なかまくらです。
来年度の公立高校の定数減の対象校が発表されました。
▼熱海▼伊豆総合▼裾野▼沼津城北▼吉原▼富士東▼富士宮東▼駿河総合▼静岡農業▼島田▼島田商業▼川根▼榛原▼掛川工業▼袋井▼袋井商業▼磐田北▼磐田西▼浜松江之島▼浜松東▼浜松城北工業▼浜松湖北▼湖西
だそうです。
23クラス削減ということですが、1クラス40人の設定なので、
920人分の枠がなくなった計算になります。
前任校もこの中には含まれておりまして、いよいよか・・・という感もあります。
実際に勤めているときには、この時期は戦々恐々としておりまして、
定数減を避けるために、学校を盛り上げ、受験生を増やそうとする先生方の機運も、
あったように思います(そればかりではなかったけれど...)。
しかし、現在の高校はそういう感じではなく、ともすれば忘れてしまいそうですが、
子どもが減っていく中、ちゃんと教員として生き残れる技術を身に着けていないとな、
と改めて思うのでした。
いろいろな科目を教えられたり、部活動で変えのきかない人材であったり、
教科の専門性で飛びぬけていたり、教育技術で飛びぬけていたり、などです。
そうでなければ、採用されたからといって、終身雇用をぬくぬくと享受しようなどと
考えていたら、気が付いたら、公務員の身の上ですから、まったく別の施設で、
まったく別の仕事をしていたりだって、あり得るかもしれない。
そんな危機感を持ちながら勤めていたのを思い出しました。
それにしても、公立高校の定数はどんどん減っていき、私立高校や通信制の高校に
どんどんと生徒を送り込んでいて、教育委員会は何を考えているのだ!!
と、当時は憤っていたのですが、ふと、今年度の発表を見ていたら、
別の陰謀を思ったのでした。それは、これからを見据えての学校の畳み方なのではないか、
という陰謀論。
定数を減らした分だけ、教員一人当たりに対する生徒は減りますし、
授業数も減っていきます。まさに、働き方改革!!
そして、やがて訪れる超少子化によって、廃校が起こることを見越して、
公立高校の教員の採用を減らしていく。
代わりに私立高校の教員がそれまでたくさん必要で、急にいらなくなる危険がある・・?
いいえ。私立高校は、かつては私もそうでしたが、
若くて人件費がかからない1年契約の講師が多いので、入学する生徒の数に合わせて、
1年の区切りに退職してもらえば、学校としては痛くも痒くもない。
公立と違って、その雇用を保証する責任もない・・・。
・・・なんて妄想を思いついたのですが、実際のところ、どうなんでしょうね。