1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

『理数オンチも科学にめざめる!高校物理“検定外”教科書』読みました。

読破しました!!

『理数オンチも科学にめざめる!高校物理“検定外”教科書』



買ったのは2007年。大学に入った年ですね(笑)。

積まれに積まれて、下のほうからようやく発掘。大体そういう本って面白くて、

なんであのころ読まなかったんだろうって、そんな本が多い印象なんですが、

この本がまさにそれ。


バリバリの理科系の人間ですが、なかなか読破するのに苦労しました。

これは確かに、一冊の教科書というべきボリュームでした。

科学史や科学の発展してきた思想に非常に興味があったので、私にはドンピシャリの本でした。

大変に面白い。

一ページ一ページが楽しく、次のページをめくっていきました。

文字だけでなく、マンガもついて、ある程度読みやすくしてある点もGOOD。
ただ、文系の人にはちょっと難しいところも多々あるかな、という印象ですね。

ちょっと作者が本気だしてくるとパッとは手がでなくなる(笑)。小1時間止まる。

理系向きかな? でも、科学の歴史・人類の発展の歴史として面白いです。

当たり前のことがこうやって獲得されてきたんだなぁと、感慨深く思いました。





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無題

借りていたテニスの本を読みました。




「てこの原理」を理解してテニスをうまくなりましょう!
と言う主張の本。
物理系出身の私にはちょっと科学の理屈がちゃんちゃらおかしい部分が多い一冊でしたが、きっと感覚的にはそういうことなんだろうということで、そこに目を瞑って読んでいけばなかなか良い本のようにも思えます。
著者が「てこ」であると主張しているのは、「面積速度一定の法則」の事だと思われます。
(圧力の話もかなり意味不明ですが・・・)


テニスの技術書というには類を見ないくらい文字が多くて、でもそれは動作を良く説明してくれていて、筆者が書いていたイメージを持つのが大事だ、と言うこととは一致しているように思いますし、よいところでした。





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マルドゥック・スクランブル 読みました。

なかまくらです。

「マルドゥック・スクランブル」冲方丁 読みました。





あらすじ

娼婦として、マルドゥックシティに住まう成功者たちを悦ばせていたバロットは、

彼女を愛してくれるシェルに出会い、そして、焼き殺されそうになる。

ベッドの上で気付いた彼女は、復讐を誓う。彼女に延命措置を施したドクター、

知能を持ったネズミのウフコックとともに、シェルの秘密を暴くために動き出す。

シェルの後ろには巨大な組織があった。シェルのボディガードとして雇われた

最強の男ボイルドが、バロットたちの前に立ちふさがる。

バロットは、シェルの秘密を追い、その中で成長していく。

「何故自分なのか」そんな問いの答えを探しながら。



そんなお話です。

これは面白いです。言葉の選び方がすごく素敵です。

ストーリーも良いですが、私は、言葉とそれによって描き出される人物とその心理の描写に圧倒されました。

内容はライトノベルみたいなとっつきやすさですが、改行が少ない少ない。

最初読みにくいかなぁ、と始まった文章もいつの間にか、夢中になってページをめくっていました。


とにかくおもしろかったです。おすすめ。







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「オレ様化する子どもたち」読みました。

なかまくらです。

「オレ様化する子どもたち」読みました。


子どもが変わってきているのではないか、と言う視点から、現在の教育問題を捉え直そうとした本。まだまだ素人に毛が生えた程度の私にはとにかく難しい。読むのに骨が折れます。学生時代に一度諦めたのですが、再度チャレンジ。
結局のところ、筆者の主張は
子どもの個性を伸ばす教育が求められているが、その個性はあくまで社会性の上に成り立つ個性でなければならず、学校教育では社会性と基礎的な知識を身につけることから始めなければならない、ということでした。
社会性を身に着ける中で、自己を相対化したり、自己を生き延びさせる術を覚えていかなければならないが、幼稚で鍛えられない自己が生き延びてしまうことによって、オレ様化した生徒が生まれてしまう。
また、変化した生徒は自立した「個」として、「教師=生徒」という学校での関係を否定したがる。それが、学校という場の現在の難しさとなっている。
といったようなことが書かれていました。
社会性を身に着ける中で失われる個性など、本当の個性ではない。
どこかで聞いた話だと思ったら、
演劇の練習の中で聞いた話でした。
癖を直したら消えてしまう個性だったら、そんな個性は棄ててしまったほうがいい。





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神々の午睡(うたたね) 読みました。

なかまくらです。

「神々の午睡」著:あさのあつこ を読みました。


神話のような、童話のような世界観、文明レベルで生活する

人間、神の物語。神様は人の世界にいて、怒りもするし、喜びもするから、失敗もする。

そんな不完全な存在としての神様を人間あがめて生きていた。

そんな世界で起こる6つのお話。

どこか神話チックで、悲劇が多い。

けれどもなんだろう、それぞれがどこか本質的に人間と言うのはこういうものなんだ、

と言っているようには感じて、それがまた神話っぽク感じる原因なのかな?

軽く読む分にはとっても面白いです。







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