1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「ゲゲゲの先生へ」観てきました。

なかまくらです。

「ゲゲゲの先生へ」を観てきました。



東京芸術劇場での公演でした。

どうしよーかなー、仕事あるし、観に行けるかなぁ~~としばらくの逡巡の間に、

土日のチケットは売り切れ! 平日に早退して観に行きました!!

主演は佐々木蔵之介。周りも豪華な俳優陣と、イキウメのおなじみのメンバー。

さて、どうかな~~、とわくわくしながら観に行きました。

あらすじ

根津という男は、ある時を境に、スリや詐欺をして、

生計を立てるようになっていた。あるとき、へまをやらかして、

田舎にやってくる。そこでおばあさんを騙そうとしたところ、

魂下しを食わされ、魂を食われそうになってしまう。

幸運が重なり、生き永らえたが、

ひとならざるものが見えるようになってしまい、

本人も半分ひとではなくなってしまった。

それから随分と時間がたって、

都会では、子供が生まれなくなっていた。

少ないながら生まれないことはないのだが、

生まれたときから、ふがふがというばかりで、

まるで魂が入っていないかのようであった。

そんな都会から逃げてきた若い夫婦は根津に出会う。

根津は、自分の半生を語るのだった。

妖怪たちがいた日々、田舎から人が減り、

妖怪たちが姿を消していったこと。たった一人、残されたこと。

やがて追手がやってくる。

都会では、コケカキイキイという怪物が暴れているらしい。

銃で撃っても死なないばかりか、地面を揺らし、とんでもない力を持っている。

どうしてこんなことになってしまっているのか。

市長と医者と警察は、自分たちの地位と利益を守るために、

結託していたが、コケカキイキイと根津に懲らしめられてしまう。

若い夫婦は、その、田舎のボロ屋に住むことにする。

根津たち妖怪は、いつの間にか消えていた。


そんなお話でした。

佐々木蔵之介、すごい役者さんでした!

空気感が素晴らしい。肩ひじを張らず、風格がありどっしりと構えている。

あとは、白石加代子さんが素晴らしい!

他の役者さんもうまいのですが、最初の登場シーン、

今にも死にそうなおばばとして登場する白石さん。

ところが、底知れない何かを滲み出し始めたあたりから、もう、そのシーンは、

全部持っていきましたよね。

芝居を長く続けるってたぶんこうなるってことなんだと思いました。


タイトルにある通り、この物語は、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげるの

ことを題材にしたお芝居でした。

そのため、ストーリーの中で、水木しげるの作品がいくつか登場しました。

「コケカキイキイ」「錬金術」「丸い輪の世界」の3編だったようです。

すると、今まで前川さんの作品ではなかったような展開が起こって、

驚いたり、それが真新しくて面白かったりするのでした。

それと同時に、どこかほの暗いといいますか、

どこからでも妖怪が出てきそうな、そんな雰囲気が舞台にありました。

さらに、この空気感というやつがすごく作られていて、

根津の語り口を中心に、役者全員で作っていたな、と思います。

妖怪が出るパート、若い夫婦を中心とした人間のパート。

始めはこの2つのパートで始まるのですが、

ところが、だんだんこの二つが、近づいてきて、

後半は混然一体となって、妖怪の世界に引き込まれてしまいそうな、

あるいは、妖怪というのは実在するんじゃないかって、

そんな錯覚に陥るような、

そんな素敵な体験ができました。

演劇っていいなぁ、と改めて面白さを実感するお芝居でした。

おわり。





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労働の対価

なかまくらです。

やーーっと、今日の仕事を終えて、帰ってきました(24:30)。

明日も朝7:30から仕事なので、6:30には起きて、

7:00には家を出ます。明日、土曜日なんだけどなぁ(苦笑)。


・・・ふと冷静になるとダメですね。

教員というのは残業代が固定で、給与の4%つきまして、

だいたい私は12000円くらいなのですが、

私の月間の残業時間が120時間くらいなので、

だいたい時給100円という感じです。


まあ、自分の能力がすごく高くて、100円じゃ、仕事やらねぇぜ、

というわけではないんですが・・・


最近すごく思うのは、結局物理の勉強をしている時間が一番楽しいんですよね。

もしかすると、大学生のときがすごく楽しかったのは、

演劇もあったし、バイトもあったけれども、

その実際のところは、

毎日研究したり、勉強したりしていたから楽しかったんじゃないかって、

そんな風にも思ってしまうのです。


・・・でも、あの頃は、ここまで頑張ってやってなかったなぁ、というのも事実。

じゃあ、今、力学とか、電磁気学とか、熱力学とか、数学だってそうです。

それらが、あの大学生だった頃よりも原点となるところはちゃんとしている今、

もう一回大学で勉強してみたいなって、思ってしまうんですよね。

この、今費やしている毎月の100時間を、なぜ研究に使えないんでしょうね。

あるいは、年間に1200時間も他人よりも研究していたら、

なにか、ちょっとくらい発見できていたかもしれないのに、と思って悔しいんですね。


世の中には大きく分けて、時間を売る仕事と、技術を売る仕事があると思っています。

私は技術で食べていきたい。

今、それは叶っているのかな、と悩む夜更けの私なのでした。

風呂に入って寝ます。おやすみなさい。





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ほくほく

なかまくらです。

たぶん初めて。



一人暮らしして、初めて里芋を買いました。

市をやっていて、里芋、おいしいよ~、というので、

でも、煮物とか苦手なんですよね~~、と返しますと、

いやいや、ただ、茹でてわさび醤油で食べればいいんよ。

ということで、あ、だけどこのわさび味噌をつけると、さらにうまいね。

・・・ということで、里芋・・・がぶり。

う、うまいぞ! 皮はつるんとむけるし、

美味しいのでした。

また買おう。






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「新装版 電磁気学のABC」を読みました。

なかまくらです。

「新装版 電磁気学のABC」を読みました。



一度高校電磁気学を学んだ後に読むと、電磁気学の世界の奥深さを感じる本でした。

文章も平易で実に読みやすいです。

そんな簡単なことも知らないで、学んだことになっているのか、

ということがいくつも問いとして現れ、面白かったです。
電磁気学は覚えることが多いですが、

本質的には4つの法則からなっているということを説明している本でした。
また、電磁波の発生の原理は、色々調べましたが、これまでで一番わかりやすい説明でした。

この本と、それから、その前に読んだ本 ↓

「高校数学でわかるマクスウェル方程式―電磁気を学びたい人、学びはじめた人へ」読みました。

だんだんと、高校生の時にとりあえず問題が解けるようになっただけだった

電磁気学の分野が目の前に開けてきた気がします。

リンク先の本ですが、なんと読んだのが、3年前。。。

それから、「あ、なんか分かりそう」

そう思って、もう一冊読もうと、この本を買ったのがそのすぐ後だったと思います。

3年か・・・。

「少年老い易く、学成り難し」

とはよく言ったものです。





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アニメから離れないで3:シュタインズ・ゲート0

なかまくらです。

「シュタインズ・ゲート0」を観終わりました。

うわあぁあああっ( ;∀;)・・・よかった。


シュタインズ・ゲートは、2012年に本編が放送されまして、

☞ 「「Steins;Gate(シュタインズゲート)」を観ました。

その後、劇場版の制作が決定

☞ 「Steins;Gate 負荷領域のデジャヴ 観ました。

そして、なんと6年ぶりに新作が作られるということで、わくわくしていたのでした。


・・・とはいえ、一体、これ以上、何をしようというのだ!

というくらい、前作で完全にハッピーエンドに終わったわけです。

それを今更・・・と、思いつつ、見たわけですが・・・

面白い!

シュタインズ・ゲートの本編は、

簡単に説明するならば、岡部が、牧瀬、ダルとタイムマシン(メールを送れる)を作り出し、

それによって、世界の国家権力に目を付けられ、不幸な結末を招いてしまう。

というものでした。それで、タイムマシンを使って変えた未来を元に戻していくが、

それも、第三次世界大戦へとつながる未来。

その未来を変え、シュタインズ・ゲートにたどり着く・・・という物語でした。

これが、最初は7話くらいまでは面白くないんですよね(笑

よくぞ我慢して見続けたぞ、私。

もし、これから見るぞ、という方。とにかく13話まではみてみてね!


さて、今回のシュタインズ・ゲート0は、

このシュタインズ・ゲート世界線にたどり着けなかった、

第三次世界大戦へと向かう世界を生きる岡部が、どう復活し、

再びシュタインズ・ゲート世界線を目指すのか、という物語。

肩を落とした岡部を見る辛さ。・・・しかし、カタルシスは訪れます。

この時のために見てきたんだ! ってね。

とにかく丁寧に練られ、作られてきたアニメでした。

長らく楽しませてもらいました。





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