1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

舞台「文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳」観ました。

なかまくらです。

舞台「文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳」観ました。

漫画「文豪ストレイドッグス」の2.5次元舞台です。

中原は、特異な異能をもっていた。それは、怪物のような何か。

彼は、羊の王なる荒くれ者のボスをしていた。

そこに、ポートマフィアの太宰が現れる。

2人は、まったく気が合わないのだが、

新しいボスのごり押しで、協力して、事件に立ち向かうことになる。

その事件とは、新しいボスが暗殺したはずの、元ボスの映像が出回っていることだった。

この犯人の正体を探るうちに、新しいボスの腹心が裏切者であることが分かる。

彼は、欧州のスパイだったのだ。

彼が起こした事件によって、中原は、自身が人間であるのか、

力の模様としてただ表層に現れた人格であるのかが分からなくなる。

しかし、中原はそれを乗り越えていく。

そして、太宰の思惑はそれをはるかに超え、

中原と太宰はともに、ポートマフィアで働くことになる・・・。


というお話でした。

前作に比べれば、アクションが少し抑えられて、内面を追いかけようとしている感じで、

見やすい作品に仕上がっていました。脚本演出は初めから同じ人なので、

バトルも多かったのは、おそらくファン層の要望なんだろうなと思います。

太宰、中原、新しいボス、その腹心・・・といったそれぞれのキャラクターは、

それぞれいい味を出していて、まあまあ楽しめました。おわり。





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舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」観ました。

なかまくらです。

舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」観ました。

漫画「文豪ストレイドッグス」の2.5次元舞台です。

あらすじ。

異能を持つ人物たちで構成された武装探偵社。

異能とは、例えば、ノートに書くことで何かを具現化したり、

炎や氷を操ったり、自在に操れる人形を生み出すことができる。

そんな異能をもった者(異能者)が次々と自殺する事件が起こる。

彼らは、自分の異能に襲われたかのように、それぞれ焼死や凍死をしていた。


この事件の解決に当たっていたのは、

武装探偵社の中島敦、ポートマフィアの芥川。

彼らは、謎の霧を操る異能者・澁澤を追う。

彼らはいがみ合いながらも、次第に、霧の中心部へと向かっていく。

その途中で、彼らは霧に自身の異能を奪われ、窮地に陥る。

一方、霧を発生させている澁澤のもとには、武装探偵社の太宰がいた。

太宰は、仲間を裏切ったのか? それとも・・・。その真意は分からない。

澁澤の放った霧に打ち勝ち、異能を取り戻した芥川は、霧の正体に気づく。

一方、気づかない敦。

敦が自身の中に潜む異能である虎の本質に気づいたとき、

虎は再び、敦の力としてその能力を発揮する。

太宰も仲間に加わり、澁澤を打ち負かし、平穏を取り戻すのだった。


というお話でした。

アニメ映画が原作で、アクション多め。

コロナが明けたから、というのもあったとは思いますが、

アクション多め。これまでの推理モノという部分が小さくなって、

アクションになった感じが、少し冗長で残念な作品でした。

芝居と能力バトルは相性が悪いと思うのです・・・苦笑

もう一本あるので、まあ、観てみようと思います。

おわり。







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舞台「文豪ストレイドッグス 序 」太宰治の入社試験 観ました。

なかまくらです。

舞台「文豪ストレイドッグス 序 」太宰治の入社試験 観ました。
漫画「文豪ストレイドッグス」の2.5次元舞台です。

シリーズで追ってみることにします笑

この前見たのはこれです↓
舞台「文豪ストレイドッグス 序 」探偵社設立秘話 観ました。

あらすじ。

国木田は几帳面な男。

理想がある男で、武装探偵社に所属している。

彼には、ノートに書くことで、現実を書き換える異能を持っている。

例えば、書き込むことで無から銃を取り出すことなどができる。

彼は、太宰という新入社員と相棒となる。

太宰は、入社試験で満点を出す秀才であるが、自殺願望が高い変わった男であった。

彼を本当に武装探偵社に採用していいのか、それを確かめる本当の試験の

試験官として、国木田は任命されたのだ。

国木田と太宰は、幽霊屋敷の事件の調査を依頼されるのだが、

その謎の依頼人は「蒼の使徒」それは、以前起こった爆弾魔「蒼の王」を

どこか思わせる名前であった。

その屋敷では、信子なる犯罪研究をしている大学教授を助けることに成功したが、

それ以外の4人は侵入した際に発動した罠によって死亡してしまう。

武装探偵社の失態を週刊誌に取り上げられてしまった国木田のもとに、

「蒼の使徒」から爆弾設置の脅迫メールが届く。

しかし、爆弾魔に辿り着くと、すでに何者かに殺されていた。

怪しい動きをする太宰に、疑心暗鬼になりながら、犯人を追う国木田。

しかし、真の黒幕に辿り着いた時、犯人の罠を看破した太宰は、ついに、

国木田と協力して敵と対峙し、勝利する。

国木田は、社長に、「太宰は死にたがりでやる気はないが、優れた探偵である」

と評し、太宰は武装探偵社で働くことになるのだった。


というお話でした。

前作もそうでしたが、これも能力バトルになりすぎず、

推理モノのお芝居として成立させている稀有な作品でした。

能力で何でもありにならずに、能力は少しだけで、基本は丁寧な展開で、

聞き込みをしたりとか、キーワードを拾っていくところに、

非常に好感が持てました。私も、推理モノを書いたことがありますが、

伏線が分かりにくい! という感想をたくさんもらいました。

そのあたりを丁寧に作るとはこういうことだなぁというくらい、

とにかく犯人に納得がいく展開になっていました。

というわけで、楽しめました。おわり。





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舞台「文豪ストレイドッグス 序 」探偵社設立秘話 観ました。

なかまくらです。

漫画「文豪ストレイドッグス」の舞台化です。

イケメンたちが舞台を駆けまわるいわゆる2.5次元舞台というやつです。

面白かったので、感想です。

あらすじ。

福澤は政府の暗殺者の過去を持つ。

福澤は用心棒をしていたが、あるとき乱歩という少年に出会う。

乱歩は、驚くべき洞察力の持ち主で、あらゆる事件において、

答えを一瞬にして導き出す利発な少年だった。

乱歩はそればかりではなく、福澤の過去をも言い当てる。

乱歩はしかし、その才能を持て余していた。

一匹狼で、他者とかかわることを避けていた福澤が、

乱歩のことを気にかけるようになる。

乱歩には異能がある・・・。その嘘の一言で、

乱歩は自身の能力の使い方に目覚める。

そして、彼はその能力で、事件の真の黒幕を追い詰めていく。

力に溺れそうになった彼を福澤は救い、

2人は武装探偵社を設立することになる・・・。

というお話でした。


能力バトルもの・・・なんですが、

能力を持っていない2人が、不思議な事件に迫っていく物語として構成されていて、

能力が出てこないゆえに、推理モノとして成立しているという

稀有な成功例だったな、と思います。

演技は大げさ。よく分からないけれどよく回る登場人物たち。

出てくる人物の大半は口パクで、登場する人物のしゃべる言葉も、

主役の何人かで話している。コロナ禍ならではの演出だったのでしょうが、

それがとても良い方向に、はたらいていたと思います。

乱歩の才能があるゆえの苦悩。福澤の過去との決着。

分かりやすくも、しっかりと物語が構成されていて、事件もしっかり設定されていて、

楽しく見れました。

おわり。





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はままつ演劇フェスティバル2023観てきました。

なかまくらです。

はままつ演劇フェスティバル2023観てきました。


浜松西高校「Mr.My Friend No.9」
あらすじ:行き倒れていたのは、ロボットだった。精巧に作られたロボットは人のように感情もあった。パストという名のロボットは、拾ってくれた人物に自分が、最終戦争をシェルターの中で生き延びていた先生によって暇つぶしに作られたのだと、先生と過ごした日々を語る。
感想:役者さんは、それぞれ得意なところが違いつつも、3人ともよく練習されていて、安定して見られました。先生は歩くときに右足と左足でつき方が違うのが少し気になりました。パストはときどき活舌がイマイチになるところが詰められていない感じでした。拾った男(名前忘れた)は、演技が大仰で、会話がドッヂボール気味・・・その理由は後半で明かされたのですが、もう少し、会話をテンポよくしてもいいのかも。全体としては、BGMがシーンの裏でずっと流れているのはちょっとしんどいなぁ、というのと、先生が死ぬシーンは、上手に死んだなぁと思いつつも、死ぬシーンのあるお芝居は、リアリティを出すのが難しいので選ぶときに気を付けた方がいいと思います。死ぬ寸前までそんなに腹から声でないよ・・・とか思ってしまうので。とはいえ、全体としては、良い出来でした。

浜松湖東高校「Araneaeーアラーネアー」
あらすじ:廃校になる予定の村の小さな高校。最後の4人の生徒たちは、それぞれの進路を考える時が来ていた。村長の後を継ぐために、公務員になろうとしている優等生。おふざけキャラは女優のオーディションに申し込んでみる。男の子の将来の夢はカブトムシ。そして、祖母と母を支える彼女にも夢があったのだが・・・。彼女の告白から、4人は、互いのことを少し詳しく知っていく。
感想:5人芝居なのですが、主に登場する生徒4人の立ち位置の離合集散がとてもよく考えられていて、それぞれの感情が立ち位置を使って表現されているような、そんな自然さがあって、展開が自然と受け入れられる役割を果たしていました。活舌とか、会話のテンポとかは、これから頑張って練習していくといいな、と思いました。こういうお芝居だったら、普通に会話しているよりも少し早く会話を展開していった方が、演劇的には楽しく見ていられるかなと思います。高校生の真っすぐな思いが伝わってくるお芝居で、良かったです。

浜北西高校「天魔のヒト仕事」
あらすじ:天魔は、神様に遣わされて、一人の少年の元に現れる。少年は、高校に入学したばかりだった。彼には友達はおらず、成績は良いほう。天魔は、彼の悩みを探り、解決しようとする。少年(アキラ)は、ため息交じりにこの失礼な居候に対応するが、なんだかんだいろいろなことにチャレンジして、友人もできたりする。けれども、彼は学校で大きな問題を抱えていたのだ。
感想:重いテーマによくチャレンジしたなぁという感じでした。練習してたら辛くなりそうなお芝居でした。とにかく序盤の入り方がとても良かったです。アキラが天魔との応対でため息を一つついて、次の言葉を返すところとか、すごくリアリティがありました。ただ、60分見ているとちょっとしんどくなってしまうので、だんだんテンポが上がっていったり、もう少し暗転をなんとかするとかすると、見やすくなるかなと思いました。

磐田南高校「Excellent!!ケミストリー」
あらすじ:エドは、1980年代からタイムマシーンで現代に呼び出されてしまった。呼び出したのは、化学の先生であるチアキ先生。目撃したのは、化学の質問に来ていた生徒のリンとミク。リンは何も変わらない日常に飽き飽きしていて、ミクはそんなリンを心配していた。80年代から来たエドは、自分が青春時代を過ごしている80年代のロックな感じとの違いに驚く。チアキ先生のタイムマシーンでエドが呼ばれたのは偶然じゃなかった。チアキ先生にも青春時代があり、その頃と変わったこと、変わらなかったことがあり、悩んでいたのだ。そのときに互いに気になっていた男の子がいて、その男の子はしかし、アメリカに行ってしまったのだ。未来は変えることができない。けれども・・・。
感想:これは、なんというか、とても楽しい作品でした。生徒創作脚本で、これが高校生で書けるなんて、すごいなぁと感心するばかりです。今年度の高文祭でも上演されていたと思うのですが(その時は観てない)、これ、地区大会突破していないみたいなのですが、県大会で多くの人に観てほしかった良い作品でした。なんとなく、「時をかける少女」だったり(理科室だし、チアキ先生だし)、キャラメルボックスの「クロノス」シリーズぽかったり、意識してたのかなと思うところもありつつ、80年代を見てきたようによく語り、それを現代の高校生の悩みやその解決につないで、よくまとめられていました。それぞれの役者さんも良く練習されていて安心して、物語の世界を楽しめました。ただ、惜しくらむは物語の力が強いために、もっと役者さんが上手でないと、物語の進行に合わせて台詞をしゃべっているだけになりがちなのかなと思いました。ラストシーンは、もう少し盛り上がっても良かったかなと思いました。高校生組がはけるところあたりで音楽が流れ始めて、ラストシーンの2人は舞台中央でやってほしかったなあなんて、思ったりしました。ともかく、大トリにふさわしい作品で、大変楽しめました。


全体を振り返って

全体的に、どの団体さんも、暗転が大変多い印象なので、
そのあたりもう少し上手に処理出来たらいいのかなと思うのでした。おわり。





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