1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「博士と彼女のセオリー」観ました。

なかまくらです。

「博士と彼女のセオリー」観ました。



所謂ビッグバン理論を提唱した天才・スティーブン・ホーキング博士の半生を描いた映画です。

あらすじ。

スティーブン・ホーキングは、勉強は大してしなかったが、

成績はきわめてよかった。

そんな彼は、あるパーティで、ジェーンという女性に出会う。

二人は惹かれあい、恋に落ちるが、

スティーブンは大学構内で不意に転ぶ。

精密検査の結果、筋萎縮性側索硬化症という病で、次第に身体の筋肉が動かなくなり、

死に至るという病であった。余命は2年。

スティーブンは、失意に沈んだ。それを支えたのがジェーンであった。

ジェーンはよくスティーブンを支えたが、二人の間に子供ができ、

限界が見えてくる。それを支えるために、妻を亡くした男・ジョナサンに手伝いを頼む。

身体が動かず、車いすのスティーブン。子どもたちと遊ぶジョナサンとジェーン。

スティーブンは、そして、ついに声を失う。この事件を境に、ジョナサンは離れていく。

声を失った、スティーブンは、目の動きとわずかに動く指先で、本を書くことにした。

「BRIEF HISTORY OF TIME」

苦心の末、書き上げたこの本は売れに売れる。

そして、スティーブンは、ジェーンに離婚を告げるのだった。

二人の間には、3人の子供ができていた。

「見ろよ、これが二人の作ったものだ」



そう言って、この映画は終わります。

うーーん、なんというか、納得できない映画でした。

主人公のジェーンが報われない。。

スティーブンは、離婚を告げるとき、乏しい表情で、その言葉を告げるかどうか、

しばし、悩む・・・(これをお芝居でやるわけだから、役者さんは天才的であるわけですが)

そして、悩んだ末に、その言葉を告げる。

それはきっと、ジェーンの幸せを願ってのものでもあったのだろうって、

そう思うんですよ。でもね、そんな簡単には割り切れないでしょう。

これまで愛しているからこそ、尽くしてきたのに、別れようっていうのだから。

事実がそうだったのだとしても、うーーーん。


映画の雰囲気はいいし、人物同士の関係性もとてもよく描かれていると思いました。

けれども、スティーブンの行動、ジェーンの行動になんとなく、違和感を感じてしまいました。

なんだか、大事なことを知らされていないような・・・。


参考ページ
おわり。





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「ビリギャル」観ました。

なかまくらです。

「ビリギャル(学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話)」観ました。

 

あらすじ

3人兄弟の一番上のさやかは、学校に馴染めず、私立中学を受験する。

エスカレーター式の学校で、勝手に大学まで入れる予定で、全然勉強しない。

その結果、偏差値は30。学年でダントツのビリ。

ところが、タバコで停学になって、少し風向きが変わってくる。

母が別の大学を受けることを勧め、行ってみた塾で、坪田先生と運命の出会いをする。

坪田先生に乗せられて、慶応大学を目指すことになったさやかは、

小学校4年生のドリルからスタートを切った。高2の夏のこと。

それから、さやかは、いろんなところで「さやかは慶応に行く」と言い、

あきれられながらも頑張り続ける。

一度言ったことを不器用にも曲げないのは、さやかのいいところなのだ。

しかし、順調に進んでいたかに見えた勉強も、模試の結果に打ちのめされる。

全学部E判定。2回目も、3回目も・・・。さやかは勉強に打ち込めなくなる。

さやかの弟は、中学で活躍し、名門野球部に進学していた。

けれども、周りの実力に圧倒され、逃げるように野球を辞めてしまう。

その背中に、さやかは叫んだ。「私は、お前とは違うんだからな!」

弟にすべてを掛けて、家族のことを顧みなかった父親は、ようやく大切なことに気付く。

そして、慶応義塾大学の入試。坪田先生にお守りをもらい、2学部を受ける。

文学部はダメだったが、総合政策学部に見事合格するのだった。

「意思あるところに道は開ける」




そんなお話でした。

うん、有村架純、かわいい。一生懸命やってるのがまたかわいい。



お話も勉強に関してそんなうまくいかねぇよ・・・って思わされることも少なくて、

それくらいに勉強していました。恋愛とか、そういうことにうつつを抜かさないで、

とにかくとにかくがんばっている姿を、応援したくなって、

受験の合格を拳を握って願いたくなるような、そういう青春を感じる良い映画でした。

やっぱり、がんばっている姿というのは、その周りの人の心を動かすものなのですね。

自分も何かに打ち込んで、人の心を動かせる人間になりたいなぁ。

結構おもしろかったです。

それにしても、「意思あるところに道は開ける」っていい言葉ですね。

調べてみると、リンカーンの言葉なのだそうです。

おわり。






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「ドラゴンボールZ 復活の「F」」観ました。

なかまくらです。

「ドラゴンボールZ 復活の「F」」観ました。



あらすじ。

フリーザの部下の生き残りが、ドラゴンボールを使ってフリーザを復活させた!

フリーザは復讐を誓い、生まれて初めてトレーニングをする!

戦闘の天才がトレーニングをしたらどうなるか・・・!

地球に迫りくる脅威。それを伝えに、銀河パトロール隊員のジャコがやってくる!

おい、ジャコ、あんた、作品違いまっせ(笑)。

そして、現れるフリーザと、1000人の戦闘員。

立ち向かう孫悟飯、天津飯、クリリン、ジャコ、亀仙人。

・・・え、亀仙人?笑 老師さまも、頑張ってました。

そして、雑魚を蹴散らしたものの、パワーアップしたフリーザに対して、

鍛錬をサボっていた孫悟飯では、勝負にならない・・・!

そこに、破壊神ビルス様の所で修業していた孫悟空とベジータが帰ってくる。

悟空は、スーパーサイヤ人ゴッドの力を応用したスーパーサイヤ人の力を身につけていた。

しかし、フリーザも、更なる進化”ゴールデンフリーザ”となって戦いは激化する。

やや勝るゴールデンフリーザ。ところが、ベジータと悟空は協力しない。

”弱点”を見つけたと悟空は言う。そして、まあ、勝っちゃうわけです。


そんなお話でした。

ベジータもスーパーサイヤ人ゴッドの力を応用したスーパーサイヤ人になっちゃったし、

なんじゃこりゃ(笑)。

とにかく、なんというか、悟空強くなりすぎやな、という印象。

うん。なんか、もう、悟空って、ずっと本気で戦ってない気がする・・・。

本気で戦えなくなっちゃったんじゃないかなぁって、そんな風に思いました。

ソード・アート・オンラインのキリトさんみたいに・・・。

なんだか、そんな寂しさを感じました。

まあ、もうちょっと苦戦してもいいなって、そう思いますね。

昔のドラゴンボールはもっと、熱かったぜ! というのが、正直な感想。

もっとボロボロになって、それで、みんなの力を集めて、悟空がそれでもって、

敵と一騎打ちする。そういうお約束が見たいな~と思うのでした。


おわり。










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「寄生獣 完結編」観ました。

なかまくらです。

「寄生獣 完結編」観ました。



前編が面白かったので、後編も観よう、と。

そういう次第です。

あらすじ。

新一は母を殺した寄生生物を殺して回っていた。

一方、寄生生物を統率する男は、市長となっていた。

市長として、市役所を寄生生物のコロニーとして作り上げていたのだ。

そして、その状況を作り上げたのは、田宮。人間の子を妊娠し、産み育てていた。

寄生生物の中で広がる新一の暗殺肯定派を、田宮はとどめていた。

「新一とミギーの関係は我々の希望であると」

しかし、状況は悪化していく。

新一、田宮は追われる立場となり、田宮は、子どもをかばって命を落とす。

子どもを新一に託して・・・。田宮は、母という不可解なものによって死んだのだ。

それが人間・・・。自分よりも他者の命を守ろうとするときに、

力を発揮する。自衛隊の特殊部隊が、市役所を襲撃し、寄生生物を殲滅する。

あと一歩の所で、ゴトウと呼ばれる最強の寄生生物に逆に全滅させられる。

ゴトウは、新一を追う。

逃げ切れないと悟ったミギーは、新一の右手から離れ、

新一を逃がすのだった・・・。

ところが、新一の中に残った細胞を探知し、ゴトウは新一をさらに追ってくる。

ミギーはいない。新一は、ゴミ処理施設で最後の戦いに挑む。

それは、諦めから来る戦いではなく、生きるための戦い・・・!

そして、クライマックスへ・・・!


そんな感じの物語でした。

寄生獣、前編の首の上ぱくーが、ショッキングすぎて

もう、何が起こっても若干マヒってしまっていた感じでした。

怖いね、慣れって。

後編は、なんでしょうね。とにかくあっという間に終わってしまいました。

人間と怪物の間で揺れ動いていた新一が、人らしさに触れて、

人の方向に随分と揺り戻されていく。そんな印象の強い物語でした。

里美(橋本愛)という恋人の存在。そして、寄生生物の田宮の母親らしい行動。

これらが、新一の心を揺さぶり、最後の、「ごめんな」と言って、ゴトウにとどめを刺す

そのシーンに繋がっていくんでしょうね。

人というのは、社会的・環境的生き物なんですよね。

私たちは日本に生まれたから、こんな生き物になったのです。

そうでなかったら、もしかしたら、寄生生物みたいに考えていたのかもしれませんね。

寄生生物は、個の生き物でした。人間は集合的な生き物です。

個は、集合的な悪意の前には、あっという間に呑み込まれてしまうのです。

人は恐ろしい生き物です。それは、間違いがありません。

だからこそ、人である私たちはきっと、それをよくよく自覚して、

生きねばならない・・・そんなことを思いました。


とにかく、面白い映画でした。満足満足。





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「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」観ました。

なかまくらです。

「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」観ました。



あらすじ。

突然、レインボーブリッジが爆破される。

近くで空撮をしていた企業からの映像提供によって、

爆破に使われたのはミサイル。ミサイルを積んでいたのは、

自衛隊で極秘裏に開発し、そして消息を絶っていた最新ヘリであることが分かった。

最新ヘリの特徴・・・

それは、機体表面に液晶パネルをとりつけ、そこに周囲の映像を映し出すことによって、

光学的に消えるように見えると言うものだった。

レーダーにはうつる。けれども、肉眼では見えない。

都市の上空を飛び回るヘリを撃墜し、市街地に落とすわけにも行かず、

手をこまねいていた。機関銃による撃墜は、肉眼で見えないために不可能。


そんなこととは関係なさそうな、特車2課。

・・・ところが、外事3課の高畑は、

「”超法規的”というのは、特車2課のよき伝統でしょ?」

と、そんなことを言い、事件を持ち込んでくる。

事件の首謀者は、柘植という男の新派であった。

柘植は、2002年、東京にてやはり幻のクーデターを起こした男であった。その再現をやろうというのだ。

柘植の行動を止めたのは、先代の特車2課・・・後藤隊長、南雲隊長であった。

2代目の隊長、後藤田隊長は結局同じような道を辿っていた。

政治犯として収監されている柘植に「今でも正義を信じているか」と尋ねる。

柘植は答える。「それを信じているから、私は今もここにいる(自殺していない)のだ」


そして、後藤田は、消息不明のはずの南雲から連絡を受ける。

強奪するときに殺害したヘリの同乗者から足が付き、格納庫の見当をつける。この格納庫に突入する特車2課。

銃撃戦の果てにヘリは飛び立つ。

そして、特車2課の工場を破壊。続いて警視庁本部を破壊。

最期の給油を済ませ、最期の目的地に進んでいく・・・。

特車2課の破壊したはずのレイバーが、そこに立ちはだかる。

ただし、旧式なので、動くのは3分くらい。

3代目特車2課のメンバーは、このヘリを止めることが出来るのか!?



そんな物語でした。

うん。

うん。うん。

なにから話そうか(笑)。


まずね、パンフレットが手には入らなかったです。くそぅ・・・。

公開わずか1週間くらいしか経っていないし、しかも、

・・・正直あんまりお客さんは言っていなかったわけですが(心配)、

だが、パンフレットはない! くそぅ・・・。

なにを表しているかというと、一人一人の観客が、濃いってことですね(苦笑

見に来た人はみんな欲しいというね。

映画としては、そう、なかなかよかったわけです。

まあ、既に公開されていた1~7章の作品を観れば分かりますが、

アニメ風に落とし込まれた演出・映像は、圧巻。

こんな場所がまだ日本にあったんだな。そんな映像でした。

それって、実は、今の日本にはない映画がなんですよね。

都市というものの複雑さ、そして閉じた空間の果てしなさを魅せられました。

ストーリーは、まあ、劇場版パトレイバー2とだいたい同じ感じでした。

それを登場人物が変わったから、それに併せてちょっと脚本に絡ませて変えた感じ。

だから、なんだろう。それはすごい違和感だったんですよ。

つまりね、首謀者がいないんです。どちらにも。

味方にも、敵にも。

テロリストたちが何をしようとしたのか分からなかった・・・。

彼らは何がしたかったのか? そして、彼らを束ねていたのは誰だったのか・・・?

その姿は見えなかったのです。

荒川さん(竹中直人)がきっと出てくるだろう、と踏んでいたんですが、

彼は出てこなかった。彼は単にゲームの達人のおっちゃんでした。むー。

じゃあ、敵さんは、そうだとして、味方はどうだろう。

平和ボケした3代目特車2課の面々が、

公務員の地位を危険にさらしてまでミッションに臨んだ理由は何だったのか。

それが分からない。

それは、まるでシナリオがそう言うように仕組まれているから、そうしたんだと言わんばかり。

でも、メタ的な意味があるんじゃないかって、そんなことも思うのです。

つまり、今の行動を起こすリーダー不在の社会を反映しているんじゃないかって。

ある特定の強い人間がいるわけでもない。そんな中で、なんとなく動いていく・・・。

そんなことを暗示しているんじゃないかって、そんな風に思ってしまいました。


・・・でも、個人的には、もうちょっと2課の面々のシーンを増やして、

彼らの事件に対する想いを描いて欲しかったなぁと、思いますけどね。

だってどんなものにせよ、彼らには彼らなりの理由がきっとあったはずですよ。

それが、現代人特有のものかどうかは定かではありませんが。


さて。

実写化すると言ったときは、どうなるかと思いましたし、

しかも、ふたを開けてみれば、なんと、全くの新キャラクターで、

3代目の特車2課を描くと言うことで、最初はどうなることやら・・・

と思いましたが、それぞれのエピソードを観るなかで、

彼らにもちゃんと愛着がわきまして、「なんだいいじゃん、こいつら」

そんな風に思えるようになりました。
あとは、音楽がいいですね。OPが、今回の劇場版では流れませんでしたが、

1~7章で流れたOP、とっても良いので、機会があったら、聞いてみそ。

最後、劇場版も観れて満足でした。

おわり。





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