爆発みたいな侍さんのお芝居を演じる劇団員の皆さんの

生き生きとした姿には、勇気をもらえますね。

お疲れ様でした。





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舞台、再び

なかまくらです。

実は今日は、舞台に立ってきました。

いや、正確には座っていました(笑)。

朗読の、発表会があったのです。

今年の5月から所属している地域の朗読サークルです。

平均年齢をグッと引き下げています(笑)。

さて。公演したのは、夕鶴記念館という50人くらい収容の小さなホールで、

30人くらいのお客さんが観てくれました。

ななななんと、順番は一番最初でビビっていましたが、

なんとか無事に(?)噛みながらも読み遂げました。

夏目漱石の「永日小品」より、「印象」という作品を読みました。

だいたい8分くらいの作品。

朗読って、動かないぶん、演劇よりも簡単かな? 物足りないかな?

と思ったこともありましたが、

観客は、初めて聞く言葉で、文字もなく、物語を想像するわけです。

だからこそ、朗読するほうは、それをしっかりと意識して、

句点の間にしっかりと想像する時間を取らないといけない。

そういう難しさがあるんだなぁって、つくづく感じました。

練習は、集中してやったのは、たかだか1週間くらいでしたが、

ここはこうしよう、あそこはこうしようって、いろいろなことを考えながら、

本を読んで、それで、試してみて。

なんだか今頃になって、あの頃、こういう風にお芝居をしておけばよかったって、

だいたいのことは、そういうことの積み重ねでできていますよね。


とにかく楽しかったです。





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台詞をもらう喜び

なかまくらです。

研修の一環で、寸劇をやったんですよ。

6分の短い劇だったんですが、台詞を5つ、もらえたんですね。

久しぶりに、台詞覚えて、読み合せして、立ち稽古して、

通してみて、

本番の舞台に立ってみて、

もうね、めちゃめちゃ楽しかったです。たった5分だし、

2時間弱、練習しただけなんですけどね。

こんなに楽しかったんだなあって、ね。







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「時をかける少女」 観てきました。

なかまくらです。

演劇集団キャラメルボックス「時をかける少女」を観てきました。



今年も東京行ってきました^^!

去年は「鍵泥棒のメソッド」を観に行ったんですよねぇ~。なつかしい。

さて。

あらすじ。

マナツは、和子おばさんの目の手術にあわせて、5年ぶりに東京の地を踏んだ。

和子おばさんの手術まで、家事の手伝いをするためだ。

隣の家に住んでいた輝くん、ミナコもすっかり昔のままだった。

いいや、輝くんは、すっかり見違える大学生になっていた。

和子おばさんは、薬学部の教授で、マナツはその研究室を訪れる。

マナツは、その大学の第7実験室に誰かが入っていく姿を目撃し、

後を追う。すると、倒れたフラスコから、ラベンダーの香りのする白い煙が立ちのぼる。

しかし、気を失って運ばれたマナツと輝くんの、体に特に異常は見られなかった。

翌日、大きな地震が起こり、マナツの上に、エアコンの室外機が落下してきたとき、

それは起こった。なんと、室外機が落ちてくる1分ほど前に、マナツの時間は巻戻ったのだ。

しかしやがてマナツは、そのタイムリープを自由に操れるようになる。

マナツは、ある一日の中で、和子おばさんも昔タイムリープをしていたことを知る。

そして、その記憶は、”彼”によって封印されていた。

”彼”は、和子おばさんにこう言ったのだ。

「必ずまた来る。ただし、その時は、別の誰かとして。」

”彼”がラベンダーの香りのフラスコを作ったに違いないと思ったマナツは、”彼”を探す。

でも、彼女にもまた、そんな別れが訪れることになる。


そんなお話でした。

時をかける少女は、細田守のアニメ版で知ったクチですが、

まあなかなか楽しめました。

まあ、いつも思いますが、舞台俳優さんって、写真で見るよりも演技していると、

めっちゃ可愛かったり、美人だったり、格好よくだったり、貫禄があったりして見えますね。

それぞれのキャラクターが生き生きと動いていて、その生き様がいいなあって

この物語はいいなぁって、思わせてくれますね。

特に、主役の子が良かったです。元気さというか、エネルギーに溢れている。

このエネルギーを貰いに来たんだって気がします。


時をさかのぼるときに逆回しで動く演出があったのですが、

それぞれの動作が、言われてみれば、そうか、そういう動きをしていたなって、

そういう風に記憶に残っていて、どこまで戻るかが何となくわかるというのは、

すごく面白い演出だなって思いました。これって、ちょうど、マナツが経験した、

「意識せずに過ごした1回目」と「知っている2回目」の違いを体験できている感覚だから。

一緒にタイムリープしながら、物語を追ったような、そんな感覚に陥りました。


はい。

ちょっと、いまいちだったのは、タイムリープのリスクがなかったところ。

好きなだけタイムリープができるけれども、マナツはほとんど何も代償を支払っていない。

マナツが、和子おばさんのために”彼”の正体を突き止める動機も軽い気持ちに感じるし、

そのためにすごく頑張っている感じが伝わってこない。

それが残念でした。

もう少し、頑張っている人を応援したかったなぁって、そんなところでした。


とはいえ、まあ、演劇観たい欲が十分に満たされたので、満足できました。

さあて、次は何をみようかな??





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演出家と、その感覚だよね。

なかまくらです。

演出家が部活にやってきました。

私には指導ができませんが、演出家はここをこうしたほうがいい、

ああするといい。と、次々と指摘をしていく。

曲が良くなる。楽しくなる。

ああ、これが演出家なんだ。忘れていた感覚。

でも、私には楽譜が読めないから、どうにも演出家にはなれない。

必要なのは、演出家なのだ。

演出家がいるのといないのとでは、こんなにも違うのかと、

思い知らされました。

私にできることは、自分を磨くこと?

それとも、演出家をサポートすること?

時だけは飛び越えられないんですよね。

それだけは、分かっていることなのだよねん。





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