1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

【台本】いつもあなたの蕎麦に、爆弾

なかまくらです。

どうも。

なかまくらです(特にコメントが思いつかない)。


「いつもあなたの蕎麦に、爆弾」


ー1ー

部下「源さん、もう時間がないっす!」
源造「だが、突き止めたのさ。爆弾は、この蕎麦屋の周辺のどこかに必ずある!」
部下「犯行計画書が出てきましたからね、源さんのくず入れから、鼻水まみれで」
源造「あやうく水に流しそうになったぜ」
部下「・・・まさか、現場で鼻をかんだ、そのティッシュペーパーに書いてあるだなんて思いませんからね」
源造「まったくだ。さて、時間がない。いくぞ」
部下「がらがらがら」
源造「おっと、いいか。爆弾があるだなんて分かったら、一大事になる。我々で速やかに爆弾を発見し、速やかにあれするんだ。わかったな」
部下「うっす」
源造「がらがらがら」

客「ずるずるずる(蕎麦を食っている)」

部下「源さん、あれ・・・」

客「ずるずるずる(蕎麦を食っている)」

部下「源さん、あの人の足元に似合わない派手な鞄が・・・」

客「ずるずるずる(蕎麦を食っている)」

部下「源さん、あの絶対に聞こえているのに、完全に無視コいてるあの野郎の足元に似合わない派手な鞄が!」

客「ずるずるずる(蕎麦を食っている)」

源造「バカ野郎!! バカ野郎はてめぇだバカ野郎! いいか、あのお姿が見えないのか」

部下「お、お姿!?」

源造「あの、蕎麦に対する集中力。あふれ出すオーラ。響きわたる天上の鐘の音・・・」

客「ずるずるずる(蕎麦を食っている)」

源造「お、俺には止められない。無理だ。止められない・・・あの、食いぶりを」

部下「源さん、いや、止めろよ。爆弾を止めるんだ。なにアホなこと言ってんすか!ぜ、全員ここから逃げろー!」

客「ずるずるずる(蕎麦を食っている)」

部下「あんたも逃げろ! 爆弾がっ!」

源造「はっはっは・・・この男を止めることなど出来ないのさ・・・」

部下「あんたもそれ諦めなくていいから!」


ー2ー

ちっちっちっちっ(メトロノームが動いている)

源造「ずるずるずるずる(蕎麦を食っている)」

部下「源さん。例の蕎麦屋の爆弾事件なんですが」

源造「ずるずるずるずる(蕎麦を食っている)」

部下「源さん・・・。いいや、そのまま聞いてください」

源造「ずるずるずるずる(蕎麦を食っている)」

部下「爆弾魔・・・まだ捕まってないじゃないですか」

源造「ずるずるずるずる(蕎麦を食っている)」

部下「俺、思うんすよ。爆弾魔は、爆弾を爆発させたい人物だって・・・。あの事件の現場で、一番爆弾を爆発させようとしていたのは・・・悔しいけど、源さんなんすよ」

源造「ずるずる・・・ずるずる(蕎麦を食っている)」

部下「だから、源さん・・・。自首しませんか」

源造「ずるずるずるずる(蕎麦を食っている)」

部下「ちょっと、源さん聞いてます?」

源造「え、あ、なに? 蕎麦食ってるんだけど」

部下「いや、だから、あのですね」

源造「おお、お前も食え。食ったら、これな」

部下「この写真の女は・・・?」

源造「おそらくこいつがホシだ。食ったら捕まえに行くぞ。ついてこい」

源造、はける。

部下「・・・・・・なんだよ・・・ただの蕎麦バカかよ。ずるずるずる・・・うめぇ」


おわり





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失われし美学

 
なかまくらです。

ものを大切にすること。

教わってこなかった日本人が増えているのでしょうか。駅で、まだ綺麗な傘が、ゴミ箱に突き立てられておりました。





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やま!やま!やま!

なかまくらです。

来年赴任する予定の高校に、面接に行ってまいりました。

ついでに、アパートも探しに。

で、

やま! やま!

駅前の通りが、狭い!!笑

す、すごいところだ。

楽しそうでもありますが、いろいろありそうだ。





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「幕が上がる、その前に。彼女たちのひと夏の挑戦/幕が上がる」観ました。

なかまくらです。




2本立てで観てきましたよ。

まずは、「幕が上がる、その前に。」

映画「幕が上がる」の製作ドキュメンタリー的な内容です。



例えるなら、プロジェクトXとか、プロフェッショナルとか、

そういういわゆるテレビでやるようなものを映画館で1800円とって

見せようというものです。

演技は素人のももクロメンバーの演技指導をするのは、平田オリザさん。

演劇界ではかなり有名な方ですね。

そのワークショップから始まります。

まずは、会話のキャッチボール→見えないボールでキャッチボールと進んでいきます。

演劇をやったことのある人ならば、ああ、一度はやったことあるなぁ、というあれです。

私も昔やりましたよ。

それから、いろいろな練習をしています。

中でも、演技を自然に見せるための練習は、印象に残りましたね。

私、自然じゃない代表みたいな人間だったので(笑)。

テキストのセリフの合間に、あいさつをしてみたり、時間を気にしてみたりと、

役者に負荷をかけると、余分な力が抜けて自然に見えるんだそうです。ははー。

プロはすごい。この一言に尽きます。

さて。

このあと、みるみる上達していくももクロメンバー。

まるで、映画のよう。劇中劇の一人芝居を実際に演じたりしながら、

成長していきます。そして、映画は、あっという間に、クランクアップ。

ここまでが、「幕が上がる、その前に。彼女たちのひと夏の挑戦」


そして、そのまま梯子して、「幕が上がる」を観てきましたよ。



あらすじ。

弱小の演劇部・富士ヶ丘高校の新しい部長になった高橋さおりは、

来年こそは、勝ちたいと思っていた。顧問の溝口は、当てにならない。

そんなこんなで4月になって、新人美術教師・吉岡が赴任してくる。

吉岡は、演劇部にちょっとおせっかいをする。

気になった一同は、名前をインターネットで検索に掛ける。

すると、「高校演劇の女王」といった見出しが飛び込んできた。

高橋は、吉岡に顧問を依頼する。高橋の熱意に、吉岡は、手伝うことを約束する。

そして、彼女らは、一人芝居「肖像画」を上演するなど、力を着実につけていく。

それから、名門演劇部からの転校生も仲間に加わり、

秋の大会に向けて、苦心して台本を書く。

「銀河鉄道の夜」

宮沢賢治の名作だ。

どこでもないどこかへ向かって、歩き続けている自分達を表しているような

そんな作品だと思った。

合宿を乗り越え、地区大会を勝ち抜く。

そんなとき、演劇部は吉岡がからの手紙を受け取った。

吉岡は、演劇部の姿を見て、もう一度、役者を目指すことを決めたのだという。

ショックを隠せない演劇部一同。

しかし、彼女らはまた、最後に幕が上がるところまでたどり着くのだった。




そんなお話でした。

ももクロが・・・というのとかは関係なく、これは、青春映画の1ページとなる映画だった

そう思います。

ウォーターボーイズとか、スイングガールズとか、ロボコンとかね、

青春映画はいろいろありますが、恋が全然ないながらも、

この「幕が上がる」は、仲間入りしてもいいんじゃあないかと思う。

演劇を一度はやったことのある人だったら、きっと楽しめるのではないかと思います。

そして、ももクロ、けっこう、演技普通でした。

後ろのオーディションの子らがちょっと逆に気になっちゃうくらい。

女優・黒木華(はる)が、重要なキャラクターである吉岡先生を演じていますが、



もう、彼女の存在感は、凄まじかったですね。この映画の演劇に対する魅力を

体現する存在と言うか、とにかく、これは、すごい人がいたもんだ。

という感じでした。

あとは、転校生が、「人はみんなひとりぼっちなんだよ」って言うシーン、

感動しました。うん。

なかなか良い映画でしたよ。



おわり。







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1次独立だから予定通りにいかねんだ


なかまくらです。電車が来ないなうです。

映画の始まる時間は、電車の遅れとは1次独立なのですな。

1次独立なことって、少ないようで多いのかもね。


1次従属の例としては、バタフライ効果ですよね。風が吹いたら、桶屋が儲かる。





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