なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)
なかまくらです。
ようやく観てきました。踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望。
えー・・・あらすじ。
湾岸署の管轄区域で男が何者かに車で拉致され、銃殺される。
ところが、所轄には一切の情報が与えられず、本庁のみで捜査をするという。銃の出処もわからないという。
本庁では、警察の保管庫から持ちだされた拳銃が使用され、
持ちだした警察官の名前もすでに調べがついていた。
そして警察内部の不祥事をもみ消そうと動き出していた。
一方、強行犯係の恩田は、銃で打たれた後遺症を抱え、警察官を続けることに限界を感じ、辞表を出していた。
そんな中、所轄に重要参考人の任意同行の命が下る。ところがその人物には明確なアリバイがあった。
その中での、逮捕。青島は、警察内部で何かが起こっていることに感づき、室井に電話をする。
そして、2つ目の事件。そして、その3つ目の事件、真下署長の息子が誘拐される。
その事件は、6年前に起きた、女児誘拐殺人事件によく似た様相をしていた。
さらに、鳥飼管理官の提案によって、
青島と室井は、警察のもろもろの不祥事の責任をとってやめさせられることになる。
恩田はそれを九州に向かう高速バスに取り付けられたTVで知るのだった。
そして、室井が最後の事件として、管理官として捜査本部に乗り込んでくる。
その事件では、捜査規定に従って、48時間で交渉を打ち切り、ローラー作戦をとった結果、犯人が女児を殺してしまったという事件であった。交渉は順調であり、更に時間があれば、女児を助けることができたかもしれない、と、担当した交渉課の男は話す。
青島は、現場を走り回り、室井が指示を出し、犯人を追い詰めていく...しびれる展開。
そして、犯人と出会う。犯人の正義と青島の正義がぶつかり合う。
事件が解決し、青島は、裏で関わっていた鳥飼にこう言う。
「正義は胸に秘めているくらいがちょうどいいんだ」
鳥飼の告発文により、警察の不祥事は明らかとなり、
室井を委員長に、警察組織の改革を行う委員会が組織される(ちょっと出来すぎ・・・笑)。
警察のトップは解任され、警察組織は、新しい時代を迎えていくことになりそうだ・・・。
というところでおわり。
うむ。面白かったです。
2つ目の事件、クゼの共犯者の男が誰なのか、結局明らかにならず・・・。
小池、だとしたら、その後のシーンで、捜査本部をまだうろついているのはおかしいし、
なんとなく鳥飼はそんな事しないような気がする。
そんなわけで、共犯者はわからずじまいでした。
まあ、細かいところは置いといて、ラストを飾るくらいに、青島と室井がバッチリ活躍して満足。
ただ、鳥飼が悪者になってしまって、ちょっぴり△。
なんというか、鳥飼みたいな人って、いるじゃないですか。
誰もが本当は心の奥底で思っていること、それを臆面もなく口に出してしまう。
けれども、立ち回りが上手く、組織の中で有能なものとして扱われる。
そういう人間は、本当はどこか臆病なところがあって、強がっているところがあるように思うのです。
だから、そういう人間が本当に悪になってしまうのかな、と思いましたし、
そうすると、青島が振りかざしたのも、やっぱり青島の正義であるわけですよね。
これは映画ですから、最終的には事件が解決し、成功するわけですが、
所轄に任せることがうまく機能するとは限らない、というのもひとつの真理だと思うのです。
そういったところから、鳥飼を悪にしてしまったのはちょっと残念でもありました。
おわり。
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