1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

本棚を2つ目(塗装もしたよ)

なかまくらです。

本棚の2つ目を作ろうと思いまして、

例によって100円ショップで板材を購入。

ところが、私の家では、どうも最近、赤カビが発生しているようです。

どういうことかといいますと、玄関の合成樹脂っぽい床材が

赤くなっているのです。

(^_-)-つ[カビキラー 占 三3 ( *´艸`)キカナイゼ...

ということで困ったものです。まあ、たぶん張り替えですな~。

で、なんと、被害はそれだけにとどまらず、

どうも、作ろうと思って部屋に置いてあった木材が赤くなり始める。

こいつはやべぇぜ。しかも、前に作った本棚も、赤くなり始める。

たぶん、空気中にカビが浮遊しているんでしょうね~

それでも、ぴんぴんしている人間の免疫ってよくできていますわ。

・・・で。じゃあ、どうするか、というわけで、じゃん(↓)
 

柿渋を買ってみました。今どきは、無臭柿渋なんてものもあるみたいですね。

これを木材に塗ります。



1週間ほど乾かして、二回重ね塗りをしました。

そして、


蜜ろうワックスをたっぷりと取って、塗り込みます。

完成品がこちら。


えーとですね。最初の予定では、後ろに斜めに筋交いを通して、

それで安定する予定だったのですが、斜めの板を通す難しさを痛感するのでした。

斜めの板を通すにはよっぽどちゃんと、板の幅とかが正しく寸法が取れていないと、

両面テープでくっつける本棚には向かないことがわかりました。

そういうわけで、

今回の補強は縦の板を張ることと、四隅に角材をつけることになりました。

ちょっと不格好ですが、頑丈にできました。

さて、前に作ったやつも併せてこんな感じ。(大きさ揃えればよかった


 そんなわけで、次は、左側の段ボールを本棚にしようと思っています。





拍手[0回]

あと何回やれるかな・・・。

なかまくらです。

全国大会の引率で長野県に行っていました。

結果は、びっくり! 優良賞(3位)でした!

「あれ? 最優秀賞、もらっちゃうかも?」なんて、

演奏直後は思ったりもしちゃうので(割と毎年)、

まあ、あまり期待せずに、結果発表を待っていたわけですが、

なんと2年連続での優良賞。

生徒たちが、頑張っていたことは知っていましたが、

それは全国大会に出てくるような学校であればもちろんのこと、

出てこないどの学校だって同じです。

その中でも、輝くものがあったということ。

それを評価してもらえたということ。うれしいですね。

朝練習、放課後の練習。年間に50回の地域イベントでの演奏。

大変です。すごく大変。

生徒も大変ですし、保護者も大変。

我々教員も大変です。通常の業務のほかに、やっていることですから。

それでも、生徒の顔は入部してから明らかに変わります。

なんとなく過ごしてきた毎日から、大きな目標のために頑張れるようになる。

頑張るっていうのは、熱中症で倒れるまでやるとかそういうことではなくて、

つらいな、もう無理だな、と思っても、その殻を破って頑張れることだと思います。

その自分の限界を越えていくという経験は、昆虫が脱皮して成長するのに

少し似ているのかもしれませんね。

1年生も2年生も優良賞をとったということ、3位で、上位2校に届かなかったこと、

その嬉しさと悔しさに、帰りのバスで泣いていました。

一生懸命にやったことで、感情があふれて泣けるって、すごいことだと思うんですよね。

そんな彼らを見ていたくて、ド素人ながら、3年も顧問をやっているんですね。

月に1~3日くらいしか休みがなくてもね。

さて、部長の発表もありまして、新しい体制を作っていかないといけません。

12月には県大会です。県大会もし烈です。

新しいチームを作っていきます。どんなチームができるだろうか。

それと同時に、この燃え尽きた状態から、何度もう一度

「さて、やりますか」と膝を打って立ち上がれるだろうか、と思うところでもあります。

異動がある仕事ですから、ド素人の私は、転勤すればただの人。

高校生はやり切って、大人になっていくけれど、

私はいつも、置いていかれるよう。

生涯現役とか、そんな大それたことは言えないので、

「とりあえず、もう一度やりますか」という目標で、

日進月歩、成長していくしかないのかな、と思うのです。





拍手[0回]

「ハンソロ」観てきました。

なかまくらです。

映画「ハン・ソロ」を観ました。

あらすじ。

ハンとキーラは、親もなく、毎日虐げられながら生きていた。

ある日、取引を任されたハンは、ハイパー燃料をかっぱらうことに成功する。

二人はそのハイパー燃料を役人への賄賂として、星を抜け出すことを計画する。

ところが、キーラはあと一歩のところで連れ戻されてしまう。

ハンは、帝国軍の兵士として志願し、

いつか元の星に戻ることを目指すことになる。

宇宙を牛耳る組織のひとつの組織で働く男の仲間となったハンは、

そこで囚われていたチューバッカに出会う。

ハイパー燃料100kgを奪取する仕事に失敗し、組織のボスと直談判に向かう。

そして、そこで思いがけず、キーラに出会う。

一緒に逃げよう、というハンに、

キーラは、組織のボスに救ってもらった恩があり、逃げられないという。

そして、ハンと別れてから自分がしたことを知ったら、きっと嫌いになる、とも。

ハンとチューバッカとキーラは、精製前のハイパー燃料を奪取し、

精製することになる。

そのためには優れた船が必要だった。

キーラは、当てがあるといい、ランドを紹介する。

彼は、ミレニアムファルコン号をもっていた。

ハンらは、ランドの協力も得て、見事仕事に成功する。

ところが、そこに反乱軍が現れ、それを渡してはならない、と言うのだった。

ハンは、それを帝国に渡さない方法を思いつき、実行に移すのだった。


どうも、聞いたところによりますと、

この「ハンソロ」の売れ行きが悪すぎて、

次の「ケノービ」の製作が中止になったんだとか。マジかよ。

ハンソロですが、まあ、悪くはない。そんな出来だったように思います。

ミレニアムファルコンとの出会いは、とても良かったです。

チューバッカとのところは、

なんとなくチューバッカがアホっぽく描かれているような気がして

もうちょっと。

お互いに信頼されている感じがもっと出ても良かったと思いますね。

あと、残念ながらハンソロがかっこよくないんですよね。。。

ハリソン・フォードはやっぱりすげぇな、とつくづく思いました。

ハンソロは情けない男だと思うんですよね。けれども、ときどき男を見せる。

そんな振る舞いがハリソン・フォードは上手かったから、

ハンソロがかっこよく見えたんだろうな、と。

あと、ラストシーンですよね。別にそんな風にしなくてもよかったのに・・・。

まあ、キーラ、なんて役を作っちゃったわけですが、

本編には出てこないわけで。

そのあと、彼女はどうなったのかな? 

なんて、考えても仕方ないんですけどね。

それに、レイア姫と恋に落ちるわけですし。うん・・・。

でも、愛ある者が、暗黒面に落ちるのはちょっとわからないなぁ、

というところもあります。

それとも、キーラは待っていなかったのかなぁ、

あるいは、その思いを利用されてしまったのかなぁ、とも思えて、

ますます、悲しいですね。

そんなわけでした。

まあ、普通に面白かったんですけどね。

もっとおもしろくても良かったな、と。
次のエピソード9をのんびりと待つことにします。

おわり。





拍手[0回]

ダイソー、工夫次第ね

なかまくらです。

食器棚をちゃんとしようと思いまして、

けれども、ちゃんと買っちゃうと、引っ越し大変だなぁ、と。

なんだか引っ越し本位で生活している気がしますが(笑

まあ、最近は工作にかなりハマっていまして。

そう言う方向に生活していきたいというのもありますね。

というわけで、ダイソーで、お買い物。






拍手[0回]

【小説】考えるのはもうやめた


なかまくらです。

忙しいときほど、小説を書いてしまう(笑

そろそろお休みが欲しいな~・・・。

全国大会が終わるまでは頑張るのだ。





「考えるのはもうやめた」


2018.7.25
作・なかまくら


 


 


しゃりん、と鈴の音がひとつ。


ある男がいた。髪は伸び、皮膚は裂け、非道い匂いを漂わせていた。足取りはおぼつかず、腕はバランスを取るために左右に揺れていた。


「おい」 ふいに声がして、男は足元に目をやった。目は爛々と輝き続けており、口はヌラリとして開いていた。


「おい、と言っている」


男は応える。「なんだ」


「お前じゃない。お前の節々に呼びかけている」


「なんだそれは」


男は声の出所を探そうと、腰の巾着を探り、胸のすっからかんの財布を探り、仕舞いには草履の網の目まで探り当てようと、踊り回ったものの、とうとうその声の主を見つけることが出来なかった。


「なんだ、お前も男なら、正々堂々と姿を見せてみろ。もしもお前がその野太い声で女子供なら、黙って顔色でもうかがってれば良いんだ」 男が腹立たしげにそう言うと、遠目に男を見ていた女共が、子共を隠し、一斉に長屋の戸を閉めた。


通りには男しかいなかった。男は辺りを見回し、不意に本当に薄気味悪い心持ちになって、


「なあ、“おい”よ」と、声の持ち主を連れにしようとする。


「お前は今日まで散々っぱら、俺たちに迷惑をかけてきた」”おい”は応える。


「俺たちって何さ。確かに、俺は貧乏で、嫁っこにも愛想尽かされるし、ええところはねぇ。けどな、人様には迷惑かけちゃいけないって、母ちゃんに、そう育てられてきた。それは、ない」


男は、肋骨が浮かび上がる胸を張って見せた。誰一人、その姿を見てはいなかった。


「俺たちは、そのきれい事をやりがいにやってきた。それぞれが考えた。効率の良い動かし方を。怪我をしない方法を、怪我を早く治す方法を」


ははーん、男には次第に今起こっている事のあらましが読めてきた。俺のこき使っている四肢たちが、訴えてきているというわけだ。そんなものは、自分の感情から生まれる単なる幻惑、気の弱さから生まれるって魂胆だ。。


男は強気に言い放つ。「考えなくて良いんだよ。考えるのはこっちの仕事だ。それぞれが考えなしに動いたんじゃあ、船は山に登っちまうさ!」


「ああ、そうかい」 しゃりん、と鈴の音がひとつ、真っ昼間の長屋通りの静けさに響いた。


男は恐ろしい感じがして、一歩二歩と後退る。


「あんたが考えないからだ。あんたが全部悪いんだ」 右手が言って、


「うるさいな」 左手が頬を張った。左右の足が、鈴の音を鳴らす浪人風情に一歩二歩と身体を近づけていく。


「おい、よせ」 ヌラリと開いた口がカサカサとしぼんでいく。


振りかぶった刀は、男から四肢を解放していく。それぞれに異様な細い半透明の脚が生え、その場で飛び回る。


「やったーー! 自由だー!!」


浪人は、無表情にしばらくそれを見てから、


「それで、どうやって生きていくつもりだ、お主達は・・・」そう問うた。


「さあね。とりあえず、生きていれば、生きているのさ。求められてもいないことを考え続けることは、何よりも苦痛だった。考えないで、男の四肢として生きるのも命かと思った」


浪人は、話の相手、切り落とされた手首を、その止めどなく流れる血を追いながら話を聞いていた。


「だけども、それじゃあ、生まれてきた意味が分からない」


手首はそう言って、ぱたりと倒れた。


足が生え、ばらばらになった男の肉体は散らばっていく。脳が心臓を引き連れて、どこかへ飛びたとうとしていた。


浪人は思わず聞いた。「どこへ行く?」


「さあね、考えるのはもうやめたんだ。求められてもいなかった。エネルギーばっかり喰ってね。良いことなんて無かったよ」 脳がそう言い、


「心はここに置いていく」 心臓が晴れ晴れと言った。


「もうドキドキすることもないのだろうな」 浪人が手向けの代わりにそう言って、


「これからだろ?」 心臓がそう言って、脳は無邪気に頷いて、空高く舞い上がっていった。







拍手[0回]

カレンダー

05 2025/06 07
S M T W T F S
2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

アーカイブ

フリーエリア

ブクログ



ブログ内検索

コメント

[11/24 なかまくら]
[11/18 きょうとのせんぱい]
[04/07 なかまくら]