1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「セーラー服と機関銃 -卒業-」観ました。

なかまくらです。

「セーラー服と機関銃 -卒業-」観ました。



・・・えー、なんでまた、これなのかと言いますと、

怖いもの見たさってやつが大きかったのですが、

この橋本環奈の歌っているMVのせいです。



これ、歌っているだけなんですけど、後半なんかを見ると、

おお、この子、感情解放、できそうじゃね?(感情解放:演劇の基本のひとつ)

と思ったわけです。そうすると、これは、案外棒読みのくそ映画じゃなくて、

それなりにちゃんとした映画になるんじゃね?

そうしたら、観といたほうがいいんじゃね? と思ったわけです。

うん。

あらすじ。

目高組と浜口組の抗争の末に、目高組の組長は撃たれて死に、

その姪である星泉は、突然に普通の女子高生から目高組組長になった。

その後、目高組は、浜口組と協定を結び、解散した。

物語はそこから始まる。

目高組の守っていた商店街の不可侵条約が突然破られる。

しかし、真実は浜口組の仕業ではなく、もっと大きな組織、堀内組が

他の町から攻めてきていたのであった。

浜口組は、堀内組の傘下に下るが、その部下の月永は納得していなかった。

月永は、目高組の組長であった星泉に声を掛けてくる。

星泉は、商店街を焚きつけ、平穏な毎日を壊しにやってきた堀内組の組員

の襲撃を受け、目高組の復活を決意したのであった。

しかし、戦力の差は大きく、星泉を守るために仲間たちは次々と死んでいくのであった。


という感じのお話でした。

・・・残念ながら、駄作でした。

本が悪いね・・・。

脚本を書いた人が悪い。

演者は割とわるくなくって、それぞれ魅力ある演技をしていたと思いますが、

橋本環奈は、ちょっと声がかすれ声になっちゃうところを

何とかすれば、って感じでそれくらい。

それよりも、最大の問題は、爽快感がまったくない映画ってことです。

星泉は、守られるばっかだし、とにかくやられまくっているのに、

逃げまくっているのに、なぜだか最後に3人で乗り込んで、

ボスのところまでたどり着けちゃう。

星泉の仲間がみんな死んで、覚悟が足りなかったことを思い知らされた

星泉が、一瞬組長の顔をした後に、

なぜか、素っぽい女子高生の演技をさせちゃう。

そして、そのまま、エレベーターに乗って、ボスの本拠地へ。

そして、機関銃をぶっぱなすわけですが、物をいろいろぶっ壊すだけで、

人は決して殺さない、殺せない。

ぜんぜんじゃん! ぜんぜん覚悟決まってないじゃん!

さっきの顔なんだったの!? って感じ。

とにかく、よくわからない。相手の堀内組の主張のほうが、全うに聞こえるのに、

それを気に入らないからぶっ潰している感じ。

ところが、ぶっ潰したら、急に商店街から再び受け入れられるという意味不明な展開。

これはあかんでしょ。

そんなわけで、面白くない映画でございました。

あーあ、せっかくアイドルがわりといい演技をしたのに、

それを周りがぶち壊しちゃだめだよね、という映画でした。

おわり





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「ちはやふる 上の句」観ました。

なかまくらです。

「ちはやふる 上の句」観ました。



あらすじ

太一は、高校に入学し、小学校の同級生である千早に再会する。

千早はなんと、競技かるた部を作ろうとしていた。

小学校の時、

太一と、千早と、新の三人は、「チーム・ちはやふる」として

かるたをやっていたのだった。

太一は、初め断っていたものの、結局は再びかるたを始めることに。

小学校からかるたをやっていた肉まんくん、

勉強以外にとりえがなく、周りから必要とされてこなかった机くん、

和歌の美しさを愛する大江さん、

といった、個性豊かな5人がかるた部に集まり、

競技かるたで全国大会を目指すことになる。

いくつもの困難を乗り越えて、

決勝へと進み、最後に太一が残る。

団体戦はここまで2勝2敗。

太一は、運命戦を迎えていた。

運命戦とは、太一の側に1枚、相手側に1枚残っている状態。

自陣の札がなくなれば勝ちとなる。

相手の札をとれば、自陣の札を一枚相手に渡すことができて、勝ち。

自陣の札は相手陣の札に比べてもちろん近いから、自分の札が詠まれれば

有利なのだが、太一はこの運命戦にめっぽう弱かった。

太一は、かるたの神様に見放されていた。そして、見放されている理由も

見放された瞬間も分かっていた。

太一は、それでも勝負に挑んで、そして・・・


みたいな物語でした。

うん!

これは面白かったです。抜群の面白さ。

あぶねぇ、あやうく見逃すところでした。

広瀬すずって、そんなにかわいいなぁ、と思っていなかったのもあり、

ん~~~~、どうしよっかなぁと思っていたわけです。

しかし、これはそういう単なるアイドル映画ではない。

確かな熱を持った、青春映画だったのでした。

真剣勝負のさなかで、悩み、戸惑う高校生に、

その時々にかるたの札がまるで語りかけてくるように寄り添う。

その様子にぐっとくるのでした。

ああ、いいなぁ。

よかったなぁ。

下の句も絶対観に行こう。





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「僕だけがいない街」観ました。

なかまくらです。

「僕だけがいない街」観ました。



あらすじ

藤沼悟には不思議な現象が起こる。

身の回りのどこかで事件が起ころうとするとき、

その時間が繰り返されるのだ。

何度も何度も。その事件が解決するまで。

藤沼悟は、これを”リバイバル”と呼んでいた。

ある日、藤沼悟の母親が殺される。

なぜ、母親は殺されたのか?

起こった”リバイバル”で戻った先は、なんと小学生であった。

およそ20年の時間の戻った先で、出会ったのは、

当時、誘拐され、殺された雛月であった。

悟は、母親を助けるために雛月を助けることを決意する。

何度かの失敗ののちに、雛月を助ける。

しかし、それだけでは未来は変わらなかった。

誘拐の真犯人を捕まえなくてはならなかったのだ。

悟は、真犯人を捕まえるために再び動き出す。

しかし、真犯人は狡猾な罠を構え、悟を待ち構えていたのだった。

八代先生に殺される瞬間、現代に戻った悟は、母親が殺されるきっかけとなった

誘拐事件の現場に現れ、八代先生を止めようとするが・・・。


そんな物語でした。

これは、実に緻密に組まれたサスペンスでありました。

面白かったです。

起こる事件を回避しようとしても、事件の本質を変えない限り、

些末が変わるだけになってしまう。そんな試行錯誤と、

悟と雛月の危機にドキドキ・ハラハラしっぱなしでした。


結末はタイトルからなんとなく予想はついていましたが、

まさに、そうなるとは・・・なんだか悲しい結末でした。

彼のおかげで、みんなは幸せになりましたが、

僕だけは、そこにいないのだ、という。

こんな話がそういえば昔あったな、なんだっけな、と、

思い返してみると、そうそう、「ペイ・フォワード」という映画があったんですね。

それを思い出しました。

周りを幸せにしたけれど、自分だけは幸せになれない。

そんな純粋に嫌な後味ではなくて、なんだか、悲しい感じの後味がする。

そんな影響を受けたのかなと思う作品でした。


藤原竜也演じる藤沼悟もまあ、悪くなかったですが、

それよりも、少年時代の藤沼悟がすごく良かったですね。

大人びた子どもって感じの演技。

あとは、有村架純ですね。いやあ、有村架純、いいですねぇ・・・!

すごく自然な演技。ビリギャルの時も思いましたが、好きだなぁ、これは好きですわ。


まあ、そんなわけで、とても面白かったです。

おわり。





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デジモンアドベンチャーtri.第2章「決意」を観てきました。

なかまくらです。先週末の話。


デジモンアドベンチャーtri.第2章「決意」を観てきました。

再びの横浜ブルク13ですよ。鈍行で行こうと思ったのですが、

寝坊して結局の新幹線。



あらすじ

歪みから現れる感染デジモンは、理性を失って暴れ回る。

次にミミとパルモンの前に現れたのは、かつてデジタルワールドで

ともに戦ったオーガモンであった。それを追いかけて現れるレオモン。

学校は文化祭。ミミは、喫茶店の運営をしようとして、その自己中心的な

考え方から、クラスメイトと衝突してしまう。

それを救ってくれたのは、

転校して来たばかりの「選ばれし子供」芽心であった。

一方、丈は受験勉強に息詰まり、追い詰められていた。

何故また、自分たちが選ばれし子供達として戦わなければならないのか。

何故自分なのか、という考えに縛られて、ゴマモンと一緒に戦えずにいた。

しかし、ヒカリの言葉をきっかけに、再び戦う決意をする。

そこに現れる一乗寺賢。一乗寺は、メイクーモンをさらおうとする。

そのとき、ゴマモンが新たな進化の扉を開く......!

みたいな感じでした。


うん。

第一作がひど過ぎて、たぶん観客激減しましたね。

公開2週目でしたが、来場者特典も残っていましたし、

パンフレットもグッズもまだありました。

でも、2作目は1作目よりはよっぽど面白い作品に仕上がっていました。

相変わらず、グズグズしすぎで、その時間が長いけどあまり丁寧に描かれている印象がしないというのが、大きなマイナスですが、ゴマモンが進化するところは、グッときましたよ。この一瞬のために、1時間20分くらい観たなって感じ。でも、それでも、ほんと、あの頃の感動が一瞬蘇ってきました。

心配なのは、ちゃんと最終章まで作られるかってことですね。

2章にして、劇場限定のDVDの制作が間に合わないほどに、アニメ制作の進行が追い詰められているという現状に心配が隠せません。エンディングも止め絵1枚でしたし(苦笑)。

万策尽きないように、なんとか最後まで彼らの生き様を描ききってもらいたいものです。

おわり。







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仮面ライダー1号を観てきました。

なかまくらです。先週末の話。


仮面ライダー1号を観てきました。

45周年記念作品ということで、

なんと、仮面ライダー1号を演じた藤岡弘その人が、

再び出演&仮面ライダー1号として、スーツを着て格闘。

すげーな、これは。

そんなわけで、見てきたわけです。


あらすじ

本郷猛は、いまだ戦っていた。

しかし、その身体は長い戦いの中でボロボロになっていた。

本郷は、自分の最期を悟り、友人に托された子、立花まゆの元へと戻ってきた。

日本では、久しぶりに日本で活動を再開したショッカーと、ショッカーを抜けて新しい組織を結成したネオショッカーの抗争が繰り広げられていた。

そんな中、狙われていたのは、立花まゆであった。

彼女の中に眠る英雄の魂が、眼魂(アイコン)を生み出し、

その眼魂をつかって、世界を征服する力を手に入れようとしていたのだった。

そんな最中、長い眠りから醒めた地獄大使がショッカーとして復活を遂げる。

仮面ライダーゴーストと仮面ライダー1号は、度重なるショッカーの襲来を

退けていたが、本郷猛の肉体は限界であった。

彼の死。彼のいない中、仮面ライダーゴーストは、蘇ってしまった

アレクサンダー大王の眼魂の暴走を止めるため、戦いを挑む。

そこに、不死鳥のごとく現れる本郷猛。

協力して、最強の敵を倒すのであった。


みたいな感じでした。

んーーー、本郷猛!! 風格ありますねえ。

という映画でした。

昭和っぽい画を意識した撮影がされているというこだわりはわかりましたが、

細かいところが雑過ぎる感じでした。

大味な感じがいいところと、良くないところがあるでしょう、

という感じ。

あと、ゴースト、弱すぎね。過去最弱じゃないかってくらい弱いです。

本編でもそうですが、ずっと負け続けていて、あんまりいいとこないんですよ。

弱いヒーローって、ほんとストレス溜まるわ。

そのくせ、いうことだけはいっちょ前だから、なおのこと。

最近の物語の中に、こういうやつがもう一人いるんですよね。

それは、遊戯王アークファイブの遊矢さん。

こいつも全く勝てないやつで、はらたつわーー。

物語の構成をしている人は、なんとも思わないんですかね??

というわけで、とにかく、びみょーでした。

仮面ライダー1号はカッコよかっただけに残念。





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