1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

成井硝子店『1981年のグッドバイ』観ました。

なかまくらです。

成井硝子店『1981年のグッドバイ』観ました。

配信されていたのです。きっと生で観には行かなかっただろうけど、

コロナ禍で配信がされるようになって、東京までは行かないけれど、

というお芝居が観られるようになったというのは、良いこともあるものです。



あらすじ

明日から大学生になる娘は、父が暗がりでパンツ一丁でいる写真が郵便受けに入っているのを見つける。

それは、父が大学生の時、演劇サークルで出会った仲間達との思い出の写真だった。

高校から演劇部だった成島は、役者として他の団員には劣らないという自負から、

自信家で生意気な後輩だった。

サークルでは、同じ1年の森尻・山北と楽しい日々を過ごしていた。

芝居の演出と脚本を書いていた3年生の鈴鹿仁志は、天才だった。

彼ら3年生の引退公演で、成島は悩んでいた。

自分は本物のお芝居ができていない。

自分の演技プランの通りにやっているだけで、やりとりができていない。

そんなところに事件が起こる。森尻が怪我をして、急遽芝居に出られなくなったのだ。

成島は一人二役で無理矢理に芝居を成立させることにする。

そのあたふたの中で、成島は相手と会話のキャッチボールをすることができるようになっていく。

そうして、成島が気づいたことは、自分が舞台に立っていることは、自分だけの力ではないということ。

そして、成島の所属する劇団はそれからも続いていくのだ。

大学生になる娘がいる歳になった今でも・・・。


というお話でした。

演劇サークルを題材にした自叙伝的お芝居で、最初はちょっと入りにくかったのですが、

中盤から、一気に引き込まれていきました。

脚本演出の成井豊さんは、キャラメルボックスが解散して、細々と昔やった脚本を

再演しているイメージでしたが、今作は書き下ろしで、

キャラメルボックスって、夢とか希望とかが詰まっていて、

キラキラしているイメージがあって、それが変わらない姿で観られて、

すごく幸せな気分になりました。

楽しかったです。

おわり。





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【小説】2つめの魔法

なかまくらです。

本日の更新は小説です。

いろいろとバタバタしておりまして、

少し前に書いたのですが、公開せずにそのままになっていたので、

公開しておきます! それではどうぞ。


*********************


「2つめの魔法」


                    作・なかまくら

 私の魔法はみんなとは少し違う。
 杖ととんがり帽子が必要だし、女の子だったらスカートもできればひらひらじゃないといけない。体内に満ち満ちた魔法が噎(む)せ返るような奔流となって、鼻の奥がツンとする。少し涙目になるけれど、それは我慢。
「火の源氏たちよ、盟約に従い、その力を顕現せよ!」
決められた言葉が宙に魔方陣を描き、それが完成すると、魔法が発動する。燃えさかる炎が姿を現し、魔法によって、球体にまとめ上げられていく。ときには赤く、ときには青白く揺らめく火球のその熱がチリチリと私の肌を炙っている。
「ファイア!」
その言葉とともに、火球は獲物を見つけた獣のように獰猛さを得て、飛び出す。狙いをそらそうと、走り出している少年に向かって。少年は、走りながら冷静に腰に手を伸ばす。
「アオはいつだってやり過ぎる・・・。冷凍壁!」
一言、愚痴に続いて呟いた短い言葉によって、見事な氷の壁が立ち上がる。
「そんな壁、焼き尽くしてくれるわ!」
私は、杖を振って叫ぶが、意味は無い。放たれた魔法に何かを付け加えることはできない。気分だ。氷の壁は火球に炙られてみるみる薄くなっていく。
「あーもう! これ、高いんだからな!」
少年が文句とともに再び腰に手を伸ばす。ペリペリとテープをめくると、複雑に編み込まれた接着面がそれに応じて剥がれて魔方陣が宙に描かれていく。
「青海波!」
魔法が効果を発揮し、周囲が波に覆い尽くされていく。火球に触れたところから次々と蒸発し、水蒸気があたりを埋め尽くしていく。
 私は次の魔法を考えていた。火、風、水、土の四つの源氏をうまく使い分けることがポイントだ。この水蒸気を生かすには・・・。
「火の源氏たちよ、熱を奪い、凍てつく刃となって・・・うわっ!?」
 詠唱の途中で、土の中に飲み込まれる。
「そこまでっ!!」
制止の合図が入り、訓練の終わりが告げられた。
「まーた、威力が上がってるよなぁ・・・。ほい、あったかいの」
今日の訓練相手だった少年キユが、コップを差し出していた。
「どーも。今日のあれ、なに? 新製品?」
「そう、青海波っていう水の魔法のマジックテープなんだよね」
「3つめは?」
「あれは、液状化のマジックテープ」
「マジックテープねぇ・・・」
「使えば良いのに。便利だよ?」
「便利なんだろうけどね・・・、お母さんが嫌いって言うの」
人の編み出した魔法科学の研究は、真理の研究と意識の研究に分かれた。そして意識の研究から生み出され、製品化されたものがマジックテープだ。市販化された魔法具として、それは多くの人が利用するものとなっていた。
「アオの魔法はさ、由緒正しくて、だから高い威力を込めることができるし、悪いことじゃないと思うけど、なんというか・・・」
「古い! 古すぎる! そんな時間がかかっちゃ、実用性がない! 魔物には通用しない!」
 私は拳を握り、演説・・・の真似事をする。
「・・・でしょ?」
「分かっているなら、なおさら分からないよ・・・。」
本当に心配してくれているキユの感情が伝わってきて、ふと私は少し申し訳ない気持ちになる。そこで、今の私の本当のところに少しだけ光を当ててみようと思った。
「分かっているから、かもしれない。いいえ、分かっていないからなのかもしれない」
「ううーん、伝えようとしてくれてありがとう」
キユがそう言って笑うので、私も、笑うことにした。
「みんなが使っているのは、魔法じゃない・・・のかもよ?」
「え?」
「それは、過去に魔法が発現した条件を擬(なぞら)えているだけ。だから、源氏たちも、力を貸してくれているわけではないわ。私はそんな魔法は嫌なのよ。だって、魔法は人と源氏の間に起こる奇跡なんだから」
「そんな・・・そんなことって・・・?」
キユの動揺をひととき眺めて、
「そうだったらいいなって話。これが短編小説じゃなかったら、この後大変なことが起こって、私以外の力が封印とかされちゃって、もうとにかく大変なんだからね!」
「そんなことってある?」
「だって、どうしてそうなるのか理由が分からないことは、そうならなくなっても理由が分からないでしょ?」
「それは困るなぁ」
真剣に困り出すキユ。私と私の一族の抜け出せない憂鬱を真面目に聞いてくれる人。だから、好きな人。キユはしばらく唸って、それからこう言った。
「・・・ねえ、僕にも、できそうな魔法ってある?」
それから、私とキユは、それぞれいくつかの魔法を使えるようになって、源氏を巡る星の運命をかけた戦いに巻き込まれていくのだけれども、それはまた別のお話で。







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ESPRIMO WD1/E2のSSD換装

なかまくらです。

最近、PCの動きが緩慢・・?

え、まだ3年くらいしか使ってないんですが・・・。

買い換えにはまだ早くないですか?

そんなわけで、SSD換装にチャレンジしてみよう!

ということに。分解したこともなかったため、かなりのドキドキでした。




SSDは日本のメーカーがいいな、と探した結果、

サンディスク(ただし、米ウエスタンデジタルの子会社)に決定。

(キオクシアという選択肢があることには後で気づいた・・・)

サイズが違う場合もあるらしく、知らずに購入してしまったのですが、

サイズが一緒で良かった・・・。



次に、いよいよ換装です。

最初に検討したのは、

①回復ディスクを作成 ②HDD→SSDに換装
③起動→Bootメニューから、回復ディスクを選択して起動
④完成!

・・・の予定でしたが、回復ディスクの読み込みの段階がうまくいかず。


そこで、ディスククローンでチャレンジすることに。

ソフトウェア
「EaseUS Todo Backup Home」

SSDをUSBで外部接続するケース

これで、準備完了です。

①HDDで起動して、SSDを外部接続して、ディスククローンを作る。
②HDD→SSDに換装。
③起動

なんとこれだけ! 簡単! 無事に起動しました!

SSDって、チョー早い!!

今回1万円くらい費用がかかりましたが、有料ソフトって凄い!


なお、予算とかも考えて、今回500GBから250GBへダウンサイズしましたが、

なんとか収まりました。





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印鑑ケースを作ったぞ!

なかまくらです。

職場で使っている印鑑ケースを新しくしたいな、と思いまして、

いろいろと探してみたのですが、手頃なサイズの素敵なケースが見つからない。


ならば作れば良いじゃない!

そんなわけで、作ってみました。

1.木材をひたすら削ります!


2.蓋のほうも削っていきます。窪みのところにちょうど印鑑が収まる寸法です。


3.紙やすりで削って、蜜蝋ワックスで塗装します。


4.完成!



なかなか良い感じです。

職場で引き出しを開けるたびに、ニヤニヤします。

ものづくりって楽しいんですよね。

次は何を作ろうかな。





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小太鼓を作ってみたぞ!

なかまくらです。

締太鼓を作ってみよう! ということで、

いろいろ調べたのですが、思った以上に難しい!

一番難しいのは革の部分で、Youtubeで見ると、

プラ障子を使ってみたり、ブルーシートを切ってみたりしていたみたいですが、

革が良いなー、と思った結果・・・レザークラフトの革で作ってみることにしました。

そんなわけで、

1.革を木枠に貼り付けます(木枠で挟んで、ボンドで貼り付ける)。


2.塗装します。胴は柿渋、木枠は蜜蝋ワックスです。


3.乾燥したら、綿の紐で締めていきます。


4.完成!



手で引っ張って紐を締めた程度なので、音はボヨンボヨンでしたが、

叩くと、ちゃんと裏面の革が振動してちょっと感動でした。

アイディアとしては、

革に穴を開けて引っ張ると穴のところから裂けてしまうのは必定。

そこで、木枠に革を張ることで、部分にかかる力を小さくすることができていると思います。

ただ、木枠なので、どこまで思いっきり引っ張って良いかが分からないところがあって、

もうちょっと音を高くできそうな気はするのですが、思いっきりできずにおります。

でもまあ、なかなかの出来だったと思います。

おわり。





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