1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「バクマン。」観ました。

なかまくらです。明日からしばらく更新お休みします。

映画「バクマン。」観ました。


シュージンの文の才能とサイコーの絵の才能を合わせて、

ジャンプで一番の漫画家になってやろうと奮闘する物語です。

シンプル!

シンプルだからこそ、面白い。

  

小豆役の子はすごい美人かと言われると、ちょっとそうじゃない。

でも、それはそれでよかった気もします。

原作の漫画の絵に近い気がします。それを狙ったのかな?


映画では、劇中作「この世は金と知恵」で新妻エイジと勝負をします。

とにかく一生懸命に、がむしゃらにやる。やると、結果がついてくる!

挫折をしても、また必ず這い上がってくる。これがジャンプですよね。

シンプルな映画で純粋に楽しかったです。

最初のジャンプの歴史を振り返る映像とか、途中の漫画家いているところの映像が

かっこいいですね。

そうそう。途中で、ペンを剣に見立てて戦うシーンがあるんですね。

あの当時、漫画を読んでいるときには気づかなかったけれども、

今、ソウルキャッチャーズを読んでいる今ならわかる。

ひとコマひとコマのクオリティで勝負しているんだ・・・。

だから、書きあがったコマを相手に投げつけるような戦闘シーンになるんだ・・・!

観ても楽しい映像体験になっていました。


あと、EDのスタッフロールね。あれもいいですねぇ。

ああいうスタッフロール作ってみたかったわ。

サカナクションの音楽も、全編を通して同じ雰囲気を貫いていていい出来でした。


おわり。






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「BORUTO -NARUTO THE MOVIE-」観ました。

なかまくらです。

「BORUTO」観てきました。




週刊少年ジャンプで、大円団を迎えた「NARUTO」の息子が主人公の映画です。

一言でいうと、思ったよりもずっと良かったです。

あらすじ。

ナルトは、火影になって以来、ずっと忙しく仕事をしていて、

それが息子のボルトには不満だった。

ボルトは、ナルトと違ってセンス良くいろいろなことをこなせる性分で、

なんでも効率よくやりたがる子どもであった。

そんなボルトが、中忍試験を受ける。

ボルトは、修行しなくても強い忍術が使える最新の科学忍具をこっそり持ち込む。

いっぽう、火の里には、重要な資料を持ってサスケが帰ってきていた。

サスケの弟子になるため、初めて修行に取り組むボルト。

その服は、初めて汚れていく。

しかし、父親に褒められたいがために、科学忍具で不正をして失格になるボルト。

そこに、大筒木の一族の襲撃。皆を守り、連れ去られるナルト。

サスケは、ボルトに言う。

「知るべきは、ナルトの弱点ではなく、これまでのナルトなのではないか」と。

そんな物語でした。


うん。

ナルトは不器用で、ちゃんと息子のボルトも不器用。

まあ、母親のヒナタも不器用だから、もう、しょうがない(笑)。

とにかく、ふたりは親子だなあって感じがして、もどかしい。

ボルトは、いまどきの若者らしく、努力が嫌い。

もっと簡単に効率よくってのが、好きな子ども。

でも、簡単に効率よくっていうのは、ナルトが生きてきた道とは正反対なんですよね。

何があっても、己の信念を曲げず、幸せを掴むために戦ってきたナルトとは違う。

でも、本当の力っていうものは・・・窮地に陥った時に信じられるのは、

自分のしてきた努力だけなんだ。そんなメッセージを受け取りました。

ボルトとナルトが一緒に螺旋丸を作るシーンがあるのですが、

そこに重ねられるナルトの、これまで出会ったきた人々とのあれこれ。

そんな時間が、ナルトという人物を立体的に浮かび上がらせて、

思わずグッときました。

面白かったです。





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「ターミネーター:新起動/ジェニシス」 観ました。

なかまくらです。

「ターミネーター:新起動/ジェニシス」 観ました。



リメイク? と思っていたのですが、どうやらそうでもないようです。

あらすじ。

スカイネットと戦ってきた反乱軍のリーダー、ジョン・コナーは、

スカイネットの最後の拠点にて、時間転移装置を発見する。

スカイネットは、ジョン・コナーの母親を抹殺し、

ジョンの存在そのものを消そうと考えたのだ。

ジョン・コナーは、部下であるカイル・リースを過去に送り込むことにする。

カイルが過去に送られる瞬間、ジョンが何者かに襲われる姿を目撃する。

そして、いくつかのビジョン。

戦争のない平和な暮らし。「ジェネシスがスカイネット」という言葉。

そして、降り立った1884年。襲ってくるのは、T-1000。

液体金属のターミネーターの襲撃。

それを救ったのは、旧型のT-800とサラ・コナーであった。

2体のターミネーターを(開始30分くらいで)破壊したサラは、

1997年。審判の日に向けてタイムマシンを起動しようとする。

しかし、カイルは2017年に飛ぶように説得をする。

新しい時間軸では、その2017年が審判の日だというのだ。

新しい未来で、スカイネットに身体を奪われたジョン・コナーと対決しながら、

ジェネシス(スカイネット)の起動を止めるために、最後の戦いに挑む。



そんな感じのお話でした。

うん。これはね。面白い! ドキドキハラハラの連続!

ターミネーターの執念を感じる頑丈さ(笑)。頑丈さを武器にした戦い方。

そして、サラの入念な準備の結果、一瞬で倒されるターミネーター達。

旧式のT-800を演じるシュワルツネッガーがいい味出しています。

やっぱり、ターミネーターはこの人がいなくては。

過去の作品を観ているからこそ、というところが大きいですが、私は楽しめました。

リメイクなのかな? という印象が強くて、もう一回同じのをいいCGで観てもなぁって、

思っていたことは否めなかったのですが、これは、ある意味続編と言える作品でした。


また、主役のサラ・コナーを演じたエミリア・クラークがいいです。美人だし。

どこか強がっているような、弱さを見せるサラは、ターミネーター2の最強のママさん

ではなくて、人間らしい弱さがあってそれがいい。

後半に進むにつれて、カイルに対する感情の変化が表情に現れていて、名演でした。


さて。

ただですね。ある意味続編、といったのは、

ちょっと、未来の扱い方がこれまでの作品と違うように感じたからです。

ターミネーター4までの世界は、決してパラレルなものではなかったように感じます。

過去を変えると、未来が変わり、その存在は消滅してしまう。

そういう世界だと思って観てきたわけです。

だから、スカイネットも、過去を変えて、未来のジョン・コナーを殺そうとしたわけです。

ところが、本作品の未来のとらえ方は、

タイムトラベルによってパラレルワールドが次々と生まれていく、

という発想に基づいているように思えるのです。


最初の世界 ⇒ ジョン・コナー率いる反乱軍が機械軍に反旗を翻す(最終的に勝利?)

T1の世界後 ⇒ サラ・コナーを暗殺しようとするが、失敗。最初の世界と同じ。

T2の世界後 ⇒ スカイネットの開発者とそのきっかけとなったアイテムを破壊。審判の日が遅れる。

T3の世界後 ⇒ 審判の日は起こる。T2の世界後と同じ。


とにかく、過去を変えて、未来を救え! と言ってきたのに、

本作では、例えば、カイルとサラが子どもを作らなくても、ジョンは登場してしまうわけです。

別の未来から。

なんか、それって、逆に言ったら、スカイネットが何をしたところで、

今の現状を打破することはできないってことですよね。

別の未来では、スカイネットが勝利するかもしれないけれども。

それでいいの?って思っちゃいました。なので、とにかく、

この作品は、未来に対する考え方をこれまでと変えて作られた作品であるってこと。

それを心してみる作品だと思いましたね。

あと、そうそう。ジョンの磁気的な結合による身体の構成ですが、

あれは、ちょっとあれだね。磁気ってのは、熱に弱いんですよね。

だから、爆発すると、くっつかなくなるはずです(苦笑)。


そうそう、この作品は、新3部作の第1作になるそうですが、

ぶっちゃけ、これで終わりで良くない?? ってぐらい綺麗に終わっています。

もう終わりでいいと思うよ(笑)。

はい。

まあ、でも、細かいところを抜きにすれば、

ハチャメチャなエンターテイメントとしては大変に面白いです。





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「HERO」 観てきました。

なかまくらです。

「HERO」 観てきました。2015年劇場公開作品です。



あらすじ。

1人の女性が、大使館の前で車に引かれる。

その女性は、大阪のヤクザの組の取り潰しのために証言をする予定の女性であった。

交通事故を巡って、一人の検事が、城西支部を久しぶりに訪れることになる。

雨宮検事は、久利生公平と再会することになる。

事件を追うふたりと、そのそれぞれの事務官。

その事件の中で浮かび上がってきたのは、大使館の存在であった。

日本が貿易交渉を進めるその国の門の前で、雨宮検事は、諦める。

一方久利生は、国境を超えるものを探す。

国境を超えるもの・・・例えば、食べ物、音楽、スポーツ・・・

久利生は、その国の文化に触れ、また、その国の人たちと出会う。

その久利生の姿に、雨宮は思わず、こんなことを叫んでいた。

「どうせ諦めるんだって、思ってるんでしょう!」


大使館に勤めるコールマンという男が怪しいとにらんで捜査を進める久利生は、命を狙われる。

ダンプカーに轢かれた久利生は、病室で、検事としての思いを雨宮に語る。

そして動き出す城西支部の同僚たち。

久利生と麻木事務官は、大使館で開かれたパーティに潜入し、

交通事故で亡くなった女性が、確かに死の直前に大使館の中にいたことを

突き止めたのだった。


まあ、そんな話でした。

えー、まあ、ドラマですからね。

治外法権のある大使館の中で勝手なことしたら、捕まりますよ!

とか、まあ思いますけども、ドラマですからね。

この「HERO」という作品は、熱いところがいいんですよね。

久利生公平という、一人の男は、正しいと思ったことを曲げない。

その正しさっていうものは、社会においてうまく生きていくためにある程度

みんな口にしなくなってしまっていくような正義に対する信念。

それを決して曲げない男に、熱に浮かされたように大胆な行動をしてしまう。

その情熱に、私たち観客も心動かされずにはいられない。

そんな茶番かもしれないけれども、その迸るような信念、情熱を観たくて来ている。

だから、この映画は文句なしに良かったと思います。


・・・とはいえ、

まあ、観に来たきっかけは、松たか子が出るっていうことでした(笑)。

まあ、ゲスト出演的な感じかな?? と思っていたんですが、

案外最初から最後までわりと出ていました。

前回の劇場版のHEROのラストシーン。あれは痺れましたねぇ。

ふたりが互いの思いに気付いてキスをかわして終わるんですよねぇ。

それから、しばらくして始まった第2シリーズでは、なんとまあ、

出てこないんですもの。雨宮さん。

お前は、骨折して出れなくなった仮面ライダーですか、って思いましたよね。

じゃあ、ふたりの関係が、この映画でどうなるのかなって、観てみると、


憧れの存在というのが、一番近い印象。そこに、落としどころをもってきましたか。

まあ、いいんですよ。前回の劇場版HEROが、二人の関係を描いた感じだったので、

またそれをやってもね。「HERO」で魅せたいのはそこじゃない。それは分かるんですが、

いいじゃん、もう、ふたりくっつけちゃえよ! って、すごく思います(笑)。

ハリウッド的な、あるいは、少女マンガ的な引き延ばしを感じますね。

ともかく、なかなか面白かったですよ。





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「バケモノの子」観ました(ネタバレ注意)。

なかまくらです。

「バケモノの子」、観てきました。ネタバレ注意。



あらすじ。

離婚した母と母子二人で暮らしていた蓮は、ひとりぼっちになってしまう。

親戚には馴染めず、家出をした。

普通なら、連れ戻されるだけのはずだった。

ところが、渋谷の裏側、妖怪の世界では、熊徹(くまてつ)という暴れん坊が、

街の代表者になるため、弟子を探して人間界に来ていた。

熊徹は嫌われ者で、一人で戦っていて、蓮のようだった。

蓮は、バケモノの弟子になった。九太という名前ももらった。

ふたりはいがみ合いながらも強くなっていった。


17才になった九太は、ひょんなことから、人間界へと戻る道を見つけ、

二つの世界を行き来しながら生活するようになる。

その中で、九太は楓と出会い、「蓮」と自分の名を名乗る。

楓は進学校に通う高校生で、けれども、自分らしさってものに悩んでいた。

九太は、どんどん勉強し、そして、楓のススメもあって、

大学に行きたいと考えるようになった。

しかし、熊徹は、自分の言うことなんて聞いてはくれない。

九太は熊徹に愛想を尽かして、家出する。

そして、本当の父親とも再会し、

いろいろなことが上手くいきそうになってきたときに、

熊徹の顔がどうしようもなく思い出された。

熊徹は、いよいよバケモノの街の代表者になる戦いに挑んでいた。

ふがいない熊徹に、九太は思わず声をかける。

熊徹が勝利をつかんだとき、ライバルだったヨウセンの息子・・・

・・・として育てられていた人間が、突如、闇に飲み込まれた。

人間は闇を心にもっており、その闇は、九太も持っているのだ。

闇に飲み込まれそうな九太を救ったのは、

これまでいろいろなことを教えてくれた人たち。

九太は、渋谷の街を救いに行く。

同じバケモノの子として育てられた二人が、最後の決戦に挑む。



+++++++


そんな感じでした。

結構面白いお話でしたが、一般受けはしないかも?

登場人物の半分以上が、妖怪(動物)だし。

でも、この物語はそこじゃない。

親と子とは、どんな関係を築いていけばいいのか。

師匠と弟子とは、どんな関係を築いていけばいいのか。

そんなことを教えてくれるような、そんな物語のように感じました。

新しい職場で、分からないことばかりの私は、どんなふうに強くなればいいのだろう?

そんな風に、九太に自分を重ねたりもしました。


映画の中で、

ああ、うまいなあと感じたのは、楓と出会ったときに、

人間の世界の名前”蓮”を、8年ぶりに言うというのに、すっと名乗ったことです。

ずっと九太だったのに、人間の世界ではやっぱり、人間の名前を名乗り、

世界をはっきりと区別しているのです。千と千尋の神隠しでもそうでしたよね。

こういう気遣いってすごいなあって、思いました。

ああ、あと、熊徹が、九太のために自らの犠牲を顧みないシーン。

若干の急な展開でしたが、おおかみこどものときといい、

こう、毎回あると、もはや作為的にそうしているんじゃないかって思えてきますね。

分かりやすければ味わい深いかと言われれば、それはまた難しい問題ですから。


まあ、ともかく、めちゃめちゃ面白かったかと言われると、

まあ、映画館で観て良かったかなー、というくらいには面白かったです。

次は何をみようかな。





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