1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「忘念のザムド」観ました

なかまくらです。

「忘念のザムド」のテレビシリーズ26話、見終えました。

不定期に少しずつ観ていって、ようやく最後までこぎつけました。



人の魂(ヒルコ)を宿す人(ザムド)を生み出す宗教団体みたいな人々がいて、

しかし、ザムドを宿すと、次第に我を忘れて、石になってしまう場合が多かった。


宗教団体は、ヒルコを戦場で集め、再び人々に配っていた。

あきゆきは、普通の学生で、あるとき、ヒルコを宿されてしまう。

暴走し、怪物の姿となったあきゆきは、石になりそうになったところを、

ナキヤミという少女に助けられる。

彼女は、ヒルコを回収に行っている途中で、宗教団体の教えに疑問を抱き、

そして、抜け出して人の世の喜びを知った少女であった。

あきゆきも、次第に世の中を知り、そして、ザムドとしての力も成長していく。

他のザムドに出会ったりもしながら、あきゆきも、ナキヤミも、そして、あきゆきの

行方を追う幼馴染のハルも、戦火に巻き込まれ、そして成長していく。

最後には、ザムドと化した皇帝が永い眠りから覚める。

しかし、それを再び封印しようとする宗教団体。そのためには、大量の信者を犠牲にするのだ。

それを是とせず、あきゆきは、そのザムドに、己の名を与え、人に戻すことに成功する。

そして、ナキヤミも、皇帝が作り出した夜の世界を振り払うのだった。

そして、あきゆきは我を忘れて石になってしまうのだが、9年後、ハルの前に、

あきゆきは人の姿を取り戻すのだった。おわり。


さて。

とにかく、先が見えない物語構成でした。

けれども、安定した面白さで、1話1話は面白い。

逆に言えば、どこに向かっているのか分からないために、

一気に見ていくのがちょっとしんどい、という側面もありました。

いや、面白かったので、途中でやめようとは思わなくて、いつかは最後までみよう、

と思ってはいたのですが。。。


ボンズのアニメで、エウレカセブンぽい感じでした。

話の雰囲気も、軍が兵器として特殊で、不安定な力を使っているところとか、

変な信仰があるところとか、ですね。


人に思いを伝える難しさが、ザムドという媒体を通して描かれていました。

うまく説明するのは難しいけれど、すごいものを見たなあ、という感じでした。


おわり。





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