なかまくらです。
「マルドゥック・スクランブル」冲方丁 読みました。
あらすじ
娼婦として、マルドゥックシティに住まう成功者たちを悦ばせていたバロットは、
彼女を愛してくれるシェルに出会い、そして、焼き殺されそうになる。
ベッドの上で気付いた彼女は、復讐を誓う。彼女に延命措置を施したドクター、
知能を持ったネズミのウフコックとともに、シェルの秘密を暴くために動き出す。
シェルの後ろには巨大な組織があった。シェルのボディガードとして雇われた
最強の男ボイルドが、バロットたちの前に立ちふさがる。
バロットは、シェルの秘密を追い、その中で成長していく。
「何故自分なのか」そんな問いの答えを探しながら。
そんなお話です。
これは面白いです。言葉の選び方がすごく素敵です。
ストーリーも良いですが、私は、言葉とそれによって描き出される人物とその心理の描写に圧倒されました。
内容はライトノベルみたいなとっつきやすさですが、改行が少ない少ない。
最初読みにくいかなぁ、と始まった文章もいつの間にか、夢中になってページをめくっていました。
とにかくおもしろかったです。おすすめ。