なかまくらです。
音楽性の違い ⇒ 解散! のごとく、
教育の方向性の違い・・・、みたいなことが起こったりもするわけです。
先生によって教えたいことが違う・・・。
教育の機会は均等に与えられていますし、
同じ基準で作られた教科書を使って、教えているはずなのに、
教える人によって、異なってくるから面白いといっていいのか、何というのか。
物理という科目は、残念ながら進学校でもなければ不人気な科目なんですね。
あまり生徒が選択履修しないわけです。
目の前のありとあらゆる現象が実は、いくつかの簡単な法則で起こっているという、ただただ単純なその面白さを伝えることの難しさを感じます。
それどころか、物理基礎という、入門編(これはみんな履修することになっている)でも、
どうもかなり大変らしい。
さて、彼らに何を残すことができるのだろう、と考えるのです。
知識として、運動とか、エネルギーとか、力とか、
そういうことを教えておくことはもちろんですが、
それを通して何かを教えることが大事かな、と思います。
分からなくても投げ出さずにジッと考えることや、
どうやったら困難を脱出できるのか・・・その方法を模索したり(例えば、人に聞いたり、インターネットで情報を集めたり)
あるいは、なんだ、諦めずにやれば案外できるじゃない、ということに気づかせたり。
物理基礎の授業は、その先に進まない人にとって、技能を学ぶ場なのだと思います。
暗記は多分、これからの時代、これからの時代に比べて価値が下がります。
知らないのは駄目です。覚えていなくても知っていることが大事。
これをどう活用するのか。
物理量同士の関係性(比例や反比例)について、式から考えたり、
困ったときに定義に戻る大切さを学んだり・・・。
いろいろ考えるのですが、結局は、目の前の生徒を見てそれで決めるのですから、
なんでしょうね。