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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

                      
なかまくらです。

10月14日、東京芸術劇場シアターイーストにて観ました。

「私が悲しくないのは、あなたが遠いから」

脚本・演出:柴幸男さんですね。柴さんのお芝居は、2本目。

1本目は「わが星」

圧倒的な衝撃をもたらした作品でした。全編がリズムに合わせて進んでいく。

真似できない独特の世界観でした。

その後、高校演劇で「あたらしい憲法のはなし」を観たんですね。

これが、高校演劇ながら、かなり良く出来ていまして、

脚本の面白さがちゃんと伝わってきたのです。

ならば、やっぱり柴さん、面白そうだと、観てきたわけです。


あらすじ

東子(とうこ)は、よくわからない悲しみと同時に生まれた。

生まれる直前に誰かが話しかけてくれていた。

隣で生まれようとしている妊婦さんの子ども西子(せいこ)ちゃんだ。

西子ちゃんは、逆子で生まれてくるかどうかも分からなかったけど、

先に生まれる東子を心配してきてくれたのだ。

東子は成長して、高校生になる。隣のクラスには西子ちゃんがいた。

西子ちゃんはいつも隣にいた。

高校生の途中で、西子ちゃんは、遠くの町に引っ越し、地震に巻き込まれる。

東子ちゃんは、高校を卒業し、大学へ向かう・・・その電車の中、

これまで通ってきた町、川を越えて通っていた高校、その町の風景を見て、

東子「いちいち共感していたら疲れてしまうから、共感しない」

なんて言うのだ。

それからまた西子から連絡があって、西子は西の国にいるという。

西の国では、テロが起こって、沢山の人が死んだ。

東子は大人になって、子どもと一緒に西の国を訪れる。

けれども、西子はいつも隣にいるのだ。

いつも、悲しいことは、東子の隣で起こって、

東子はいつでも、悲劇の外側にいるのだった。

そうした人生の終わり、それから始まり、東子は、わけもなく悲しい気持ちで、

おぎゃあと生まれるのだった。


そんなお話でした。

ちょっと、難しかったです(笑)。

物語の一番、訴えたい部分を捉えられたのかは分かりませんが、

感動はしました。

人が生きていく中で、自分はたまたまその一人ではなくて、生き残って。

それに共感してたら疲れちゃう。でも、本当は、そんな風には生まれてこなかったし、

自分に共感してくれる人がいたから、自分はこれまで生きてこられたんじゃないかって、

そんな風に思いました。もらい泣きをするのはきっとそんな理由なのだ。


舞台には、何一つ置いていなくて、二人の距離を表したり、川になったりとする

一枚の長い帯状の紙と、役者の芝居、後ろのパネルに映し出す映像だけで

世界を作り出していきました。

主演の森岡光さんは、キラキラしていましたね~。

年齢は一個下ですって。

感情がギュッと詰まった感じがして、楽しく、悲しく、

一緒に人生を旅させてもらえました。



やっぱりお芝居はいいですね。

本物の、そこにある感情に感動する。なんて素敵な体験なんだろうって、

そう思うのでした。

また観に行きたいな。

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