1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

土曜講習楽しいぞ。

なかまくらです。

久しぶりに土曜講習で物理をやっています。

準備は大変。4時間くらいかかっている気がします。

受験科目になる可能性は低いけど、推薦で大学入ったら使うから・・・

なんて言って取ってくれている希望者とやっているので、みんな意欲が高い!

物理で遊ぼう!なんだと思います。

問題を解いて、こんな設定か~! これ、どうやって解くんだよ~!!

と、1時間、ああでもないこうでもないとみんなで考えて解いていくことを楽しむ。

楽しい時間ですね。


 





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キャパがあるという話

なかまくらです。

今はすっかり元の生活(7:00ー21:00は仕事、23:00就寝&6:00起床)に戻ってしまいましたが、

実は夏休み明けは、昼食なしの午前授業で進行していました。

すると、普段だったら18時くらいからスタートしていて、

21時までやっていた雑務が、

15時くらいからスタートできるようになりました。

お!?

いつもより、3時間多く雑務ができるぞ!?

土日は仕事しないでもいけるんでないの!?

・・・と思いながら、始めました。

ところが、19時くらいに限界が来るようで、21時まで頑張れない・・・。


同僚の先生とそんな話をしたところ、共感していただけました。

「一日にできる仕事(雑務)の総量って決まっているんだね」


仕事量を増やすにはキャパシティをまずはなんとかしないといけないってことのようです。









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百万年早いことがすぐわかった

なかまくらです。

今日は職場の研修でした。

採用されて6年目なので、6年次研修です。

初任者研修で一緒に研修を受けた理科の先生たちが集まりました。

ちょっと人数が減ったかな・・・?

表情が晴れない人もいるかな・・・?

そんな感じでスタートした研修でした。


私が1校目でうかうかしている間に、6割くらいの先生は、

2校目の勤務に進んでいました。


国は新しい教育の導入に向けて着々と進んでいます。

探究的に学ばせる、というやつです。


私も、昨年から取り組んでいて、

これを改良していけばいいかな・・・? と思う取っ掛かりは見つけたところで、

トップランナーとはいかないけれど、

先頭集団の最後尾くらいにはいるつもりだったんです。


ところが、同期が研修で講師を務めて発表してるじゃないですか。

内容も、これぞ探究というものでした。

いろいろツッコミたいところもありましたが、負け惜しみのような気がするくらいには、

すごかった!


私の好きな歌手にNakamuraEmiさんがいるのですが、

この人の「N」という曲がありまして、

「あなたの 応援歌を書くつもりだったなんて 百万年早いことがすぐわかった」

という一節があるのですね。これを思い出しました。


すごいことやってるぜ! と、引っ提げて行ったつもりが、

上には上がいたということ。

あれ? これ、もう、こんな風な授業になるんだったら、自分には向いてないし、

こういう授業をしたいかといわれると、それも △ で、どうしようか?

とネガティブになりましたが、

正解がそれなわけじゃない、と考えを切り替える。

それも一つの正解ではあるけれど、

そうじゃない正解もあるはず。それを探究する修業は続くのです。

頑張らないとな、と思う、一日でした。


おわり。






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遠くにかすんで見える職業としての仕事のゴール

なかまくらです。

新型コロナウイルスでグループ学習をストップしています。

すると、今まで誤魔化してきた授業のいろいろな拙さや、

すっ飛ばしていた理解のステップが見えてきて貴重な経験をしています。

一方、生徒たちは最初こそ戸惑ったものの、新しい授業にどんどん順応していく。

すごいな、高校生。


そんな中ですが、2年後の学習指導要領改訂に向けて、

昨年から取り組んでいる探究型の授業については細々と試行錯誤をしています。



少し前に、職場の数学の先生と飲みに行ったとき、

「本当の本質を知るためには何を勉強したらいいのか?」

というような話題になって、数学とか物理とかを学んでいけば・・・

という話をしたところ、でも結局は、物理を学んでもすごく簡単な現象さえ、

説明できないことに愕然とした、とその先生が話していて、なるほどな、と思いました。


それをずっと頭の片隅で転がしていたのですが、

なるほどその疑問に対する答えを自分も探していたのだ、と最近思ったのでした。

理論と実際の統合をしたい。

理想気体の状態方程式が、実際の気体の場合とどう違うのか知っていて使うのか、

知らずに使うのかではわけが違う。そういうところから、

物理の法則とされているものの、背景を深めていくことが、

より良い理解につながるのではないか、と考えるようになりました。

そのために、工作ができるようになったりという2年前くらいまで

せっせと取り組んでいたこととかが役に立ちますし、

自分の仕事が一本の線でつながっていくような感覚がして、ちょっと楽しい体験でした。





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時間の針を手動で回す

なかまくらです。

時代の一番最後を歩くような遅さでICT化が進められていた学校教育ですが、

突然、いろいろと動き出しているようです。

長引く臨時休業によって、動画授業を始めている学校もあるようです。

とりあえず、独自に設備を整えて私も始めてみました。


地方の公立高校が、そろそろ気づかないといけないことは、

私立高校と公立高校の立場が逆転しうるということ。


公立高校だから、別に今まで通りにやってれば、公立のほうが安いから、

学生はちゃんとやってくるだろう、と。


そうやって胡坐をかいている間に、私立高校無償化が決定。


私立はそこからお金を取るわけですが、お金を取って、


塾と提携! 優れた先生の授業が受け放題! とか、

最先端の授業やってます! ひとり1台iPad! 英語授業! とか、


そんな感じになっていまして、

しかも、それをYoutubeとかでバンバン発信するものですから、


なにぃ!? ならば、こっちだって!

と思うと「いやいや、ダメに決まってるでしょ?」 とストップがかかる。

まあ、わかりますけどね。何かあったら責任誰がとるのよ!?

という話に収束していって、

ああそうですか、まあ、公務員なんでそういうなら、別に無理してリスク負わなくても。

で、やる気がなくなってやらないいつものパターン。


ただ、このままではマズいということは、親方には早めに気づいてほしいものです。

少子化は進んでいますし、定員割れもどんどん進んでいます。

で、機械的に定員が割れたら、募集人数を減らす、を繰り返していく。


お金が安いから、と公立に来る学生が増えれば増えるほど、

子どもにお金をかける余力はないわけで。

そうすると、毎日学校来るだけで精いっぱいです! 偉いぞ~。

みたいな場所になっていく。そういう学校も必要だけど、高等教育なんですよ、一応。

できなくてもいいよ~、という場所じゃない。そうでないと、今度は出口が保証できない。

プラスONEの教育をするには絶対にお金が必要。

お金を毛嫌いするのはやめたほうがいいですね。お金はないと困るものだって、

ちゃんと教えてあげたほうがいい。高校だって、自由になるお金を手に入れる

ルートを確保しておいたほうがいい、と私は思うんですけどね。


だから、それぞれの高校が積極的に独自の特色を出して、それを広報していかないと、

いけないと思うんです。


だからこそ、この機会に、時計の針を進めなくちゃいけない。

そういう時だと思うのです。


今日はお休みです。何をしようかな。





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