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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

                      

なかまくらです。

変劇団「シャボンガール」 観ました。

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(写真は、劇団のtwitterから)

 

あらすじ。

落ち目のアイドル、みどりは、送られてきたシャボン玉に夢中になる。

日本のあちこちでシャボン玉は吹かれ、吹かれたシャボン玉を食べたマネージャーは救急車で運ばれた。

マネージャーは、みどりからシャボン玉を取り上げる。

ところがどこからかどこからか、シャボン玉を持ってきては、みどりはシャボン玉を吹いている。

みどりは言う。「目を背けないで、本当はみんな、やりたくてしかたがないのに」

マネージャーは乳飲料のヤクルトが好き。

みどりは言う。「これはね、ヤクルトなの。ヤクルトもね、こうやってシャボン玉みたいになるんだよ」

マネージャーはそれを聞いて、シャボン玉を夢中になって吹き始める・・・。

 

というお話。

うん。ドラッグのお話、でした。

それをシャボン玉、と言って、なんとなくそれならいいかな、と思わせちゃうところがリアルで、いいモチーフ。

シャボン玉じゃなくて、ヤクルトなら・・・、と、マネージャーさんもドラッグに手を染めちゃうのも、なかなかの結末。

けれども、起承転結で言ったら、 ”起” と ”承” しかない感じ。

結末に関しては、1行前で書いたように、あとから思い返してみれば、なかなか良く出来てる。

でも、見終わった直後は、「え、これで終わり?」という感は拭えない。それから、

構成というか、物語の形はわかる。わかるけれども、登場人物は人形のようだ。

役者さんは、2人とも、とても上手でよかったのですが、その分、なんだろう、綺麗に見えすぎた。

シャボン玉の大小、地面に花のように咲く消えないシャボン玉の演出...、

すごく綺麗な舞台で、美術的センスを感じました。でも、人間って、綺麗なばかりじゃない。

汚いところがあるから、綺麗なところが映えるのだと思う。その、メリハリ、というのかな、それがもっと欲しかった。

個人的に思うのは、やっぱり人間が汚いのは、自分が好きで、幸せになりたいからなんだと思う。

さて。でも、このお芝居はそれでもなかなかに面白かったです。

マネージャーさんの視点からこの物語を見ると、アイドルのみどりは、シャボン玉をすごく幸せそうに吹いている。

 

マネージャーさんから観て、みどりはとても幸せそうだ。

「中野さんもこっちに来てシャボン玉、一緒に吹こうよ」 なんて幸せそうな顔で言う。

繰り返しになるけれど、人は幸せになりたい生き物なんだと思う。

だから、中野さんもシャボン玉を吹いてしまうのだ。

演出さんの伝えたかったことって、これだったのかなぁ、と、思いました。

 

でも、こうも思ってしまう。

その結末が、観ている人はハッピーエンドではないことを知っている。

薬物には恐ろしい副作用があることを知っている。

それに触れないことは、良く言えば、観ていた観客をマネージャーの位置に立たせられた、ということ。

でも、それと戦わなかった、ということの残念さ...というか、

幸せになれなかったふたりを見せ付けられた後味の悪さも感じてしまいました。

 

なんか、普段よりも書きすぎた気がする・・・。「雄弁は銀、沈黙は金」 なのにね(笑)。

まあいいや。

おわり。

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1988/08/12
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