1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「オルフェウスと影の一座」観てきました

なかまくらです。

SCAPシアタースクール2024

「オルフェウスと影の一座」観てきました。
(写真はSPACのX(旧Twitter)アカウントより)






児童文学作家ミヒャエル・エンデさんの絵本を戯曲化したものです。

静岡県の中高生が、お芝居をするために集まってきて、上演する

SPACの企画でした。

あらすじ。

オルフェウスは、声が小さくて、女優になることはできなかった。

その小さい声を生かして、役者が台詞を忘れたときのために、

舞台のそばにある箱から小声で台詞を全部言うという仕事をしていた。

時代は変わり、劇場に人が集まらなくなっていった。

オルフェウスはすっかりおばあちゃんになっていた。

そして、あるとき、街の劇場はついに閉鎖されることになった。

オルフェウスおばあちゃんは、閉鎖された劇場に、ひとり名残惜しく、

佇んでいた。すると、居場所をなくした影と出会う。

オルフェウスおばあちゃんは、その影を受け入れて、2つの影をもつようになった。

うわさを聞き付けた影たちが、オルフェウスおばあちゃんを訪ねてくるようになり、

たくさんの影をオルフェウスおばあちゃんは受け入れた。

オルフェウスおばあちゃんは、騒ぎ立てる影たちに、

お芝居を覚えさせることにした。

やがて、仕事もない住まいを追い出されたオルフェウスおばあちゃんは、

影たちと村々を周り、劇を披露して、見物料をもらうようになる。

「オルフェウスと影の一座」は次第に有名になっていく。

そして、あるとき、大きな、深い、影に出会う。

影は「死」の影であると名乗る。

オルフェウスおばあちゃんは、その影をも受け入れた。

気が付くとオルフェウスは、天国にいた。

影たちも一緒だ。

オルフェウスは劇場に案内され、そこで、天使たちにお芝居を見せることになったとさ。めでたしめでたし。

というお話でした。


すごくいやな登場人物が出てこなくても、

お芝居がちゃんと進んでいって、

音楽を生で演奏したり、踊ってみたり、

劇中劇でマクベスやオズの魔法使いの名シーンを演じてみたり、

なんだかすごく満足感のある1時間でした。

役者さんはエネルギーに満ち溢れていて、

舞台の照明や人の集まり方や動き方など、

6~8人くらいが一般的なプロのお芝居や、

高校生のお芝居では見られない、演出も見どころでした。

こういうの、できたらすごいなあって思いますが、

こういうのは、もっと、世界で芸術と呼ばれているお芝居を

観ないと演出方法が浮かび上がってこないんだろうな、と、

自分の表現方法の浅薄さを感じるのでした。観れてよかったです。

おわり。





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演劇ユニットせのび「夏に冬は思い出せない」観ました(配信)

なかまくらです。

演劇ユニットせのび「夏に冬は思い出せない」が配信されていたものを観ました。

最近、有料で配信してくれるお芝居が増えて、現地に出かけるパワーがなくても

見られるようになったのは良いことですね。ただ、これは生で見たかった・・・!

というお芝居が増えるのも、事実・・・!

さて。

今回観たお芝居は「冬忘れ」という、冬を忘れてしまう病気が蔓延する日本社会のお話です。






このお話は、難解で、ちょっと全体像をつかみ切れていない感じが強いのですが、

不思議な魅力のある作品でした。


冬を忘れてしまったことで、冬に新しく友人と出会ったことまで忘れてしまった人。

その一方でそれを覚え続けている人がいるということ。

小学校の校舎が建て替えられて、小学校の思い出を思い出さなくなってしまった人。

祖母が認知症で、次第に孫を忘れて行ってしまうことに悲しんでいる人。

祖母に逢う頻度が下がって、祖母の存在が薄れて行ってしまう人。

小学校のことであった出来事をすべて覚えているのは二宮金次郎像。

冬に仲直りした夫婦はなぜ、一緒にいるのかを忘れてしまう。

山で遭難するカップル・・・互いを探しあう。

それは、互いになぜあったのかを思い出そうとすることの暗喩のようであり、

二人は再び出会えた。足跡を増やしていく。

人間は、辛いことを忘れることのできる生き物であり、冬忘れによって、

雪国に住む人たちの自殺率は減少した。

二宮金次郎は、語る。すごく昔には、地球の自転は今よりも早く、すごく未来には、

地球の自転は今よりも遅くなる。勉強しているから、そうなることを知っている。

覚えている。

けれども、人間は、恋人たちや夫婦たちがそうであったように、

友人がそこにいるように、

理由は忘れてしまっても、そこに相手がいることに順応しようとしている。

それは覚えているからではなく、存在することが大切なのかもしれない。

春が来ることが恐ろしい。死んでいた生き物がよみがえるようであるからだ。

冬を忘れたら、きっとそんな風に思うのだろう。


けれども、このお芝居は、冬を忘れても、たくましく足跡を増やしていこうとする

人々を肯定的に描こうとしているように感じました。


冬を忘れない人はその思い出を自分は覚えておこうとするし、

忘れてしまう人は、その思い出を忘れませんように、と願う。

「金次郎さん、もう、誰もあなたの話を聞いていませんよ」

と、最後に言われる二宮金次郎像。彼の悲哀をすごく感じた。


忘れてしまうことができない彼と、忘れたくないと願いつつも忘れていく人たち。

その対比が後半、際立ち、そして、人間の足跡だけが残る形で終演を迎えました。


金次郎の「勉強していてよかった」は、忘れられない金次郎なりの、

生きていく術であるのかもしれず、なんかうまくまとめられずにこのまま終わりますが、


それでもいいよね、と終わる、このお芝居の主張しすぎない感じが、不思議な魅力でした。

おわり。





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舞台「文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳」観ました。

なかまくらです。

舞台「文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳」観ました。

漫画「文豪ストレイドッグス」の2.5次元舞台です。

中原は、特異な異能をもっていた。それは、怪物のような何か。

彼は、羊の王なる荒くれ者のボスをしていた。

そこに、ポートマフィアの太宰が現れる。

2人は、まったく気が合わないのだが、

新しいボスのごり押しで、協力して、事件に立ち向かうことになる。

その事件とは、新しいボスが暗殺したはずの、元ボスの映像が出回っていることだった。

この犯人の正体を探るうちに、新しいボスの腹心が裏切者であることが分かる。

彼は、欧州のスパイだったのだ。

彼が起こした事件によって、中原は、自身が人間であるのか、

力の模様としてただ表層に現れた人格であるのかが分からなくなる。

しかし、中原はそれを乗り越えていく。

そして、太宰の思惑はそれをはるかに超え、

中原と太宰はともに、ポートマフィアで働くことになる・・・。


というお話でした。

前作に比べれば、アクションが少し抑えられて、内面を追いかけようとしている感じで、

見やすい作品に仕上がっていました。脚本演出は初めから同じ人なので、

バトルも多かったのは、おそらくファン層の要望なんだろうなと思います。

太宰、中原、新しいボス、その腹心・・・といったそれぞれのキャラクターは、

それぞれいい味を出していて、まあまあ楽しめました。おわり。





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舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」観ました。

なかまくらです。

舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」観ました。

漫画「文豪ストレイドッグス」の2.5次元舞台です。

あらすじ。

異能を持つ人物たちで構成された武装探偵社。

異能とは、例えば、ノートに書くことで何かを具現化したり、

炎や氷を操ったり、自在に操れる人形を生み出すことができる。

そんな異能をもった者(異能者)が次々と自殺する事件が起こる。

彼らは、自分の異能に襲われたかのように、それぞれ焼死や凍死をしていた。


この事件の解決に当たっていたのは、

武装探偵社の中島敦、ポートマフィアの芥川。

彼らは、謎の霧を操る異能者・澁澤を追う。

彼らはいがみ合いながらも、次第に、霧の中心部へと向かっていく。

その途中で、彼らは霧に自身の異能を奪われ、窮地に陥る。

一方、霧を発生させている澁澤のもとには、武装探偵社の太宰がいた。

太宰は、仲間を裏切ったのか? それとも・・・。その真意は分からない。

澁澤の放った霧に打ち勝ち、異能を取り戻した芥川は、霧の正体に気づく。

一方、気づかない敦。

敦が自身の中に潜む異能である虎の本質に気づいたとき、

虎は再び、敦の力としてその能力を発揮する。

太宰も仲間に加わり、澁澤を打ち負かし、平穏を取り戻すのだった。


というお話でした。

アニメ映画が原作で、アクション多め。

コロナが明けたから、というのもあったとは思いますが、

アクション多め。これまでの推理モノという部分が小さくなって、

アクションになった感じが、少し冗長で残念な作品でした。

芝居と能力バトルは相性が悪いと思うのです・・・苦笑

もう一本あるので、まあ、観てみようと思います。

おわり。







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舞台「文豪ストレイドッグス 序 」太宰治の入社試験 観ました。

なかまくらです。

舞台「文豪ストレイドッグス 序 」太宰治の入社試験 観ました。
漫画「文豪ストレイドッグス」の2.5次元舞台です。

シリーズで追ってみることにします笑

この前見たのはこれです↓
舞台「文豪ストレイドッグス 序 」探偵社設立秘話 観ました。

あらすじ。

国木田は几帳面な男。

理想がある男で、武装探偵社に所属している。

彼には、ノートに書くことで、現実を書き換える異能を持っている。

例えば、書き込むことで無から銃を取り出すことなどができる。

彼は、太宰という新入社員と相棒となる。

太宰は、入社試験で満点を出す秀才であるが、自殺願望が高い変わった男であった。

彼を本当に武装探偵社に採用していいのか、それを確かめる本当の試験の

試験官として、国木田は任命されたのだ。

国木田と太宰は、幽霊屋敷の事件の調査を依頼されるのだが、

その謎の依頼人は「蒼の使徒」それは、以前起こった爆弾魔「蒼の王」を

どこか思わせる名前であった。

その屋敷では、信子なる犯罪研究をしている大学教授を助けることに成功したが、

それ以外の4人は侵入した際に発動した罠によって死亡してしまう。

武装探偵社の失態を週刊誌に取り上げられてしまった国木田のもとに、

「蒼の使徒」から爆弾設置の脅迫メールが届く。

しかし、爆弾魔に辿り着くと、すでに何者かに殺されていた。

怪しい動きをする太宰に、疑心暗鬼になりながら、犯人を追う国木田。

しかし、真の黒幕に辿り着いた時、犯人の罠を看破した太宰は、ついに、

国木田と協力して敵と対峙し、勝利する。

国木田は、社長に、「太宰は死にたがりでやる気はないが、優れた探偵である」

と評し、太宰は武装探偵社で働くことになるのだった。


というお話でした。

前作もそうでしたが、これも能力バトルになりすぎず、

推理モノのお芝居として成立させている稀有な作品でした。

能力で何でもありにならずに、能力は少しだけで、基本は丁寧な展開で、

聞き込みをしたりとか、キーワードを拾っていくところに、

非常に好感が持てました。私も、推理モノを書いたことがありますが、

伏線が分かりにくい! という感想をたくさんもらいました。

そのあたりを丁寧に作るとはこういうことだなぁというくらい、

とにかく犯人に納得がいく展開になっていました。

というわけで、楽しめました。おわり。





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