1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「図解 眠れなくなるほど面白い 物理の話」読みました。

なかまくらです。

「図解 眠れなくなるほど面白い 物理の話」
著 : 長澤光晴

読みました。



授業のネタ探しです。

ネタといっても雑談ではなくて、テーマ探しをしています。

探究の種になるような、実際の現象をうまく物理で説明しているような事例はないか、と

探しているのです。

さて。

やや難しい本でした。読んでいて何度寝落ちしたことか!笑

わりとちゃんとしたことを書いてある本だと思いますが、

説明がちゃんとされている項目とそうでない項目との差が激しい印象がありました。

交流モーターとか、全然わからないですね。

あと、揚力の説明は途中がすっ飛ばされすぎていて、

書いてあることが間違っているんだと最初思いました。

湾曲している部分は内側のほうが圧力が小さい、と書いた直後に、

羽の上のほうが圧力が小さいとかいいますから・・・まったく!

一見、同じページで全く逆のこと言ってますからね。


まあ、そんなわけで、ちょっと苦労しつつ読みましたが、

いくつか付箋を貼っておいたのでまた、吟味しようと思います。





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鯛の煮つけ

なかまくらです。

スーパーが混んでて怖いですね。

夜、少し遅い時間に行くようにしています。

すると、魚が安くなっていました。

鯛ですって。んー、・・・買ってみよう。

クックパッドで調べると、塩焼きにしても、煮つけてもおいしいとのこと。

なんとなく印象としては、鯛って煮つけると若干パサパサしちゃうイメージがあって、

鯛って、高級魚だけどそこまで美味しくないよね~位に思っていました。

鮭のハラスのほうがおいしい・・・。

とはいえ、何事も挑戦。煮つけてみました。

だしつゆと、お砂糖と、ちょっと醤油とショウガを少々。半分くらい浸る感じで。

それから白ネギをざっくり切って四方に配置しました。

蓋をして、ぐつぐつ。

できました!



思ったより全然パサパサしていないですね。鯛ってこんなにおいしいんだ・・・。

魚の煮ものといえばサバの味噌煮ばかりつくっている私には、

目からうろこの発見でした。また作ろう。

デザートは、東京ラスクのセット販売で購入したラスク。

伊豆にも工場があるのです。コロナに負けずに頑張ってもらいたいですね。

そんなわけで、欠片をもしゃもしゃ。しばらく楽しめそうです。











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作者取材のため、というやつ

なかまくらです。

物語を書くためには、知識や経験が大事だと思う今日この頃です。



10年前、大学3年生の春にやっていたお芝居がありまして、

その頃に、「今度こんなお芝居を書こうと思っているんだよね」

と後輩に話した話が、いまだに完成していません(笑)。

書こうとして、こんなキャラクターにして、こんな仕事についていて、

こういう主軸となるモチーフやテーマがあって、

こういう展開になって・・・と考えた時に、

「あれ、これ、全然書けねえや」と、凍結。

いろいろと気が付いた時には本を読んだりして、知識を増やしていきました。

ずっと書こうと頭の片隅にあって、ようやく書けるかな?

と思ったのが、2018年が始まったころのこと。

それで、えいやーーっと、1/3くらいまで一気に書きまして。

再び立ち止まる。あ、これ、まったくわからないぞ・・・。再凍結。

そして、この春、時間もあったので勉強をしまして、書ける? 書いてもいい?

とおそるおそる解凍してみると、

あのとき、こんがらがって見えなかった物語の結末への糸口が

ちょっとだけ顔をのぞかせていて、

あー、こうまとめればいいんじゃない?

というものが浮かび上がってきてそれに向かって、いらないシーンを切ったり、

逆に欲しいシーンを足したりする。

そして、あと、4~6シーンくらい書いたら、たぶん完成なのですが、

なんとここで、全く新しい知識が必要になってしまう。

・・・え、どうしよう。そこにあまり深く触れるつもりはなかったのですが、

これ書かないと、完結しない。

・・・というわけで、また勉強ですね。

少年漫画とかで、作者取材のため、休載します・・・とかあるじゃないですか。

あれ、1週間しか休載しないって、取材の神としか思えない・・・と、

10年完成しないで足踏みしているなかまくらは思うのでした。

おわり。





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ブログデザインへの画像RSSの活用

なかまくらです。

ブログのデザインを一新してみました。

左の絵も書きましたよ。地球がやばい。

今回のコンセプトは、なんと

開いても最新の記事がトップに表示されない!

という一見クソ仕様なのですが、

直近10件の記事が画像付きで見出しのようになって並ぶというデザインになりました。


これ、新しくないですか??

それを実現したのが、画像RSSというサービス。

自分のサイトをRSS(Really Simple Syndication)に登録します。

あ、RSSというのは、ウェブサイトの更新情報を配信するサービスなのです。

これに、自分のブログを登録すれば、

すべからく、自分のサイトの更新情報が並ぶわけです。

それを記事のトップに配置すると、このようなデザインが実現したのです。


ただし、画像をクリックすると、「このページに飛びますか??」

という、余分な1ステップが増えてしまったのは、ちょっとイマイチなところです。

この影響がどれくらいあるのかは、また様子見ということで。





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【小説】世界征服

なかまくらです。

こんなご時世なので、こんな小説を。


===============================


「世界征服」

                作・なかまくら



 見世純太郎(みせ じゅんたろう)と世良混太郎(せら こんたろう)は高校の卒業式が終わると正門へと向かった。
「いよいよだな・・・」「ああ、いよいよさ」
二人は顔を見合わせた。
「私はもう計画の設計図がノート1冊分ある」純太郎が言うと、
「余はこの頭の中に入っておる」混太郎が頭を指でこんこんと示した。
「なんだ、余って。気が早いんじゃないのか?」純太郎が噴き出して、
「まずは形から入る、というのは当然である」混太郎がさも当然のようにそう言った。
二人はそれから、前を向いた。川をまたいで造られた珍しい学校で、その川がちょうど国の経度のちょうど真ん中にあった。
「では、西は任せろ」「余は東を束ねよう」
そう言ってふたりは別れた。世界征服の第一歩を踏み出すために。

それから。10年が経っていた。
「第118回、定期報告会だが、リモートでの開催でどうだ?っと・・・」部屋は薄暗く、4枚のモニターが煌々と無精ひげの男を照らしている。送り終わった男は、席を離れて冷蔵庫に向かう。部屋には読みかけの雑誌や、本、CD、DVDなどが散乱していた。ひもで縛ろうとも思ったが、紙も今となっては貴重な資源になる可能性がある。冷蔵庫を開けると、水出しのお茶、わずかに残った卵、漬物と腐りかけの葉物野菜がちらほらと見えた。中身もいい加減、心許無くなっていた。純太郎は、缶ビールを取り出すと、冷蔵庫を閉じた。席に戻ると、返信を知らせる通知がすでに届いていた。

カチ、カチ

開けば、「把握した」とのOKの合図だった。続けて、デケデケ、と通知が鳴り「10分後にでもやろう」ということだった。

「相変わらず、忙しい男だ」純太郎はふっと笑った。そして、缶を開けて一口含んで、飲み込んだ。アルコールを含む液体がゆっくりと流れ落ちていく。・・・世界は大変なことになっている。子供のころ夢見たAIの暴走でも、宇宙人の侵略でも、世界戦争の危機の訪れでもなかった。目に見えない敵が現れたのだから。きっかり10分で着信音が鳴り、モニターのインカメラに自分の顔と、混太郎の顔が映った。
「なに、そちらは只今、夜であったか!?」大きな声が暗い部屋に響き渡った。
「いや、日光で活性化するという研究結果があるらしいぞ」純太郎は、静かな声で返した。それから、焼けたな・・・とひとり、つぶやく。
「これか。これは、余はいま諸国を回っておる。それゆえに、な。それよりも純太郎、これを見給え」混太郎は今も変わらない変なしゃべり方で、画面に何かを近づける。植物のようだった。
「これは、余が見つけた新種の植物で、ウイルスの発生源の近くに群生していたものになる。もしや、何らかの関係があるかもしれん」混太郎の目は輝いていた。
「ああ、すごいな。これが成功すれば、世界はお前のものになるんじゃないのか。例の食糧問題を解決するかもしれない植物の種の散布も順調なんだろう?」
「まだまだ、これからであるが、ゆくゆくは人類の胃袋は余の前に跪くであろうな」
「いや、胃袋を跪かせてどうするんだよ」ハハ、と純太郎は笑った。
「なにを、陰鬱な顔をしているのだ。お前のすべての国家のメインサーバにバックドアを仕掛けておく計画もなかなか侮れるものではない」
「お前は物質世界を、俺は仮想世界を、だったからな」純太郎は、8年前に20歳の成人式の時にした話を懐かしく思い出した。若かったのだ、あの頃は。
「なあ、混太郎。純と混、どちらが悪にふさわしい?」純太郎は言って、ハッとする。缶はいつの間にか空になっていた。止まらなかった。
「より純粋に突き詰めていった先に悪があるのか。それともより混ざって複雑になり相手を緩やかに薄めていった先に悪があるのか。どっちなんだ」
「そのどちらの先にも世界征服があるだろう。そういって余らは、あの正門で別れたと記憶している。その証明をするために生きているのだと余は理解している」その目は、信念に満ちていて、自信にあふれていた。顔は焼け、画面に映る腕には決して細くはない。周りには多国籍の人々が忙しく働いており、この通話が終わったら混太郎もその一員として、世界を救うための活動に戻っていくのだ。
「これ純太郎、まさか余が世界を悪の手から救う、善の存在になったゆえに打ち倒そう、などと考えているわけではあるまいな」混太郎が胡乱げな目を向けてくる。
「はい?」
「よいか、純太郎。此度の脅威は、悪によるものではない。確かに周到な用意がなされていたといってよい。人体の中で一定数まで増えないと症状が現れないように、世界全体で一定数が現れた時にはすでに恐ろしい事態に陥っていた。それまで力を蓄えていたその戦略は一顧程度には値しよう。だが、彼らには悪意がなく、そのための行動ですらないゆえ、我々も敵をはかりかねているのだ。ゆえに、戦う相手すらわからぬものが多い」
「悪ではない・・・」
「そうだ。先を越されたわけではない、ということだ。そんな心配をしておったのか?」
「あ、ああ・・・」純太郎はどう答えればよいのか分からなかった。自分は、今、あまりにも無力だった。部屋に閉じこもっていることしかできていない。
「なあ、混太郎」
「なんだ」
「『世界に悪は栄えない』って、何かの台詞かなんかであったよな」
「あったのか? あったのやもしれん」混太郎は知らないようだった。
「それが、今俺たちを滅ぼそうとしていて、・・・いや、でも大丈夫だ。敵は見えた」
「はて? その敵とは、純太郎、そちの敵なのだな。それは任せる」
「ああ、混太郎も頑張ってくれよ、荒廃した世界を征服する趣味はないからな」
「分かっている。また次回の定時報告会で」
「ああ、また」

通話を切って、純太郎はひとりに戻った。
「○○がいるかぎり・・・か」
○○とはなんだろうか。それが自分を圧し潰そうとするのだ。
それが混太郎になる未来も、純太郎になる未来もあるようにも思えた。あるいは、純太郎がすでに出会っている誰かでもあるようだった。それは容易に入れ替わり、また裏返ったりもするだろう。だが、意図こそが重要なのだ。純太郎はそう思った。
そして、キーボードを勢いよくたたき始めた。








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