1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

そうか、普通はできないのか。

なかまくらです。

送別会で、余興、やらないの?

というプレッシャーに負けて、余興を考えることに(笑

歌とか、ダンスはやめになって、じゃあ、コントでも探そう・・・

ということで、探してみたものの、なんだか、これだってやつが見つからない。

じゃあ、書いたらいいじゃない!

というわけで、書き下ろしました。

じゃあ、練習したらいいじゃない。

というわけで、昼休憩の時間に練習することに。

まあ、正直言って、最初から乗り気じゃないというのもあったのでしょうが、

私が、巻き込みましたので、一応、人を集めて、さて、練習・・・と

はじめて見ると、テンション低っく!

そんなテンションでコントやったらそりゃあまずい!

と、そこではたと。

そうか、そういうの、やったことないとできないものなんですよね。

そこから先、面白いかどうかってことはさておき、とにかく、

全力でしゃべったり、動いたりするところから、つまづくものなんですね。

忘れていました、いやはや、間に合うのかっ(笑





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野田地図第20回公演「逆鱗」を観てきました。

なかまくらです。


野田地図第20回公演「逆鱗」を観てきました。ネタバレ注意。



ある男が、電報を届けに来る。

水上水族館では、見つからない人魚の代わりに、人間の人魚を募集していた。

そこに、人魚だと名乗り出るおかしな女が現れる。

ところが、電報を届けに来たはずの男は、本物の人魚を見つけるために、

潜水士としての訓練をすることに。訓練の最中、男は人魚の世界に紛れ込む。

人魚は、人間が勝手に作ったものであり、人魚の生態と言うものは、

親より先に子が死ぬ、というものであり、死生観が違うのだ。

やがて、人魚を見つけだした人間であったが、水族館は寂れるばかり。

そこで、今度は、47人の潜水士を募集するという。

電報を届けた男は、流されてきてしまったのだ。

潜水士には、酸素を送る管が付いている。それは、川鵜のようであった。

その綱を握っている男達は、人魚を見つけたとき、恐ろしい行動に出る。


というお話。

端的に言いますと、「キル」みたいなお芝居でした。

ちょうど、これにまつわる小説は読んだことがあったので、

それにまつわる物語であることがわかったときに、すっと溶け込んできて、

それまでのいろいろなパーツがすごい勢いで組み合わさりはじめました。

楽しい体験でした。

最初に届けに来た電報、あれはきっと届かなかったんでしょうね。

はじめのほうで、海の底に消えてなくなってしまったのだから。

ふと、思うのは私たちというのは、国というものに繋がれていて、

でも、好きなように魚を食べているように思われますが、

税金を払って、消費をして、社会の中で良いように一員となっていて、

一匹の鵜に過ぎないのではないか、なんて、考えちゃいますよね。

自分一人で考えて、私は答えを出しているのだろうか。

たくらんだ人が、最後に出てこないのも後から思うと、印象的ですね。

タイトルにもなっている逆鱗とは一体なんだろうな、と考えてみたものの、

これについては、なんだろうな、うまく表現する言葉が見つかりません。

逆鱗は、人間の遡ろうとする時間が塩になったもの、、、と作中では

そんなふうに言っていますが、人魚は逆鱗を食べるとも言っていますが、

ここに、すっぽりとおさまる言葉がうまく見つからないのです。

死んでしまった哀しみ、いや、死んでしまうという哀しみや、無念、、

うーん、そんな言葉なら思いつくのですが。

他に観た人は、どんな印象を持ったのでしょうか。


さてさて。

役者さんは、もちろん上手だったわけですが(笑)、

松たか子うまいです。瑛太もめっちゃうまい。この二人を中心に据えるわけだ。

印象に残る演技でした。身体の使い方もだと思いますし、

ちょっと長い台詞もうまーく会話のようにしゃべるし、

なんなんでしょうね、これ。


終盤に気づいたのが、井上真央と野田秀樹。

あれ、そういえば、ふたり、出てるって書いて無かったっけ??

と思って、意識して観てみると、ああ、この役の人かと。

まあ、化粧とか衣装で分からないってのはあったかな、と思いますが、

ものすごくすごいのかどうかはよくわかりませんでした。

他の人でもよかったのかな、って。

あ、野田秀樹が、一旦、すっと下がって距離をとるところの演技はすごい好きでした(どこだよ)。


舞台美術は、はじめはほとんど何もなし。

後ろが、スケートボードのコースみたいに、なめらかに湾曲しているくらい。

その広い舞台に、ものを運び込んで、

きらびやかなセットが目まぐるしく変わり、現れてくる。

いやあ、すごいものでした。

泡の表現、人魚の幻想的な表現は、初めてみるものでした。

きっと、これから、誰かが真似していくんでしょうね。


そういう、表現の最初の最初を生み出す人たちがいるってこと、

それに感嘆するしかありませんでした。


絶対また見に行きたいですね。

おわり。






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楽しみを買えるなら

買っちゃいました。

明日です。

楽しみ。






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出演してきました。

なかまくらです。

昨日は、朗読の発表会がありまして、出演してきました。

梶井基次郎という小説家の「温泉」という本の一説を読みました。

梶井基次郎は、1930年ごろの人。

肺結核で伊豆に療養に来ていたこともあるようです。

有名なのは、「檸檬」ですね。彼は、弱冠31歳で亡くなってしまったそうです。

そんな彼の作品を読んだのでした。

読んだのは4ページくらい。10分くらいの出演でした。

前回、8月に出演したときは、夏目漱石を読みましたが、

ちょっとは上手になったかな・・・と思います(笑)。

少なくとも、あのころ、お芝居をやってきた時とは、

ちょっと自分の着眼点が変わったなぁ、という印象です。

まあ、朗読と演劇の違いはあるわけですが、全く別物ではないと思うんです。

まず、聞き取りやすいことが第一だなぁ、と今更思います。

ホント今更(笑)。 滑舌とか、ホント、練習したほうがいいですね。

まず、人に何かを伝えるのに、一番大切なのは、

感情を込めて言うことでも、遠くから見える大げさな演技よりも、

聞き取れる声でしゃべることです。

今、演出やったら、まったく違う演出になるんだろうなぁ、なんて思いながら、

練習したのでした。

・・・楽しい。

やっぱり、こういうことが好きなんだなぁ、と改めて思いますね。

中毒みたいにたまに出たくなる。

運が良かった。これを何度も思います。これからも思うのでしょう。

あの時、広島に行って良かった。

田原という同い年のフリーターがいて、4月の最初に誘われて良かった。

先輩がいて、ほぼ完ぺきなる幽霊部員だった私を大学祭に誘ってくれて、良かった。

2年生の最初も幽霊ぽかった私を演劇に向けた溝部なる同期がいて良かった。

3年生の時、夏前に「出ませんか」と誘ってくれた後輩がいてよかった。

大学祭に誘ってくれた先輩がいて、良かった。

4年生の時、ついてきてくれた後輩たちがいて良かった・・・。

運が良かった。そう思いますね。

また出たいですね。





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「笑顔の日」観ました。

なかまくらです。

静岡大学演劇部「笑顔の日」を観てきました。

どうしても、お芝居が見たくて、どっかでやっていないかな?

とネットで検索したら出てきました。行きました。

すごい良くも悪くもなく・・・まあまあでした。

あらすじ。

嘘をついていい日「エイプリルフール」があるように、

嘘をついてはいけない日を制定してみたらどうだろうか?

そんなことを500年前の日本人は考えた。

それが、どう間違ったのか、500年後、日本人のDNAには、

本当に嘘の付けない日として刻み込まれてしまっていた!?

そんな、誰もが他人と話したくない日に、出席日数が足りなくて

学校に登校してきた二人は、なんと、美術館の見学に行くことに。

そこで、しょーじき昔からよく価値の分からなかった名画と言われる作品に

館長から、コメントを求められる。

そして、そこに現れる絵画を心から愛する美少女。

ところが、美少女は、毎日が「笑顔の日」になって、

嘘を吐く人がいない世界になればいいな、なんて言い出す。


そんなお話でした。

こってこてのコメディーでした。

あれを思い出しましたね。「キノの旅」です。

「キノの旅」の中に、相手の思っていることがわかる薬を飲んでしまって、

誰ともうまく人間関係が築けなくなってしまった国があったのです。

スタート地点は一緒ですが、コメディーにするとこうなるよ!

という感じで、男子高校生ふたりの掛け合いはなかなか楽しい感じでした。

先生役のジャージの彼はちょいちょいセリフが飛びそうになってひやひや。

コメディは、それこそ、テンポ命なんだなぁって、改めて思いました。

美少女は、声、枯れてました。もうちょっと芯のある声だといいですね。

ラーメン屋の店主は、セリフは少なかったけれども、

独特のしゃべりの雰囲気を持っていました。

一番好きだったのは、美術館の館長ですね。表情がいい。

プロジェクターで、美術品の画像をスクリーンに映していましたが、

なぜか、ステージの横で、そのたびごとに、お客さんの視線が、ステージから消える。

これは残念でした。舞台の背景が白かったので、そこに映せばよかったのでは?

脚本はオリジナルということのようでしたが、構成はなかなか良い感じですが、

コメディーとして振り切れるには盛り上がりが足りないかなぁ、と思いました。

ちょっと笑えるくらい。もっとぼんぼんほしい。

そのために、シリアスなシーンが苦しい。そして、ちょっと長く感じてしまう。

そんな感じでした。

あとは、舞台装置ですね。

もうちょっと頑張ったほうがいいんじゃないかなぁと思いました。

最後にちょっとだけ出てくるラーメン屋だけやたら力はいっていましたが、

出番短いし。

ちょっと前に高校演劇を西部で観たわけですが、そっちのほうが、レベル高かったなぁ、

という印象です。まあ、一度しか見ていないので、表面的な評価にしかなりませんが、

頑張ってほしいですね、静大演劇部。

おわり。





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