1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

只では食われてなるものか。

なかまくらです。
この前、実家に帰った時にもらってきたカンヅメズ。



美味しそうだなぁ~~。よ~~し、とにかくは、これだっ!

というわけで、最初のチョイスは、サバの味噌煮。

・・・・・・ふたを開けるときに、指を切りました。痛し!

只では食われぬというそういうわけか。





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研修で得た鼻水。

なかまくらです。

週末は研修でしたが、ものの見事に風邪をひきました。

はなびずが~~。

前回も風邪引いたんですよね。

なんなの。

だが、今日からまた月曜日。鼻水。





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【習作】鏡

なかまくらです。

長いの書こうって気持ちが沸いてこない・・・。

若干のネガティブを吐き出す。

ちょっと疲れただけ。


「「「「「「「「「「「「「「「「「「「



           作・なかまくら


「おい、お前、これからどうするんだ」
夕暮れの住宅街。電信柱を過ぎたところで声を掛けられた。思わず自分の格好を見下ろした。白と黒のボーダーの襟付きシャツにピンクのカーゴパンツ。そして草鞋。奇抜だと言われることはよくあったが、同じ格好をしている男に出会うとは思ってもみなかった。
「コンビニへ行くんだ・・・」
思わず答えてしまっていた。
「そうか、では、私もそうしよう」
男の顔は影がかかったように上手く判別できなかった。黄昏時とは元来そういうものなのだと聞いたことを思い出していた。



「いらっしゃいませー」
コンビニの中は明るい。
「おう、山本、早く交代してくれ」
「おう」
男はあごに手を当ててさすると、こう言った。
「山本か。山本、次はどうするんだ?」
「ここでバイトするんだが・・・」
これにも律儀に答えてしまっていた。何故だろう、気が付くと答えているのだ。
「そうか、では、私もそうしよう」



「いらっしゃいませー」「いらっしゃーませー」ふたりしてレジであいさつをし、
「よっこいしょ」「どっこいしょ」ふたりして品出しをした。

「それで、次はどうするんだ」
「残り物の廃棄弁当をもらって家に帰るんだよ」
「そうか、では、私もそうしよう」

「・・・まて、その前にたばこを吸う」
「そうか、では、私もそうしよう」

「・・・」
「・・・」

「・・・一つ聞いてもいいか?」嫌な予感しかしなかった。
「なんだ?」
「お前まさか、うちに来るつもりじゃないだろうな」
「山本、お前はどこに帰るつもりなんだ?」
「どこって・・・」
一瞬、田舎の両親の顔が浮かんだ。それから、妹と弟。大企業に就職して今は世界を飛び回っている姉も、なぜだか帰省してヒノキの大きな机を囲んでいる。一つだけ椅子が空いている。取り皿には何もよそわれていない。
「どこって・・・、アパートに帰るんだよ」
そう言って、たばこに火をつけた。
男も当然のように同じ銘柄のたばこを取り出して
「そうか・・・、では、私もそうしよう」
そこには、ひとつしか椅子はないのだ。その一つの椅子のある風景と、目の前の男が一瞬重なって見えた。
「えほっ・・・、ごほっ・・・」
男はむせていた。それはちょうど、この街へ来た頃、自分がやったように。
たばこの煙にせき込み、涙を零す。涙の中に何かを込めて、落とした。
「身体に良くないんだ、これは」
男に思わず言い放って、たばこを思いっきり吸って、肺を満たした。
目が白黒して、次いでチカチカとした。まるでたばこの火が脳に達して視神経を焼いているように。久しぶりに少し涙が浮かんだ。
「・・・やめないのか」
「やめられないね・・・」
「そんなことはないだろう」
「そうでもないんだ、これが実際」
電話ボックスの透明なアクリルケースは黄ばんでくたびれていた。昆虫が集まり、小便を垂らす。
「そうか・・・では、私もそうしよう」
男は、煙を思いっきり吸い込んで、吐き出した。



「コンビニ弁当というものは味気ないな・・・」
「どうした・・・?」
男は、唐揚げを頬張りながら、不自由な質問を投げてくる。

「いや、たばこが足りない・・・」
「食べながらもたばこか・・・」
「ああ・・・」
「私もそうしよう」

*****

しばらくして、トイレから苦しそうな声が聞こえる。
身体の中は強酸の地獄に繋がっており、口を開けるとそこに繋がっているのだ。いくら吐き出しても、あとからあとからその強い酸が込み上げてきて、突き上げるのだ。身体の内側が捲れあがってきて、あの、Tシャツをめくり上げる女の子のCMに込み上げる思いのように、それとはかけ離れているようで、いやそれでいて近づいているのかもしれないこの、手をついて便器に向かう自分というものと戦っているのだ。


柱の影から声がする。
「もう、やめたらどうだ? いいことなんて、何もないんだぜ」
タオルで口を拭い、力なく捨てた。
「お前はどうする?」
「俺は、お前のことなんて知ったこっちゃあない」
思わず叫んでいた。また、込み上げてこようとする地獄を喉の辺りで押しとどめようとする。

柱の影では、返答が返ってきていた。
「そうか、では、私もそうしよう」





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足りない…

最近食欲が、増進しています。
なんだ。秋だからか。

冬眠でもするつもりか。









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感動的な他人事

なかまくらです。

今日から泊まりの研修です。


最近、そういうのが多い。

感動的なんだけど、他人事。

共感的な物語ではない。その感情を共有できない。

良い物語だということは分かる。よくできているし、よく作り込まれている。

でも、その線の一本一本が見えてしまう。

その琴線の振動数がfで表されて、波長がλであることもわかる。

そして、伝わる速度がv=f× λであることもわかる。

そうするともう駄目だ。ほら、このタイミング出来ましたよ。感動できない。

それでも感動できる人って何故だかいるんですよね。

そういう人はきっと、誰かのために涙することのできる人なんでしょうね。

私はダメだ。そういうのじゃない。

だから、自分のことじゃないとダメだ。

そして、私が面白いと思って生み出す物語は、自分のことじゃないとダメだ。







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