1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

先を行く人2:探究とPBLの話

なかまくらです。

先週は勉強&勉強の週でした。

土曜日は、テスト前ということもあり、部活動をお休みにして、

第6回学びのイノベーションフォーラムに参加してきました。

・・・えーーと、まずですね、圧倒的でした。

世の中には、こんなにすごい先生が、こんなにたくさんいるんだと。

ここにいる皆さんで、日本の教育を変えようという、情熱も持っていらっしゃる。

そんな熱に溢れたフォーラムでした。

その中でも、私が印象に残ったのは、2つのことです。

1つは、探究活動です。

現在、経済産業省とZ会が協力して、

”「未来の教室」実証事業” というものをやっているそうです。

いったい何をするのか。

コンセプトが非常に興味を惹かれるものでした。

コンセプトは、ワクワクするところから始めよう、ということ。

しかも、 

 ワクワク ⇒ 教科学習  ⇒ 探究的学習 ではなくて、
 ワクワク ⇒ 探究的学習 ⇒ (困ったら)教科学習

という手順を目指していることです。

実際には、まず、iPadを使って、知識は個々にアプリで速習します。

そのあと、速習することによってできた時間で、探究的学習に取り組むというもの。

そして、困ったら、教科の学習に立ち戻るというシステムで、

ただただ、AIを用いて効率的に学んで終わりではなくて、

探究こそが学習の本番なのだ、というある意味当たり前の発想なのですが、

結構目からうろこでした。

それから、溝上先生のお話でも、探究のお話が出てきました。

こちらは、理数探求という探究をするための授業を飛び出して、

普通の授業中に、探究活動をしてしまおう、という内容でした。

探究活動から始まる学習があってもいいのではないか、というのは、

確かにそうなのですが、なかなかうまくできそうになくて及び腰になっている・・・

・・・そんな自分に気づかされるのです。

学問としての体系性が気になるんですよね・・・。

そこの課題をどうするか、春まで考えたいな、と思うのでした。


2つ目は、PBLです。

PBLとは何か。

PBLとは、Project Based Learningの略で、課題を解決することを目的として、

学んでいく方法です。

発表をされた先生は、インドネシアとのインターネットを介したグループワークと

掛川城のプロジェクションマッピングをした実践例を出されていて、

協賛企業を募り、社長の前でプレゼンテーションをしたり、

チラシを考えたり、映像を考えたり、ととにかく、実際に、

社会の人と会議をしたり、支えてもらったり、と交流を体験したことに大きな意味があると

感じました。

そういう体験をすると、もっと学ばなければとか、こういう知識が足りなかったな、

ということが生まれてくると思うのでした。




さて、どちらにも共通して言えることは、

体系的な学び方だけがすべてではないな、ということでした。

これから求められているのは、

1.何を学ぶか
2.何ができるようになるか
3.どのようにして学ぶか

この3つだと言っています。

どのようにして学ぶのか、そして、何ができるようになるか。

学ぶだけではなくて、何ができるようになるか・・・

すなわち、実践的な学びが必要なのかな、と思わされる文面です。

その方法をいま、模索中なのだな、と思う私なのでした。

あとですね、同期で、同じタイミングで先生になった方が、

スタッフとして動いていました。4年目ですでにスタッフ。運営側ですか。

どこで差がついたのか・・・負けてられぬ。

おわり。





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