1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

バイオハザードⅤ リトリビューション 観ました

なかまくらです。

今週月曜日に「バイオハザードⅤ リトリビューション」を観に行ってきました。

 

 

あらすじ

アルカディアに攻撃を仕掛けてきたアンブレラ社の私設軍との戦闘の最中、海中へと放り出されたアリスが目覚めたのは、カムチャッカ半島の湖の中にあるアンブレラ社の実験施設であった。ところが、アンブレラ社の元幹部、ウェスカーほか協力者の手によって、アリス救出ミッションは開始される。そのメンバーとは生き残った最後の人類の組織であった。現在アンブレラ社を支配しているのは人工知能”レッドクイーン”であると、ウェスカーは言う。実験施設で人工的に引き起こされ、制御されたバイオハザードが、アリスたちの前に立ち塞がる・・・!

 

というようなお話でした。

ここまでのシリーズのボス的なやつらが総出演な感じで、わっくわく。

でもまあ、なんというか、襲い掛かるゾンビさんの猛ダッシュがなんか見慣れてしまったのか、どこか可愛らしいww

爽快なアクションは健在で、なかなかに楽しめました。中島美嘉が出てるとかで、最初にちょろっと出てきて、アリスさんに派手にやられていました。でも、エンディングでなんか愛をつづった歌を歌っていました・・・。

4で登場したルーサー・カルロスが、肉弾戦で胸部(心臓)への打撃(どう見ても「はじめの一歩」の伊達さんのハートブレイクショットです)で倒れましたが、そのまま画面上からいなくなったので、いやいやいやいや・・・と思いました。死んだの? そこ諦めずに電気ショックとかしたら、復活できそうだよ?苦笑 という間に、いなくなってしまいました。好きだったのになー。

とまあ、無事脱出するのが、バイオハザードの慣例ですから、脱出しまして、いよいよ佳境、という感じになってきました。

ホワイトハウスに作られた人類最後の砦、そしてその砦を取り囲む無数のゾンビ!

という感じの画で終わりました。あれか。日本映画でいうところの、国会議事堂が最後の砦になる感じか(笑)。

そういうところで、国家の象徴にもってくるのがアメリカ的な印象ですね。

 

それにしても、やー楽しかった。怖いのだめなんす、って言って敬遠するほど怖くないです。

 

バイオハザードの映画って、わりとゲームの演出を取り入れてるんですよねぇ・・・。

ボスの存在を出てくる前に短いムービー(シーン)で挿し込んでくるんです。今回もがれきの山からの復活フラグが立って、それで、襲い掛かってくるという。そういうところ、ゲームへの愛が感じられます^^。

 

おわり。






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有意義な週末(涙)

週末の実験計画を策定してみた。

明日の早起きが、キーポイント!

起きるぞ~









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野蛮人の夜ふかし

なかまくらです。

昨日の晩は、さんまでした。

「先生…うちのこの容態は・・・っ!!」「見事な・・・塩焼きです(げぇっぷ」「うぎゃーーっす」

さんまだけでは飽きたらず、豚バラもぺろーりぺろーな。

野菜が足りぬとな・・・?

バリバリバリバリっ! レタスを食べちゃうぜ〜。葉っぱ、たべちゃうんだぜぃ〜。うっへっへ…。

 

そしてそして、実験室にやってきたぜぃ〜実験なう(am2:20)。

 






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【小説】クワガタヘッドと文学少女

(追記) 半日で、トップページからいなくなってしまうのはあまりに忍びないので、公演観てきましたよ、はこのページの後ろに移ってもらいましたよ。

 

小説です~。

1時間でやってくれました~。

小品ですが、結構好きな出来です。


 

 

クワガタヘッドと文学少女
                                         作・なかまくら
 
 
 
 
もうずいぶんと昔のことで、その時のほとんどのことは忘れてしまったけれど、
昨日、駅に続く歩道橋を歩いていく若いカップルが、そのお揃いの帽子を被っていたから、不意に思い出したのだ。
 
そういうものだろう、と、妙に納得した。
そのことを話してみようと思う。
 
 
クワガタヘッドのあの子のことを、山羊ゆう という名前のぼくが気になりだしたのは、その頃のことだ。
あの子の名前はもうすっかり忘れてしまったけれど、ぼくはあの子のことが気になっていた。
 
あの子はいつもクワガタヘッドで、素敵な焦茶色のクワガタが這いまわるワンピースを着ていて、よく本を読んでいた。
 
あの子は笑うとツヤのある頬を高揚のばかりに少し赤く染めたり、泣いて涙を流して頬が少し赤く染まったりする女の子だった。
 
ぼくは、言おう言おう、と毎日もじもじとしていて、ある日の昼休みにそれをついに言おうとしていた。「君のそのキバ、素敵だね」って。
 
あの子は机の中からこっそり残していたコッペパンと少し難しそうな本をランドセルにしまうところだった。
 
「―――――」ぼくがその名前を呼ぶと、あの子は少し怪訝そうな顔で、にこりと顔を向ける。
「あのね・・・」うわ靴の先が少しだけ前に進んだとき、
「君のその本、○○○○だね」隣のクラスの男の子が窓枠に腕を乗せこちらを見ていた。
 
――彼はスマートな笑みを浮かべ、
――あの子はツヤのある頬をポッと染め、走って行ってしまった。
 
 
そのあと、あの子は奇麗なクワガタのワンピースを日替わりに幾つも着てきて、たくさんの難しい本を持って図書館に毎日通っていった。
 
それから、最後にあの、クワガタヘッドを脱いで―――
 
 
 
―――ある朝が来た頃、
知らない女の子が幸せそうに、ツヤのない頬でぼくに笑いかけていた。
 





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「A・R―芥川龍之介素描―」 観てきました。

なかまくらです。

劇団群青第二回公演「A・R―芥川龍之介素描―」 観てきました。

作・如月小春 演出・三村友理


 

あらすじ。

作家はまだ学生の頃、颯爽と文壇に現れた。しかし、時代が自由な表現を阻み、親族を養わなければならず、作家は段々と追い詰められていく。作家の頭の中に歯車が増え、やがて覆い尽くされていく。神経はやせ細り、夜は少しの物音に眠れず、ただ書くことの純粋な喜びの中に書きたいと。やがて、最後に私小説を書き上げ、服毒自殺を遂げる。

 

はい・・・ええと、鬱々となるお芝居でした。嫌だ。観ていられない・・・最後まで観ましたけども。

それから、やってはいけない物語だったんじゃないの、とも。

 

役者さんはみんなよく練習されていて、よかったですよ。森岡くんのウェイターのダンスに彼の動きの将来性をみてちょっと安心。絵師の弟子の子、やばい、エロい(♂)。色気がある。むしろ師匠食ってた。楽しみ。編集の和俊くんの最後らへんの長い台詞にぐっときた。正直、このお芝居、よく分からなかった。でも、前後の情景を作りだし、活気のある街の中の二人をありありと浮かび上がらせた。よかったです。

 

さて。

そう。

よく分かんなかったんですよ、残念なことに、理系頭には。

 

芥川龍之介が好きな人なら楽しめたんでしょうか?

劇中劇の意図、糸。いや、分からないではないんです。

蜘蛛の糸をたどって天国を目指す人間のこと。娘の焼かれる姿を絵を書く喜びにうち震えて描き出す作家のこと。

それらがきっと作家のことを描き出していたんだろう、ということなんでしょうけれど、理解は出来るけど、すんなり入ってきてくれなかった感じがもやもや。

あと、仙人になろうとする話(名前知らない)と羅生門はなぜ取り上げたのか分からなかった。どうしてこれなんだろう?

これらのことについて考えてみると、このお芝居の登場人物は、彼(作家)のことを語る方が多くて、彼の前には誰もいなかったんじゃないのかとすら思えるのです。妻は静かにあるだけで、編集は初めの場面、観客席に向かって語り出す。関係性を描き出すには少ない会話。それが彼らの本当だとしても、本当にそれは伝えようとはしていなかったのではないかと思わされました。だから、劇中劇のいくつかは何故これなのか理解できなかったし、全体を通じて現れる歯車も、その意味が理解できず、ただ、彼を蝕むウイルスのように見えてしかたがなかった。あの形は、インフルエンザだよ・・・(ぉぃ

そういういろいろで、どう観たらいいのか困るお話でした。前提となる知識を持っていないといけなかったのか、それとも、そこにもっと集中して居れば何か伝えたかったことが分かったのだろうか・・・。

そこに、物書きの端くれであることも邪魔をして、めっちゃよかった、というよりは、うんまあまあよかったよ。という感じでした。

演出についてはこういうお芝居を演出する自分が想像できないので、まあ、違和感は感じなかったです、ということで。あ。最初のシーンの封筒が、ちょっと変だったけど、まあいいや。

 

これもやはり個人的な思いですが、作家を殺した言葉は、編集の言葉でしょう。何気なく行ったあの言葉なんでしょうけれど、「私小説とかどうです? 最近流行りですよ」 この言葉が作家を殺したんだと思います。

私が私小説に近いものを書くことが多いので、(そこ、ぇ、とか言わない!)

だから、思うのですが、物書きは、自分という人間、その生き方、感じ方を千切って売っているのだと思うのです。

そして、私小説ほど、自分を大きく千切ってしまうものはない。そうして、全部千切ってしまっては、もはや売るものもなく、生きていくことなど到底できない。そういうものだと思うのです。

だから、この物語はやってはいけない物語なのではないか、と感じるわけです。人を借りていますが、結局それを感じ取り、やるのは、今を生きる人ですから。

この物語で一番感じたのは、作家を殺したのは編集です。個人的な考えですが。

 

おわり。

 

 






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