1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

レベルの違う子をどう育てるのか?

5年もレッスンやってて、まだまだだなぁ、と痛感した昨日のレッスン。

クラスの中で、2/3くらいの子は、1000mくらいぺろりと泳げる。
1/3くらいは、600mでもひぃひぃ言ってる。(しかも涙目;;)

この差を如何に克服するか。

タイム級なので、タイムを伸ばしてやらねばならないのですが、やるべき事は、

1 フォームの改善。
2 フォームの定着。
3 フォームを維持して泳ぐ体力(筋持久力)の育成。
4 その種目に必要な、筋瞬発力の育成。
5 頑張れる根性の育成。

この5つだと思うのです。

距離を泳がないでタイムを伸ばそうとすると、2と3と5が難しい。
1と4とを徹底的にやるべきなのでしょうね。現に、そうやっているコーチが多い気がします。

でも、どうなんだろう。まあ、速くなれば、自信につながるからいいのでしょう。
ただ、場当たり的な対処をしているような気がするんですよね、なんとなく。

ただ、段階的に今は、1に取り組んでいます。
そして、この間に1/3の子をせめて800mまで引き上げようとしています。

さて。個に応じた練習をさせていると、安全確認が疎かになる。指摘されました。

まだ出来ないことがこんなにあるのだなぁ、ということになにやら感激、と反省。


そして、教室もきっとこんな感じに悩むのではないかと想像。

勉強が出来る子とできない子がいる。
出来る子には、本質的なことを少しでも伝えてやりたい。
一方で、出来ない子には、最低限の計算が出来て、目の前の試験をクリアーしてもらいたい。
個の指導に力を入れすぎれば、全体の安全が確保できなくなる。


でも、これってやっぱりおかしい。

出来ない子には、出来る子には、というのを個性というのは実にうまい逃げかたのように見えます。

結局伝えたいことは何だ? と、突き詰めていくと、

ああこれって 面白いんだ! 楽しいんだ! ということなんだと、思いたい。

同じクラスの中に同じところまで泳ぐということを頑張ってきた子達がいるのだから、

楽しいなって思わせてやりたい、と思った、昨日の話。







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basics of physics

なかまくらでござる。

エントリーシートを書いています。


教員を志望した理由。


私は、スイミングスクールのコーチとして・・・云々・・・

気をつけたのは、基本をしっかりと教えることです。

泳ぎの基本を教えることで、他の泳ぎにもいい影響が(みたいな感じの文を考え中・・・)

物理の基本は~です ← 今ここ。

私は、このような基本を大切に指導をしていきたい。(う~~ん、教員になりたい理由じゃない気がする・・・ 笑)


物理の基本って、何?

基本とは「物事成り立つためのよりどころとなるおおもと。」

のことです。

物理の基本について考えるとき、二つの基本が浮かびます。


ひとつは、現象を不思議に思う能力。

世の中には不思議な現象がたくさんあります。

人間は何故2本の足で立っていられるのか? 歩くより走る方が速いのは何故か? 夕焼けは何故赤いのか? りんごは何故落ちるのか? 消しゴムで何故字を消せるのか? ハサミは何故紙を切れるのか? 飛行機は何故空を飛べるのか? エレベーターに乗ると何故重さを感じるのか?

いくらでもありますが、いくつ答えられますか? 不思議ですよね。これを不思議だ。どうしてか、考えてみよう!

と考えた人が、物理学を作った。これらの無限みたいにある現象は、いくつかの体系のどれかとして理解することが出来るわけです。力学・電磁気学・光学(波動)・熱力学(統計力学)・量子力学。こうした学問体系は決して楽なばかりの道のりではありませんが、不思議なことを分かりたい! 学びたい! と思っている人は、越えてゆけるはずです。

だから、物理の基本のひとつは、現象を不思議に思う力だと思うのです。


もうひとつは、イメージする力。現象を、模式的に図にする力。

つまり、仮説(モデル)を立てる力です。何も新しい現象を発見しようってわけじゃない。ボールを投げたら、放物線を描いて飛び、重力に引かれてやがて地面に落ちるだろうという簡単な仮説。
これが描けると、問題が解けやすい。見たことのない運動でも、力が働けば、引っ張られる方に動くだろう。違う方向の二つの力があれば、力の大きい方に動くだろう。そういう仮説が立てられる力。イメージする力。模式的に図にする力。

物理の基本のひとつは、イメージする力だと思うのです。


このふたつ。どちらも大切ですが、スペースを考えると、どちらかしか書けない。


イメージする力は、物理の問題を解けて楽しい! という意味で、好きになるために大切です。

不思議に思う力は、物理ってそんなことが分かるのか! という意味で、好きになるために大切です。


学校教育では、学校によって、どちらの基本を教えるか、使い分けることを求められている気がします。

でも、「論理と証明」という数学の項目を理解して卒業する中学生は全体の2割なんだそうです。

そこに、物理の問題を解けて楽しい! という基本を果たして持ち込むことができるのか? という葛藤と、

高校レベルで、物理ってそんなことが分かるんだ! で、止まっていいのか、という葛藤が、

せめぎ合って、今、どちらも書けずにいます。

さあて、どちらを書くべきか。てゆうか、これは、ダメじゃないかと、思いつつも、


とりあえず、一度やってみるのだ。





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