1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

こんな風がいいな、教員の働き方改革

なかまくらです。

やー、お久しぶりです。多忙です。

やっと明日は休みで、今日は滑り込みで、仕事終わらせて、

明日から学年末テストを作る準備を済ませて、持ち帰ってきました(あれ?

毎日、目が回るくらい忙しい。

多忙すぎるんですよね~~。


働き方改革、あまり期待はしていないのですが、

こんな風にしてくれたらいいのに・・・、と思うことはあるわけです。


① 今の自分の働き方を振り返ると・・・?

  どんな風に働いているだろう? と考えると、
  残業がだいたい毎月100時間。月に27日くらいが勤務くらいなので、
  だいたい1日あたり、4時間。すると、12時間くらい平均で働いているわけです。
  平常運転時の内訳を考えると、

  授業      3時間  ・・・ 50分の授業。一番好きなこと。
  授業準備    2時間  ・・・ プリントの準備や教材をどう教えるか考える。
  採点や居残指導 1時間  ・・・ 小テストの採点や、未提出の課題の指導。
  部活      1時間  ・・・ 平日はこれくらい。休日は4時間。
  部活事務    3時間  ・・・ 大会・練習試合を組んだり、会計の処理等。
  HR・清掃   1時間  ・・・ クラス指導。大変だけど、楽しい。
  課の業務等   1時間  ・・・ 通常は学年、分掌、教科、の3集団に所属。

 つまり、こんな感じ。



よく言われる話ですが、忙しすぎて、授業準備に時間が取れていない。
これは、ある点では当たっています。ちょっと意地になってやっているところあります。
これを落としたら、何のプロか分からなくなってしまいますからね。

でも、こうやってみると、

「あれぇ? 結構バランス良くやってるじゃないの??」

と思えてくるわけです。


② じゃあ、なにがいかんのだ。

  つまり、通常業務はある程度、なんとかなっていると思うんですよ。

  ただし!! 学校には行事が山のようにあります。

  少なくとも月にひとつは行事をやっている感じ。

  ざっと思いつくだけでも、

  4月:入学式、部活動紹介、模試、遠足(研修)、生徒面談
  5月:部活本入部、定期テスト、文化祭準備、企業訪問
  6月:文化祭、体育祭、模試
  7月:定期テスト、成績処理、欠点指導、三者面談、夏期講習、
  8月:就職・進学会議、部活(遠征等)、中学生一日体験入学、インターンシップ
  9月:夏課題テスト、模試、球技大会
 10月:中間テスト、進路ガイダンス、就職試験開始(生徒の面接指導)
 11月:校外研修(保育体験や環境学習)、2年生は修学旅行
 12月:学年末テスト、成績処理、欠点指導
  1月:冬課題テスト、模試
  2月:3年生学年末テスト、高校入試準備
  3月:卒業式、高校入試、1・2年生学年末テスト、
     欠点指導、指導要録作成、部活(遠征等)

  くらいですか。

  自分に関係するものばかり挙げる形になってしまいますが、
  私の場合は、進路課なので、模試の準備とか運営とか、就職・進学関連は
  毎年まわってくるわけです。で、これの準備と、
  あとは、2ヶ月に1回、進路だよりを発行したりするわけです。


  定期テストって、実施するのに、結構時間がかかるんです。
  1つ作るのに、5~6時間は最低でもかかる。採点も、1枚3分でつけても、
  40枚で120分 ⇒ 2時間。
  つまり、1クラスあたり、8時間位かかるわけです。
  私は、5集団くらい持っていて、同じテストもあるわけですが、平均3つくらい
  テストを作っているので、5×3=15時間。
  採点が、5クラスあるので、10時間。
  テストの時には、学習の成果として、問題集を集めるので、
  1冊40秒くらいで観て、150冊で、2時間くらい。
  すなわち合計、29時間。

  これを、年間5回やるので、29時間 × 5 = 145時間 の別の業務が発生。

  学期末には、提出物や小テストなども鑑みて成績をつけて、会議もやって・・・と、
  さらに10時間くらいかかってくるわけです。

  行事も、担当になると、しおりを作ったり、適材適所で業務分担をしたりと
  10時間単位で時間がかかってくるわけです。
  (毎年人員が変わり続けるのが厄介なのですね)


 これらが入ってくると、教材研究が皆無になったり、部活動を全く観に行かなくなったり、

 生徒に目が行きにくくなります。すると、さらに、生徒の中に綻びが生じて、

 生徒が落ち着かなくなっていきます。

 一番初歩的な信頼関係の構築は、

 生徒は自分たちの頑張りを観てくれている先生を信用するからです。

 つまり、今、部活動を減らそう! という動きが盛んにありますが、

 今ある仕事の中から、教員が生徒に目を向けている仕事の部分を減らそうとしているわけで、

 それじゃあ、ますます、生徒と教員の間が離れ、問題に気付かない教員。

 生徒の指導の出来ない学校になっていってしまうと思うのです。


 あとは、若い先生は、無駄(に見えること)をひたすらやる人が沢山います。

 それは、放課後に、生徒から、勉強を教えてくれ、とせがまれるからです。

 それは生徒と年齢の近い若いうちしか、ありません。

 でも、そこで教えるとき、教え方はグダグダですが、聞きに来てくれる生徒は、

 そんなことを気にせず、一生懸命聞いてくれます。

 その中で、先生は「こういう言葉を使えば、生徒は理解するんだな」という

 説明の仕方を獲得していきます。これ、すごく大事なんですね。

 授業が上手い先生は、生徒に信用されやすいです。

 これを削減するのは、若手の成長の妨げにしかなりません。


③ そこで、提案!

 そこで、私が思うこと。

 施策A 2学期制にして、テストは、年間4回にする。
      >> これで、1回分の成績処理とテスト作成・採点が減って、
         年間40時間の残業削減!

 施策B 学校行事を減らす。
     >> いらなくないですか? 修学旅行。遠足でいいじゃない。
        ちょっと出掛けていって、帰ってきて終わりでOK。
        事前学習、終わらなかったら居残りで作らせて、
        指導をして、終わったら、事後学習で感想文を書かせて、
        チェックして、提出しない生徒はそれはそれで指導して、
        なんだこれは(怒)、とならない。
        年間30時間くらい削減できるはずです。

     >> 文化祭もいらなくないですか?
        生徒が主体でやっているように見えて、実は
        教員がすごく動いている。教員のやる気が結構、発表物に影響する。
        クラス予算のお金は、教員が持っていて、会計は教員。
        出し物が被らないように調整したり、
        学校中の机と椅子を動かす準備をしたり、かなり大変。
        しかも、この行事、かなりお金がかかります。
        もちろん、そうすると多様な生徒が活躍する場面は減ってしまうので、
        生徒の成長を考えればマイナスですが・・・仕方ないのでは?
        体育祭も高校なら、もう無くてもいい気が・・・。
        保護者もほとんど来ませんし。
        これで、年間20時間くらいは削減できるはず。

 施策C 特色ある学校作りという言葉に踊らない。
     >> 何でもかんでも、飛びつこうとするんですよ。
        特色、ひとつあればいいじゃないですか。
        具体的に言うと、特定されてしまうので言えませんが、
        3つくらい、県の募集に飛びついて、試験的に実施する学校に
        なっています。えー・・・誰がやるの? みんな忙しいよ。
        これで、特定の先生は、年間50時間くらい削減できるはず。
 
 施策D 回収物をすべて電子化する。
     >> 担任をやっていると、2週間に1回くらい、承諾書やらアンケートやら
        回収する仕事があります。回収して、名簿で回収状況をチェック。
        ・・・これの集まらないこと、集まらないこと。
        面倒なこと限りなし。アンケートフォームをスマホに送信して、
        電子署名と、電子回答で全部屋って欲しい。
        ちなみに、ホームページが更新されていないと、
        「更新まだですか」とTELがあったりするので、慌てて更新する時代。
        電子の世界も恐ろしいもので。
        これで、年間30時間くらい削減できるはずです。

 すると、年間170時間ほどの削減になって、この時間を教材研究にあてたり、

 生徒を観る時間に充てることができるはずです。

 どうですかね~~。

 どうなんですかね~~。





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「しんしゃく源氏物語」観ました。

なかまくらです。

「しんしゃく源氏物語」観ました。


SPACというのは、静岡県の公営の演劇団体なんですね。

(だからなのか、すごく芸術的な作品ばかりをやっている印象・・・)

で、今回は、ちょっと面白そうかな? と思って観てきてみました。

あらすじ

光源氏が見初めた女性のひとりに、末摘花がいた。

彼女の父は常陸宮であったが、父が亡くなってからは、屋敷を訪ねる人も少なく、

屋敷は荒れていく一方であった。

頼みの光源氏からは、もう2年も音沙汰がなかった。

ひとり、またひとりと、下仕えのものたちが辞めていく。

待ち続ける末摘花は、なんと、ぜんぜん美人ではないのだ!

しかも、引っ込み思案で、ろくにしゃべれない!

彼女は、けれども、光源氏が再び、自分の元へと来ることを待ちつづける。

最後に、光源氏が門の前に訪れたとき、けれども、

彼女は、「もし・・・」と、いう。もし、私が会わないって言ったら・・・と。


そんな話でした。

はーー。

これは、なんでしょうね。登場人物に対する評価がだんだんと変わっていく

不思議な感じの作品でした。

末摘花が、とんだダメな子に育っちゃったのは、たぶん乳母のせいですね。

甘やかしすぎ。

最初は、乳母はダメな末摘花を一生懸命励ましているように見えるのに、

最後はイライラする感じのキャラでした。

一方、末摘花はホントにダメな子なのですが、

周りが諦めても彼女だけは、光源氏の来訪を疑わないし、離れていく人を責めない。

その姿に、その目に誰よりも強い光が宿っているように見えてくる。

最後に、「もし・・・」と言うのも、彼女の意思の強さ故だと思うのですね。

けれども、

正直、ちょっとがっかりはするのです。

周りが耐え続けてきた、彼女が我慢させてきたその希望に対して、

彼女はそれを一度は断ろうとするのです。

それは、本当に自分のことしか考えてない言葉で、イライラしちゃう。

けれども、彼女は、きっと、どちらを選んでも、もう幸せになれなかったんだろうな、

と思うと悲しいですね。

あとですね、この物語、やたら騒がしかった。

もっと、違う演出が出来なかったか? というのは投げかけたいところ。

それと、このお芝居、謎がなくて、引っ張る力が弱いなあと。

物語には、何らかの牽引力が必要だなあと改めて思うのでした。

まあ、こういうお芝居はたまにでいいですね(苦笑

おわり。





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プラモデルが、こうなっていく

なかまくらです。

小さい頃は、プラモデルを組み立てていたはずなんですね。

いま、大人となった私は、マツダのデミオに乗っているわけで・・・。

そうすると、それが・・・こうなるわけです(笑


パーツ。


ここに・・・


とりつけ、しゃきーん!


ピアノブラックのカバーを付けてみました。

ちょっとニヤニヤしますね^~^

車、そんなに乗る方じゃないのですが、・・・楽しい。

だったら、もっと楽しく。

自分だけの車って、思えることって大事ですよね。

ちなみに、このパネル、ドア4枚分で、1万円。

車ってお金のかかる趣味ですよね^^笑





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スープの派生

なかまくらです。

スープって、途中まで作り方が一緒なんですよね。

そして、テキトーに作っている私の料理って、中身も一緒だったりする(笑

最近、チャレンジしてないなぁ(笑

と思いつつ、毎回ちょっとだけ違うものを目指しているわけです。

シチュー。

このシチュー・・・あさりを入れてみたのです。

つまり、クラムチャウダー。

あさりの砂抜きをして、そして、茹でるわけですが、

これ、あさり生きたまま茹でちゃうんですよね。

あさりさん「うぎゃああああああ、熱いよー」

・・・みたいな感じで、開いていくのを、ちょ、直視できない・・・。

これ、結構グロいな・・・。うん。

でも、美味しいんですよねぇ・・・。うん。

さてお次は、

カレー。



最近は、具がごてごてしたカレーはもう全然作ってないのです。

ミキサーで、全部どろどろにして、そこにルーを投入してカレーにしちゃう。

お肉が恋しいときは、別個に焼きまして、後乗せするんですね。

とにかく、傷んできた野菜をすべて入れるスタイル・・・。

今回は、ニンジン1本、たまねぎ2玉、ブロッコリーの茎、ねぎ少々が入っています(笑

いつもちょっと辛めに作るので、汗かいて、風邪っぽいときには必ず作って食べるんです。

直ったZE!

今度はおでんをつくろーうっと。





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【小説】小さな指輪

なかまくらです。

新作です。

丁度、タイムリーに、仮想通貨のお話を正月に書いていたのでした。

結構素敵なお話になりましたよ。

2018.1.1 「小さな指輪」 
  ### 俺はようやく買った小さな指輪に名前を刻んで彼女に贈った。





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