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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

共有結合性と電気陰性度

拾い物。というか、質問が上がってたので、ちょっと調べて回答してみました。

うーん、化学も、こういう理詰めで行けるところは面白いな。ちょっと覚えること多いのが璧にキズけどな!

壁じゃないぞ! 璧だぞ!

 

さて。以下。

「「NaCl,MgCl2,AlCl3」「LiI,NaBr,KCl」の中で、それぞれ最も共有性を帯びているのは?理由もつけて答えよ。」

 

 

>「異なった原子間の共有結合では共有電子が電気陰性度の大きい原子に引き付けられる結果、電気陰性度差が大きい場合はイオン結合性が大きくなる。一方、電気陰性度の差が小さい場合は共有結合性が大きくなる。」(引用:http://www.kyoto-phu.ac.jp/labo/kinou/Chem/points/point3.html

↑これではないでしょうか。

私の理解した範囲では、

電気陰性度とは、「原子が電子を惹きつける強さの度合い」のことで、

仮に共有結合していると仮定した(原子1)-(原子2)について、


電気陰性度 大        小

     原子1   e-   原子2

ならば、


     原子1 << e-   > 原子2


のように、原子1の方に、共有電子を引っ張ります。その結果、原子1は負に帯電し、原子2は正に帯電して、イオン結合のように振る舞うそうです。

つまり、電気陰性度の差が小さいほど、共有結合性が大きい、という、最初の引用した文になるようです。






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