5年もレッスンやってて、まだまだだなぁ、と痛感した昨日のレッスン。
クラスの中で、2/3くらいの子は、1000mくらいぺろりと泳げる。
1/3くらいは、600mでもひぃひぃ言ってる。(しかも涙目;;)
この差を如何に克服するか。
タイム級なので、タイムを伸ばしてやらねばならないのですが、やるべき事は、
1 フォームの改善。
2 フォームの定着。
3 フォームを維持して泳ぐ体力(筋持久力)の育成。
4 その種目に必要な、筋瞬発力の育成。
5 頑張れる根性の育成。
この5つだと思うのです。
距離を泳がないでタイムを伸ばそうとすると、2と3と5が難しい。
1と4とを徹底的にやるべきなのでしょうね。現に、そうやっているコーチが多い気がします。
でも、どうなんだろう。まあ、速くなれば、自信につながるからいいのでしょう。
ただ、場当たり的な対処をしているような気がするんですよね、なんとなく。
ただ、段階的に今は、1に取り組んでいます。
そして、この間に1/3の子をせめて800mまで引き上げようとしています。
さて。個に応じた練習をさせていると、安全確認が疎かになる。指摘されました。
まだ出来ないことがこんなにあるのだなぁ、ということになにやら感激、と反省。
そして、教室もきっとこんな感じに悩むのではないかと想像。
勉強が出来る子とできない子がいる。
出来る子には、本質的なことを少しでも伝えてやりたい。
一方で、出来ない子には、最低限の計算が出来て、目の前の試験をクリアーしてもらいたい。
個の指導に力を入れすぎれば、全体の安全が確保できなくなる。
でも、これってやっぱりおかしい。
出来ない子には、出来る子には、というのを個性というのは実にうまい逃げかたのように見えます。
結局伝えたいことは何だ? と、突き詰めていくと、
ああこれって 面白いんだ! 楽しいんだ! ということなんだと、思いたい。
同じクラスの中に同じところまで泳ぐということを頑張ってきた子達がいるのだから、
楽しいなって思わせてやりたい、と思った、昨日の話。