なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)
なかまくらです。
最近、確率統計の講義を取っているのですが、まったく面白くない・・・。
あれ? 数学って、もっと面白いものだったような・・・。
何が面白かったんだろう、と思い返してみると、案外難しい。なんだろう。
私が好きなのは、やっぱり物理学で、物理学を成立させているのはやっぱり数学の力なしには成らないわけで、
そういう意味で、幾何的な考え方とか、微分積分の概念とかは好きな気がします。
それから、自然現象を表す数列、図形の性質とか。
じゃあ、何が面白いかと言えば、あるひとつの定義の元に、世界を構築していくような、
そんな作業を体験させてもらえるところが面白い。
ところが、今やっていることは、ひたすらに、定義、定義、定義。
次の定義。前の定義をもとに、次の定義を決めるだけ。
別に前の定義が生かされているかといわれると、そうでもない気がする。
覚えることばかりで、なんだか、定義が課題になってしまっていて、
でも、それを学ぶことで数学が深まるというのなら、数学とはそういうものなのかなぁ、という、
勝手な落胆。
なかまくらです。
ようやく観てきました。踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望。
えー・・・あらすじ。
湾岸署の管轄区域で男が何者かに車で拉致され、銃殺される。
ところが、所轄には一切の情報が与えられず、本庁のみで捜査をするという。銃の出処もわからないという。
本庁では、警察の保管庫から持ちだされた拳銃が使用され、
持ちだした警察官の名前もすでに調べがついていた。
そして警察内部の不祥事をもみ消そうと動き出していた。
一方、強行犯係の恩田は、銃で打たれた後遺症を抱え、警察官を続けることに限界を感じ、辞表を出していた。
そんな中、所轄に重要参考人の任意同行の命が下る。ところがその人物には明確なアリバイがあった。
その中での、逮捕。青島は、警察内部で何かが起こっていることに感づき、室井に電話をする。
そして、2つ目の事件。そして、その3つ目の事件、真下署長の息子が誘拐される。
その事件は、6年前に起きた、女児誘拐殺人事件によく似た様相をしていた。
さらに、鳥飼管理官の提案によって、
青島と室井は、警察のもろもろの不祥事の責任をとってやめさせられることになる。
恩田はそれを九州に向かう高速バスに取り付けられたTVで知るのだった。
そして、室井が最後の事件として、管理官として捜査本部に乗り込んでくる。
その事件では、捜査規定に従って、48時間で交渉を打ち切り、ローラー作戦をとった結果、犯人が女児を殺してしまったという事件であった。交渉は順調であり、更に時間があれば、女児を助けることができたかもしれない、と、担当した交渉課の男は話す。
青島は、現場を走り回り、室井が指示を出し、犯人を追い詰めていく...しびれる展開。
そして、犯人と出会う。犯人の正義と青島の正義がぶつかり合う。
事件が解決し、青島は、裏で関わっていた鳥飼にこう言う。
「正義は胸に秘めているくらいがちょうどいいんだ」
鳥飼の告発文により、警察の不祥事は明らかとなり、
室井を委員長に、警察組織の改革を行う委員会が組織される(ちょっと出来すぎ・・・笑)。
警察のトップは解任され、警察組織は、新しい時代を迎えていくことになりそうだ・・・。
というところでおわり。
うむ。面白かったです。
2つ目の事件、クゼの共犯者の男が誰なのか、結局明らかにならず・・・。
小池、だとしたら、その後のシーンで、捜査本部をまだうろついているのはおかしいし、
なんとなく鳥飼はそんな事しないような気がする。
そんなわけで、共犯者はわからずじまいでした。
まあ、細かいところは置いといて、ラストを飾るくらいに、青島と室井がバッチリ活躍して満足。
ただ、鳥飼が悪者になってしまって、ちょっぴり△。
なんというか、鳥飼みたいな人って、いるじゃないですか。
誰もが本当は心の奥底で思っていること、それを臆面もなく口に出してしまう。
けれども、立ち回りが上手く、組織の中で有能なものとして扱われる。
そういう人間は、本当はどこか臆病なところがあって、強がっているところがあるように思うのです。
だから、そういう人間が本当に悪になってしまうのかな、と思いましたし、
そうすると、青島が振りかざしたのも、やっぱり青島の正義であるわけですよね。
これは映画ですから、最終的には事件が解決し、成功するわけですが、
所轄に任せることがうまく機能するとは限らない、というのもひとつの真理だと思うのです。
そういったところから、鳥飼を悪にしてしまったのはちょっと残念でもありました。
おわり。
なかまくらです。
変劇団「シャボンガール」 観ました。
(写真は、劇団のtwitterから)
あらすじ。
落ち目のアイドル、みどりは、送られてきたシャボン玉に夢中になる。
日本のあちこちでシャボン玉は吹かれ、吹かれたシャボン玉を食べたマネージャーは救急車で運ばれた。
マネージャーは、みどりからシャボン玉を取り上げる。
ところがどこからかどこからか、シャボン玉を持ってきては、みどりはシャボン玉を吹いている。
みどりは言う。「目を背けないで、本当はみんな、やりたくてしかたがないのに」
マネージャーは乳飲料のヤクルトが好き。
みどりは言う。「これはね、ヤクルトなの。ヤクルトもね、こうやってシャボン玉みたいになるんだよ」
マネージャーはそれを聞いて、シャボン玉を夢中になって吹き始める・・・。
というお話。
うん。ドラッグのお話、でした。
それをシャボン玉、と言って、なんとなくそれならいいかな、と思わせちゃうところがリアルで、いいモチーフ。
シャボン玉じゃなくて、ヤクルトなら・・・、と、マネージャーさんもドラッグに手を染めちゃうのも、なかなかの結末。
けれども、起承転結で言ったら、 ”起” と ”承” しかない感じ。
結末に関しては、1行前で書いたように、あとから思い返してみれば、なかなか良く出来てる。
でも、見終わった直後は、「え、これで終わり?」という感は拭えない。それから、
構成というか、物語の形はわかる。わかるけれども、登場人物は人形のようだ。
役者さんは、2人とも、とても上手でよかったのですが、その分、なんだろう、綺麗に見えすぎた。
シャボン玉の大小、地面に花のように咲く消えないシャボン玉の演出...、
すごく綺麗な舞台で、美術的センスを感じました。でも、人間って、綺麗なばかりじゃない。
汚いところがあるから、綺麗なところが映えるのだと思う。その、メリハリ、というのかな、それがもっと欲しかった。
個人的に思うのは、やっぱり人間が汚いのは、自分が好きで、幸せになりたいからなんだと思う。
さて。でも、このお芝居はそれでもなかなかに面白かったです。
マネージャーさんの視点からこの物語を見ると、アイドルのみどりは、シャボン玉をすごく幸せそうに吹いている。
マネージャーさんから観て、みどりはとても幸せそうだ。
「中野さんもこっちに来てシャボン玉、一緒に吹こうよ」 なんて幸せそうな顔で言う。
繰り返しになるけれど、人は幸せになりたい生き物なんだと思う。
だから、中野さんもシャボン玉を吹いてしまうのだ。
演出さんの伝えたかったことって、これだったのかなぁ、と、思いました。
でも、こうも思ってしまう。
その結末が、観ている人はハッピーエンドではないことを知っている。
薬物には恐ろしい副作用があることを知っている。
それに触れないことは、良く言えば、観ていた観客をマネージャーの位置に立たせられた、ということ。
でも、それと戦わなかった、ということの残念さ...というか、
幸せになれなかったふたりを見せ付けられた後味の悪さも感じてしまいました。
なんか、普段よりも書きすぎた気がする・・・。「雄弁は銀、沈黙は金」 なのにね(笑)。
まあいいや。
おわり。
なかまくらです。
西条^笑^TIME 笑の杜〜 with ニコニコ効果〜 観ました。
えー・・・。感想としては、笑い疲れたのもあり、なんとなく竜頭蛇尾な感じに。
まず、最初の挨拶(「参謀の挨拶」)が、不意を突かれ、先制攻撃される(笑)。
そして、「ボカロ」はクオリティ高し。塾の先生、加藤さんの動き!
途中の、ボカロのめんどくさい設定へのツッコミ(このパターン、おなじみですね)
そして、オチの野菜バッテリーズ。面白かったです。
あと、「時報」、途中の海魚的な、あたり、面白く、なるほどなぁ、と。ただちょっと体当たり過ぎて、前のネタが「日記」(パンティーハンター)でイロモノだっただけに最初のあたり辛く...。最後はははーん、となりまして、森岡くんがしきりに頷いておりました。
この参謀さんことわたがしさんの作品は、時折観られる”なるほど系”なオチで、個人的には、にやりとする感じの面白さで好きでした。
「例のアレ」という下ネタ全開のアレは、なかなかに面白くも、下ネタが全開すぎてちょっとアレでした。
印象に残ったのはそんなところでした。おわり。
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