1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

定性的、定量的

なかまくらです。

Twitterのまとめ、やってみました。まさに、その62枚目のプリントの話。

2週間くらい隙あらば考えているのですが、一向に解決しない。

どういう状況かと言いますと・・・
うん、我ながら言いえて妙だな、と思ったので、まとめてみました。

入試問題としては解けている。

けれども、グラフの傾きの式が合わないのです。

そして、それゆえか、なんかしっくり来ていないのですね。

うーーーん。今回はここまでにすべきなのかもしれません。

完璧を全部積み重ねるよりも、とにかく納期に間に合わせるのが大事な気がしています。


あ。メリークリスマス。





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基礎基本を大事にするためには・・・

なかまくらです。


探究的授業の研究をここ2年くらいずっとしてきまして、これは面白いことやってるぞ!

と思っています。時世が探究を求めていて、

日常生活につながる題材が、入試にも続々と登場しています。

それもあって、高い目標をもって頑張っている生徒たちも、

そういう感じの応用問題を出してほしいところもあるようです。


いいじゃん! そういう問題を扱えると私も大変だけど面白いし、

面白いって言ってもらえて、評価されているようで何より!


・・・・・・だと、転勤してきてからの、この半年くらい、そう思ってやってきたのですが、

なんか違う気がしてきたのです・・・という、大発見(仮)かもしれない。


生徒の中には、

「基礎は簡単! 応用を早くやりたい!」

という人と、

「基礎がわからない・・・ドリルで演習をする時間を授業内で取ってほしい・・・」

という人がいる状態。


受験に向かって、生徒の進路検討会がありました。

いま教えている生徒の力の伸びていたり伸び悩んでいたりを見て、

どっちを支援するのが、より良い1年後につながるだろう?

という2択に迫られ、ここ最近、悩んでいたのです。


でも、あれ、ちょっと待てよ・・・? と。


さて、前置きが長くなりましたが、

基礎 ⇒ 簡単! 応用問題どんどんやるぜ!

に対して、

「簡単? じゃあ、ここはどうなってるの?」

という、ちょっとした捻りを問題に加えて、ブレーキをかけることができれば・・・?

「あれ? この辺分かってないじゃないか。これをやってから応用問題に移ろう!」

となることが大事なのではないかということです。

そうしたら、基礎をじっくりやりたい人が、

まわりがどんどん応用に移っていくために基礎を固められない状況も変わるのでは?

と思っています。まだまだ勉強ですね。





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最後の詰めが大事

なかまくらです。

相変わらず、忙しい・・・。

教育実習が終わり、体育祭が終わり、生徒総会が終わり、

現在修学旅行の日程と部屋割りをしながら、テストを作っています。

この後、中間テストがあって、薬学講座に少し関わって、研究授業をして、

修学旅行説明会で説明して、

部活動の大会があって、修学旅行に取りまとめで参加して・・・

部活動の別の大会があって・・・


そうしたら一息つけるのか・・・?

息継ぎを短時間で素早くやる能力が求められていますね。


今日は、修学旅行1日目の日程の素案と、テストの問題作りをしました。

テストを作るときには、定期テストですから学んだことを理解していれば

得点が取れるように作るべきだと私は考えていて、

けれども、少し発展的な内容も扱っておかないと、評価の段階になって困るわけです。

そうすると、最後に数字を変えてみたり、少しひねった問題を付け加えてみたりするのですが、

ここにすごく時間がかかります。

問題を作るのは難しいのですが、

それ以上に難しいのは、次につながる勉強になる問題を作ることで、

まあ、面白いのですが、時間があっという間に過ぎて行ってしまって、

今日も12時間ほど作業をしたのでした。

いろいろと立て込んでいるので、もうちょっと頑張りたいところです。

おーっ!





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誰も止めないけどね

なかまくらです。

部活動の地域移行がついに動き出そうとしています。

中学校では、来年度に運動部から本格的に始まり、いつも通り、文化部も追従する様子。

日本社会の慣例に従い、強い反発は起こらない感じですね。

あまりにもブラックな状況なので、教員のほうとしても、状況を静観する先生が多いようですね。


そんな現場の教員の一人として、これは絶対にうまくいかないぞ! と思ってはいるのです。

未来の学校に求められるのは。、「多様性」だと思っています。

勉強を頑張る子、部活動を頑張る子、その他の郊外活動を頑張る子、いろいろでしょう。

その活動を頑張っているから・・・とそれぞれの子どもたちが自信をもって育っていく。

それは言い換えれば、自己肯定感というやつで、

学校の最大の目標は、自己肯定感を育てることだと私は思っています。


では、部活動を地域移行するとどうなるか。

単純に、学校とは関係なくなって、塾と同じ扱いになると思います。

塾に行っていることを「頑張って勉強しているね!」と先生はあまりいません。

それと同じ部類の何かになるということです。

そして、学校とは、勉強をする場所になるということです(それはある意味では正しいですが)。

つまり、勉強ができない人には価値がない場所です。

勉強ができる人はそれでいいでしょう。

けれども、高校まで来てみれば、高校には高校入試があるわけで、

高校入試を通る時点で、「自分には勉強が向いているな? スポーツが向いているな?」

などと、なんとなく察するわけです。


ところが、そうして入った高校は「多様性」などは認めずに、勉強のみを推奨するわけです。


それは困ったことになるでしょうね。

ただ、現在、実質賃金時給300円程度で部活動を一手に引き受け、勤めている

顧問諸氏のひとりとしては、わざわざこれに反対する面倒をおってまで、

これに反対する労力を費やしてまで、

反対しないし、そういう教師が多いからこそ、

こうなっているのでしょうね。

はたして、どうなるのやら。

おわり。






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青写真を描く

なかまくらです。

夏休みですが、今年はひたすら仕事を進めています。

転勤して、進学校に来たため、授業のプレッシャーが大きいのです。

生徒達の少なくない人数は1年生から塾に通っていますし、

授業で教えているところなんてずっと昔に終わっている生徒もいます。

塾に行っていなくても、講義の代わりに市販の参考書を読んでいたり、

配った演習プリントの代わりに、配った問題集をひたすら進めている生徒もいます。

さ、殺伐としているぞ!?

前任校では、今日は実験ですぞ!と実験したり、

ちょっと大変な証明をみんなで乗り越えるぞ! おーっ!

みたいな感じで授業を進めていたのに、

実験道具は何があるかまだ把握できていないし、

生徒は値踏みをするように授業を受ける感じ。もっと楽しみたいな。

と思う反面、確かに、私自身も当時、物理とか数学とか、

「ああ、この先生の授業はいいな」とか「この先生は合わないな、この教科は塾の先生の教えてくれた方法で行こう」とかやっていたので、そういうものなんだろうなという少し懐かしい感覚でもあります。

けれども、そのままにするのがいいわけではないので、

塾を部分的にでも上回る部分を作るしかない・・・。

そのためには、教材研究が大事で、「あ、今日は時間が来たのでここまでです」

ではもちろんだめで、「時間が来たから」ではなく「今日学ぶ予定のことが終わったから」授業が終わりになるようにしないといけない。

そのために、この夏休みは、およそ140回程度あると思われる「物理」の授業で毎時間どこまで進んで、どの問題を解いて、どんな課題を解決したいかをExcelで一覧表にする作業をしています。

完全に青写真。

けれども、青かろうがなんだろうが、なければ始まらない。

今日から34歳。30年後はこの仕事をやっていないのかも。

時間がない。やれることをやれるだけ、やるのです。そんな夏休みが来ています。





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