なかまくらです。
「ザ・クリエイター 創造者」観ました。
最近映画の公開情報に対するアンテナが低くなっていて見逃しそうでしたが、
なんとか滑り込みで見てきました。
監督・脚本は、
「ローグ・ワン スターウォーズストーリー」のエドワード・ギャレン監督でした。
あらすじ
AIが高度に発達し、人間の仕事を同じようにこなすことができるようになっている社会。
ところが、事故が起こり、ロサンゼルスは核爆発で消滅した。
その生き残りであるジョシュアは、AI殲滅を打ち出した西側諸国の特殊部隊として、
潜入調査をしていた。潜入先はアジアのある国で、その国には、AIの人工頭脳を開発し、
ブレイクスルーを成し遂げた開発者がいるはずだった。この人物の抹殺がジョシュアの
任務であった。
ジョシュアは、その人物の娘とみられている人物と近づき、偽装結婚をするに至ったが、
子を授かり、いつしか本当に愛するようになっていた。
しかし、特殊部隊は、潜入先に乗り込んできて、すべては滅ぼされてしまった。
失意に暮れるジョシュア。
ところが、そんなジョシュアのもとに、特殊部隊は再び協力を求めてきたのだ。
それは、西側諸国が10年の歳月をかけて開発・建造したNOMADを破壊することができる
AIロボットが開発されているという情報、そして、そのロボットがいる場所が分かった
というものだった。
死んだはずの妻の面影を見たという映像に乗せられ、
土地勘のあるジョシュアはその作戦に引き込れたのだった。
決死の作戦の末、ジョシュアは、その兵器である少女・・・アルフィーに出会う。
ジョシュアはその少女が妻のことを知っていると確信し、
案内させるために、敵地を渡っていく。
その中で、ジョシュアは、AIを守り、NOMADを破壊することを誓うことになる。
ジョシュアはその果てに、NOMADにアルフィーとともに乗り込み、破壊する。
闘いから解放されたAI達と人間たちの喜びをアルフィーは一人、
誇らしく見るのだった。
というようなお話でした。
SF超大作・・・! ですが、タイトルからにじみでるB級感。
SF作品ってなぜだかどこかB級感を漂わせてしまうのはなぜでしょうね。
この作品は、そのあたり上手に処理されていて、楽しめました。
ロードムービー的な出会いと別れの中で、アルフィーとの仲が深まっていくのも
良い感じでした。
アジアのごった返した感じは、未来になってもそんな感じなのかな、という
感じで、ロボットと共存できているのも、自然との付き合い方の思想が
反映されているのだろうなと思いました。
ひとつ気になった点は、NOMADの高度感がいまいち不明で、
地上に近いところを航行している感じもするのに、酸素がないくらい
高いところのように描かれることもある。このあたりがなんだか曖昧な感じでした。
というくらいでしょうか。
ギリギリハッピーエンドな感じで終わりましたし、
良い出来のエンタメ映画であったなと思います。
おわり。