なかまくらです。
SPACシアタースクール2014 発表会 「モモ」観ました。
あらすじ
モモは、人のお話を聞くのが得意な女の子。
街の人は、よくモモの所にいろんなことを話しにきていました。
ところが、だんだんと街の人が来なくなる。
何故だかわからないでいるモモのもとへ、時間貯蓄銀行からという灰色の男たちが現れる。
彼らは、時間を節約して貯金するようにと迫る。
その節約される時間は例えば、街の人がモモの所にお話しに来る時間だったりしたのです。
灰色の男たちはそれを無駄な時間だと切って捨てる。
それによって、時間が無くなって忙しい街の人たちはだんだんと温かさを失っていく。
モモは、時間貯蓄銀行の正体に気付き、それを大人たちに伝えようとする。
灰色の男たちは、モモを始末しにやってくる。
そのとき、モモは、不思議なカメに連れられて、
時間のことを知っている、ホラという存在のもとへと行く。
というようなお話。
SPACという静岡県の県立の劇団
(いい評判は聞きませんが・・・)が夏休みに1か月をつかって、
中高生に演劇の基礎を教えて発表するという企画。
「モモ」というお話は、面白いという評判を聞いていたので、
観に行ってみることにした次第でした。
お話としては、子どもが多かったわけですが、小学生には難しすぎるように思いました。
中学生にもちょっと厳しいんじゃないかな?
文字媒体ではなくて、声で通り過ぎて行ってしまうものだから。
大人の私は楽しめました。
舞台は、屋外で、雨天順延だったので、どきどきでしたが、無事に開演。
キャストは43名もおりまして、まあ、上手な子もそうでない子もいたわけですが、
一生懸命にやっていました。特にダンスは、人数がいるだけの迫力があってよかったです。
まあ、無料公演ではないので、頑張ってる姿を見に行きました~
では、ちょっと甘いので・・・(笑)、
とりあえず、大勢の子どもたち、とかではない役柄をもらった子たちは、
上手でした。そうでない子の中にも上手な子はいましたが、
まあ、そもそも、あんまり私にはうまい下手が分からないので(笑)、
お芝居の中で悪目立ちしないという意味で、ちゃんとお話の中に溶け込んでいました。
モモもよかったですが、モモの周りの大人たちが結構よかったですねぇ。
あとは、灰色の男たちの、「スージーさん」って何度も名前を呼ぶ役の女の子がよかったです。
ダンスとか、スローモーションは演出なんでしょうが、
突然の展開についていけず、じゃっかんのぽかーん。
動いているときの役者の表情もそれぞれで、ちょっとわかってないんじゃないのって、
思いました。役を考慮しての動きだったら、そこまで読み取れなかった私のせいですが。
それから、入場なんですが、「チケット番号でならんでください」って無理(笑)。
MOMO CAFEという販売コーナーもあったんですが、
コミュニケーション能力高い人前提みたいなどーんってぶつかってくる人が店員やってて、
後ずさり。
しかも、20分くらい、並んで待つという・・・。
開演前の舞台のほうからは、なんか練習してるのかなんなのか、声が聞こえてくるし、
あと、プレトークは、SPACの宣伝が多すぎて、あんまりおもしろくなかったです。
プレトークするよりはアフタートークのほうがいいんじゃないでしょうか。
まあ、そんなわけで、お芝居は本が良かったのもあるんでしょうが、
なかなか楽しめました。
ただ、運営はちょっと、いまいちでした。
おわり。