1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

授業を考えて

なかまくらです。
授業を考える方法はおそらく、先生ごとに違うのかな、と思っています。

私の中にも、いくつかパターンがある気がします。

オーソドックスな方法は、生徒が書くノートを最初に考える。

同時に、これは私が黒板に書く内容にもなる。

どんな問題が解けるようになるかな、ということも忘れずに。

できるようになるという達成感が得られる授業にしたい。

今日やった授業のノート。

これを書きながら、何をしゃべろうかなぁ、と説明を考えます。

生物は特にそう思うのですが、なるべく絵をたくさん描くようにしています。

文字ばかりだと辛い。絵を描いたほうが楽しいですよね。

同時に、覚えるだけにならないように、絵からいろいろなことを読み取るようになってほしい。

グループワークとか、できてもいいのかもしれませんが、

理想なのは、グループワークという仕組みを使わなくても、

生徒が能動的に考えながら授業を受けてくれる、そんな生徒が育つことだと思いますね。





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子どもたちの進路を眺めて

なかまくらです。

高校生は就職&進学のための勉強の真っ最中です。

いろいろなことに悩んだりしながら、

あるいは、不安に思いながらも、受験をして、合格して。

私は、それを観ているわけです。

きっと何度だって、こうやって送り出していくわけです。

でも、ふと思うことが、最近多いのです。


私、相当働いてるなあ、と。

あの頃、

「これ以上、頑張れないな・・・」

と思って、研究室を離れて、大学院を卒業して、

教員という道を歩いているわけですが、

あの頃よりも頑張っているんじゃないか?

毎日、開けても暮れても仕事をしている。

こんなに頑張れるなら、私程度の頭脳でも、

研究者としても頑張れたんじゃないかって、

ちょっとした後悔のようなものが、

ずっと付きまとっています。

勉強するのは、私にとってはとても楽しいことなんですね。

でも、別のことが多くて、なかなか勉強ばかりをやっていられない。

先生の仕事は、まあまあ楽しくやっていますが、一生涯、教師で、

いいものなのか? どこかで一度離れてみたい気持ちも、

生徒たちがいろいろな未来へ向かっていく姿を見て、

私もまた学んでいるのだと、気づかされますね。





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生活に埋もれていく

一日が終わろうとする頃に、

生活に埋もれていることに気づく。

今日は、一日お休みでした。

朝起きて、

朝ご飯を食べて、テレビを見ながらぼーっとして、部屋の片づけをして、洗濯機を回して、部屋の片づけの続きをして、お昼を作って、食べて、洗濯物を干して、部屋の片づけの続きをして、いらないものをゴミ袋に詰めて、撮りためていたアニメを見て、今週のお弁当をまとめて作って、冷凍して、気が付いたら、この時間。

部屋の片づけは終わっていない。

今日は終わる。

小説でも書けばよかったのに。

大学のサークルの後輩さんが、劇王の地区大会で優勝したそうです。

おめでとうございます。


だからなんですが、私は何をやってるんだろうなって。余計に。

いや、余計じゃない。

そういえば、最近書いてないな、と気づかなくなったらおしまいだな、と思うのです。

うん。





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メガロボクス

なかまくらです。

遅ればせながら、「メガロボクス」。

アニメの話です。

あしたのジョーから50周年ということで企画されたアニメだそうで、

えー、あしたのジョーはやめとけよ・・・という感じで、見始めたわけです。

しかも、有料配信で、課金して。



あらすじ

ジャンクドッグは、トレーナーの南部贋作と地下の闘技場で八百長ボクシングをして、

暮らしていた。

しかし、ある日。夜。道路の真ん中で勇利に出会う。

勇利はメガロボクス(機械のアシストを使ったボクシング)のチャンピオンで、

市民IDを持たないジャンクドッグとは、住んでいる世界が違った。

しかし、お互いに何かを感じるのだった。

そして、地下闘技場に勇利は現れ、ジャンクドッグはこてんぱんに負けてしまう。

それがきっかけとなり、ジャンクドッグは、

メガロボクスの祭典、メガロニアの出場を目指すようになる。

南部贋作は腑抜けた屑野郎だった。

「立つな、立つんじゃない」なんて言うし、借金で首が回らなくなるし、と

そんな男だった。だから、このときも、決して前向きなつもりじゃなかったが、

地下を取り仕切る藤巻に、追い詰められた南部贋作は大博打を打ってしまう。

「メガロニアに出場する」

偽造IDを作るときに、

「IDの名前は?」と聞かれ、ジャンクドッグは、「JOE」と名乗ることを決めた。

メガロニアに出場できるのはわずかに4人。ランキングが高いほうが有利とされた。

ジョーは、ギアレス・ジョー・・・すなわち、メガロボクスなのに、生身で勝負を重ねた。

それが話題となり、メガロニアへの出場まで、一気に駆け上がる。

ついに勇利との戦いを迎えるのだった。


そんなお話でした。

とにかく、熱い! そんなアニメでした。

毎週、一瞬で見終わってしまって、あーまた来週か。

と思えるいいアニメでした。

ジョーが、真っ直ぐに前を見ているから、周りの人間も自然と引っ張られていく。

その姿に、無茶だと思いながらもついていきたくなってしまう。

そんな気持ちのいい、惚れ惚れするような男のドラマでした。

そして、困難だと思われることも、人の心を動かしていってしまう。

「本物」

という言葉が後半になると、たびたび出てくるようになりました。

「本物」に惹かれて、常識とされていること、当たり前だと思っていることを

変えてしまう。

未来の世界。IDによって、管理されている世界。

そこはどんな世界なんでしょうか。わくわくする世界なんでしょうか。

「本物」がなくなっている世界なのかもしれません。

そもそも、じゃあ、私たちの世界は?

私たちの世界でも、本物、なんてものは探してもなかなか見つからないものです。

そうしたものに出会ったとき、人はどうしようもなく惹かれるのではないかと思います。

そして、このアニメ自体が、あしたのジョーのリメイクだと思われて始まった作品が、

本物になれるかどうかということでもあったのではないかと思います。

それぞれが、男を貫いて闘って・・・

体の一部となっていたギアを手術で引き剥がした勇利のズタズタの体。

そうまでして、ジョーと対等に勇利は闘おうとしたのです。

ラストに勇利はどうなるのだろうか(原作だと力石は、死んでしまうんですね)

とドキドキしながら観た最終回。

最後にド熱い一戦を見せてくれるんじゃないか、という期待もあったのですが、

最初のアバンで、あ、これ、そうならないな、と予感がしました。

静かな雰囲気。

最終回は何となく最初から最後まで静かなエピローグという感じでした。

観た最初の感想は、ううーーーん! 違うでしょ!

でした。勇利も中途半端に生き残っているし、

ジョーもなんか無難に戦いから抜け出してしまった。

ジョーはなんで、メガロボクスをやっていたんだろうって。

あしたのジョーの劇場版2作目に、こんなセリフがあります。

「ぶすぶすとそこらにある、見てくれだけの不完全燃焼とは訳が違う。
ほんの瞬間にせよ、眩しい程に真っ赤に燃え上がるんだ。」

ジョーを好いている女の子が、ジョーに、

他の同じ世代の若者たちがクラブで踊ったりしている中、どうしてあなただけが

ボクシングにそんなに一生懸命なんだ、と問いかけるシーンです。

このシーン、すごく好きなんですよね。すごくかっこいい。



「メガロボクス」では、ジョーはなんのためにメガロボクスをやっているのか、

そういえば、最後まで見たときに、わからないのでした。

ただ、勇利と戦うためにメガロボクスをし、勝って、

それはそれで静かに燃え尽きていたのかもしれません。

「本物」として、本気でやれなくなってしまったのかもしれません。

表面上は変わらなくても、中身はそうはいかない。

そういう、やりきってしまうところまで行ってしまったのではないかと、

後からは、そう思えるのでした。

ジョー


南部さん
 

勇利


面白いアニメでした。





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富士山登ってきました

なかまくらです。

突然ですが、平成30年9月1日。

富士山に登ってきました。

正月に地元の友人と会った時に、

2回登ったことのある友人と、連れられて1回登った友人と、

「この夏、一緒に行かない?」「お、いいじゃん!」

このとき、私が、夏休みとは無縁の、160時間の残業と、

15連勤のその末にそのまま突入することになるとは(笑

さて、そんなわけで、朝6:00。

山梨県立富士北麓駐車場からシャトルバスで五合目まで行きまして、

そこから山頂を目指しました。



途中。7号目あたりかな。山小屋で休憩しながらの写真。

「四方に山を見下ろして」という歌詞がありますが、

本当にその通りだな、と思う景色でした。

登るほど、遠くのほうまで見えてきて、雲は時間の止まった海ように、

山の上をうねっていました。そして、向こう側に海が見えてきたりして、

富士山は景色が変わらなくてつまらない山だよ、と聞いていましたが、

見下ろした景色はとても素敵なものでした。

8合目。


写真のように、この辺りからは、ひたすら岩登りです。

少し前に、「X-ミッション」という映画を見たのを思い出しました。

どういう映画か。大波でサーフィンをしたり、

事前にできた大穴に飛び込んでみたり、ウイングスーツで山頂からダイブして、

長距離を飛んでみたりしながら、金持ちのお金を奪う義賊的なことをする・・・

というよくわからない映画だったのですが、

岩山を登るとき、

ラインが見えないから登れない・・・なんて、登場人物が言っていて、

なるほど、ラインを探すということ、足を乗せる場所を一歩ずつ探していくんだな

と・・・なかなか大変でしたが、面白かったです。

さて、6時間の登りの末・・・山頂!

・・・と言いたいところですが、

なんと、山頂は曇り。強風。そして、真っ白な霧に包まれていました。

ううーーん、残念! ともかく、山頂に到達した証として、

焼印を押してもらってきました。

富士山頂の観測所も見てきました。


山頂はとにかく寒かったです。

5枚着ていましたが、それでも寒かった・・・。


そして、下山です。

下山は降りやすく別ルートが整備されているわけですが、

降りやすいが、とにかく長い! ジグザグジグザグとひたすら繰り返しました。

3時間・・・長かった・・・。実に長かったです。

途中の山小屋で食べた800円の醤油ラーメンがとても美味しかったです。

そして、もうね、股関節のあたりががっくがくになりました。

ふらふらになりながら、18:15。五合目まで戻ってきました。

実に12時間の登山経験でした。

最初は30分ごとに、10分ほど。

途中岩山に入ってからは、

20分ごとに、10分ほど休憩を取りながら登りましたが、

とにかく疲れた・・・。

伊豆まで帰ってくるのは、時間的にもう無理だったので、

宿を急遽探しまして、仮面ライダージオウの第一話を見てから帰ってきました^^


さて、富士登山。とても大切だな、と思ったのは靴です。

ちゃんと足首までの高さのあるすごくしっかりしたトレッキングシューズを

買ってよかったです。岩場では、何度も足をグキッとやりましたが、

しっかりと足首をホールドしてくれているおかげでひねらずに済みました。

それから、靴下です。

夏でも、登山用の厚手のサポート機能付きの靴下が大事。

下りでも指先をしっかり護ってくれたかな、と思います。

それから、トレッキングポール(杖)ですね。これは、2つあると良いです。

脚と腕、両方の力で登ったから、よかったかな、と思います。

次に、ザック、と呼ばれる靴とズボンを覆ってくれるカバーです。

富士山はとても砂っぽい山なので、

靴の中に砂が入ると、摩擦ですごく辛いらしいです。

今回は、ちゃんと購入していきましたので、快適でした。

それから、チョコレートです。登っているとカロリーがどんどん消費されていきます。

高カロリー食が超美味しかったです。


さて。楽しい時間はあっという間。いい思い出になりました。

明日からは、普通の労働者に戻ります。





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