なかまくらでござる。
エントリーシートを書いています。
教員を志望した理由。
私は、スイミングスクールのコーチとして・・・云々・・・
気をつけたのは、基本をしっかりと教えることです。
泳ぎの基本を教えることで、他の泳ぎにもいい影響が(みたいな感じの文を考え中・・・)
物理の基本は~です ← 今ここ。
私は、このような基本を大切に指導をしていきたい。(う~~ん、教員になりたい理由じゃない気がする・・・ 笑)
物理の基本って、何?
基本とは「
物事が
成り立つための
よりどころとなる
おおもと。」
のことです。
物理の基本について考えるとき、二つの基本が浮かびます。
ひとつは、現象を不思議に思う能力。
世の中には不思議な現象がたくさんあります。
人間は何故2本の足で立っていられるのか? 歩くより走る方が速いのは何故か? 夕焼けは何故赤いのか? りんごは何故落ちるのか? 消しゴムで何故字を消せるのか? ハサミは何故紙を切れるのか? 飛行機は何故空を飛べるのか? エレベーターに乗ると何故重さを感じるのか?
いくらでもありますが、いくつ答えられますか? 不思議ですよね。これを不思議だ。どうしてか、考えてみよう!
と考えた人が、物理学を作った。これらの無限みたいにある現象は、いくつかの体系のどれかとして理解することが出来るわけです。力学・電磁気学・光学(波動)・熱力学(統計力学)・量子力学。こうした学問体系は決して楽なばかりの道のりではありませんが、不思議なことを分かりたい! 学びたい! と思っている人は、越えてゆけるはずです。
だから、物理の基本のひとつは、現象を不思議に思う力だと思うのです。
もうひとつは、イメージする力。現象を、模式的に図にする力。
つまり、仮説(モデル)を立てる力です。何も新しい現象を発見しようってわけじゃない。ボールを投げたら、放物線を描いて飛び、重力に引かれてやがて地面に落ちるだろうという簡単な仮説。
これが描けると、問題が解けやすい。見たことのない運動でも、力が働けば、引っ張られる方に動くだろう。違う方向の二つの力があれば、力の大きい方に動くだろう。そういう仮説が立てられる力。イメージする力。模式的に図にする力。
物理の基本のひとつは、イメージする力だと思うのです。
このふたつ。どちらも大切ですが、スペースを考えると、どちらかしか書けない。
イメージする力は、物理の問題を解けて楽しい! という意味で、好きになるために大切です。
不思議に思う力は、物理ってそんなことが分かるのか! という意味で、好きになるために大切です。
学校教育では、学校によって、どちらの基本を教えるか、使い分けることを求められている気がします。
でも、「論理と証明」という数学の項目を理解して卒業する中学生は全体の2割なんだそうです。
そこに、物理の問題を解けて楽しい! という基本を果たして持ち込むことができるのか? という葛藤と、
高校レベルで、物理ってそんなことが分かるんだ! で、止まっていいのか、という葛藤が、
せめぎ合って、今、どちらも書けずにいます。
さあて、どちらを書くべきか。てゆうか、これは、ダメじゃないかと、思いつつも、
とりあえず、一度やってみるのだ。