1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

発想にご用心

なかまくらです。

もうすぐ2023年も終わりですね。

職場での人間関係がストレスだなあと感じることが継続中の転勤2年目でした。

年齢が、上とうまくやるのも、下とうまくやるのも難しいこと難しいこと・・・。

年齢が上の人からのパワハラだなあと思う発言があったりして、やだなあと思って

過ごしていたら、年齢が下の人の行動に、

「なるほど、○○だと思って、対応すればいいのでは?」

と一瞬思って、いやちょっと待てよ、と思い直す事態に。

たぶん、年齢が上の人は、そう思っているから、

私に対して、そういう発言をするんだろうな。

自分はそうならないように、気を付けないといけないな、と思った冬のある日でした。





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「ゴジラ -1.0」観ました。

なかまくらです。

「ゴジラ -1.0」観ました。



山崎貴監督作品。ゴジラ70周年の記念作品とのことです。

山崎貴監督の作品って多彩だけど、どこか器用貧乏な感じがあって、

思想を感じなくて、あまり好きじゃないかなあという印象があるのですが、

今作はかなり楽しめました。


太平洋戦争末期、特攻隊員であった敷島は、特攻の恐怖から、

整備不良を理由に逃げ出してしまう。

その島の整備員たちは、その夜、ゴジラと呼ばれる謎の生物に殺されてしまう。

生き残った敷島は、東京に戻ってくる。

家族はみな死んでいた。そこで生き残ってしまった罪を味わいながら、

日々を過ごしていた。そこに、若い女・典子と、典子が拾ってきた幼子・明子が

転がり込んでくる。血のつながっていない3人の奇妙な生活が始まる。

その生活を支えるために、敷島は、機雷の撤去という危険な仕事を始める。

そこで良い仲間たちに恵まれ、やがて、敷島は、生き残った自分も、

もう一度、幸せになっても良いのではないかと、死んだ整備兵たちに問いかける。


そこに、ゴジラが現れる。

そして、典子は、ゴジラの熱線の余波に巻き込まれ、消失してしまう。


失意に暮れた敷島には、もはやゴジラに対する復讐心しか残されていなかった。

かつて、逃げてしまったために、特攻できなかった自分。

かつて、機銃を打つことができず、ゴジラに整備兵たちをむざむざと殺させてしまった自分。

整備兵の生き残りである橘に、今度こそ特攻をする決意を見せる敷島。

その意気をくみ取り、開発中だった戦闘機「震電」を飛べるようにする橘。


そして、元・海軍の兵士だった男たちがゴジラを殺すために集まってくる。

死ぬ危険が高い。殺せるかどうかは分からない。

けれども、「誰かが貧乏くじを引かないといけないんだ」

そういって、自虐的に。けれども、勇ましく戦いに向かっていく男たちがいた。


海溝の水圧を利用したゴジラ抹殺作戦。

その作戦は失敗ではなかった。けれどもとどめを刺すところまではいかなかった。

弱ったゴジラに特攻する敷島。

最後に、橘は敷島に生き残る道を残し、ゴジラは倒される。


そこに、典子が生きているという電報が届く。

典子は近くの病院に搬送されていた。

典子を抱きしめる敷島。けれども、そのうなじには、不気味なあざが浮かび上がっていた。



というところで終わりです。

ゴジラが恐怖の対象として現れます。

いい奴ではありません。人類の過ちから別の怪獣が現れて、それを退治とかもしません。

ただただ、軍艦をバクリと齧り取ったり、

街を破壊して歩くばかりです。だが、そこがいい。

いっそ清々しい気分です。

そして、男たちが、家族を守るために、命を懸けてゴジラに挑む姿も良いです。

今、仕事をしている身として、「誰かが貧乏くじを引かなければならない」という

言葉も胸を打つ言葉でした。

私が勤める学校も、いま、働き方改革の時流に乗ろうとしています。

けれども、じゃあ、文化祭も体育祭も辞めてしまえばいいじゃない。

進学のための模試なんて、辞めてしまえばいいじゃない。

部活動も辞めてしまえばいいじゃない。修学旅行も辞めてしまえばいいじゃない。

担任がいると、学校での問題は担任のせいになるから、

担任制度を辞めてしまえばいいじゃない。そういう意見がバンバン出てきます。


生徒に考えさせると、手間がかかるから、学校は、勉強だけして、それで

家に帰る場所にすればいいじゃない。

たしかに、その通り。そうすれば、たしかに早く帰れる。面倒なことは嫌だ。

でも、本当にそれでいいのか。

「大切なことはたいていめんどくさい」ものだと、言っていたのは、

誰だっけ。

勝手にそんな励ましをもらった気がしました。


話は変わりますが、ゴジラの造形のバランスがよく、

そこもまた、本作が楽しめた要因でもありました。

もう少し特撮感があっても良かったかなとも思いましたが、

それは監督の個性として、発揮されることもあるものとしておくのが

良いのかな、と思うのでした。

というわけで、たいへん楽しめました。おわり。





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「アトラクション -侵略-」観ました。

なかまくらです。

「アトラクション -侵略-」観ました。



宇宙人とのコンタクトを描いた作品の続編です。

前作はこちら。

「アトラクション-制圧-」観ました。
前作で地球に残された宇宙のテクノロジーを人類は解明しようとする。

また、水を操る能力を身に着けたユリヤの謎を解明しようとする。

その能力は、宇宙の文明をも脅かしかねないと判断され、

宇宙文明のAI(ラー)がユリヤの抹殺に動き出す。

それを阻止するために再び現れるヘイコン。

ラーは人類の無線通信を乗っ取り、身を潜めるユリヤを追い詰めていく。

スマートフォンによる通信を乗っ取られ、大切な人が死んだことにされ、

そのテロリストとして、ユリヤが狙われる。

リポーターのフェイク動画がTV画面を乗っ取り、ユリヤを探し出そうとする。

それでも、見つけられなかったラーは、宇宙文明のテクノロジーを発揮し、

都市ごと水の中に閉じ込めようとする。

高さ200メートルもの水の牢獄の中が水に満たされていく。

ヘイコンが頼りにしていた宇宙船のAI(ソウル)もラーに鹵獲されてしまう。

絶体絶命の中、それぞれがユリヤの命を救うために動く。

ユリヤをかばって撃たれる元彼のチョーヤ。

それでもどうにもならなくなったとき、ユリヤの水を操る能力が開花する。

ラーの宇宙船を水で押し戻し、それを核爆弾が攻撃する。

都市は救われ、ユリヤは死んだ・・・ことになっていた。

しかし、その実、彼女は見知らぬ国にいた。

そこに隠されていたヘイコンの宇宙船で二人は、

誰もおってこない、宇宙のどこかの星へと旅立つのだった。


というお話でした。

前作に続いて、Youtubeの無料配信で視聴しました。

AIに侵略されたら・・・というあるあるな展開でしたが、

AIが宇宙人のものというのが新しい視点。

そして、確かに、人類の技術でもAIが発展したらできそうな危険が満ちており、

軍の命令の音声が書き換えられたりするようなそういうことって起こりそうな

現実感が満ちていました。

最後、尺が足りなかったのかもしれませんが、

勘違いから、ユリヤを殺そうとしたイワンのその後が描かれていなくて、

なんだかモヤモヤ。彼は一体どうなったんでしょうね。

そして、彼の家族は・・・。

それに、都市に凄まじい被害がでたけれど、その後は描かれず、

ユリヤのその後だけ、というのもうーーんという感じ。

と、いろいろ言ったものの、

全体としては、たいへん楽しめました。





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「アトラクション-制圧-」観ました。

なかまくらです。



隕石雨が降ってくるという珍しい天文現象が起こる。

これによって、地球をひそかに周回していた宇宙船のステルス機能が失われる。

その結果、人類に発見されて、墜落する。

父を国防省の高官に持つユリヤは、その墜落に巻き込まれ、

親友を失う。

宇宙人への復讐に燃えるユリヤが立ち入り禁止区域で出会ったのは、

ヘイコン。人間とまったく同じ、赤い血をもった宇宙人であった。

彼に命を助けられたユリヤは、傷ついた彼を宇宙に無事に返すべく、奮闘する。

その中で、次第に恋心を寄せていく。

それに気づいたユリヤのボーイフレンドのチョーマは、荒くれ者で、

そのユリヤの裏切りに激怒する。

宇宙人の侵略を不安に思う市民をたきつけ、

宇宙船を破壊しようとする。

宇宙船に近づけば、機密保持のために、市民もろとも宇宙船は爆破する。

それを食い止めるために、ヘイコンとユリヤは力を尽くし、

ヘイコンは無事に地球を旅立つことができた。

ユリヤは水を操る特殊なブレスレットを受け取ることになった。


というお話でした。

Youtubeの無料配信がされていたので、見てみました。

お父さんが軍の高官なのですが、娘に振り回されて、

国家の安全が脅かされている割には、判断が甘々で、

公私混同しすぎな感じですが、なんだかんだ全権を委任されているので、

やり手なんでしょう。渋い表情なのですが、甘々でギャップが楽しめます。

SF映画として観念的になりすぎず、バランス良くドラマやアクションも描かれた良作でした。

続編もあるようなので、見てみようと思います。

おわり。





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第47回 静岡県高等学校演劇研究大会 2日目

なかまくらです。

11/26。日曜日。静岡市民文化会館で、観劇してきました。


浜松開誠館高校「舞台監督」
あらすじ。顧問が転任してしまった演劇部で、舞台監督を務める演劇部員は、見学を申し出る生徒に、練習の様子を見せる。国譲りの神話を基にした舞台では、力あるものが国司から国を奪おうとしていた。それは、練習場所さえ確保が難しい演劇部の現状と重なって・・・。そして、見学希望の生徒は、大きな流れの中で戦う気持ちを失っていて。というお話でした。
顧問の先生が別の学校へ異動してしまったそうですが、その顧問の先生による台本の提供だそうです。この劇中劇は何年か前に浜北文化センターでみたことがあったのですが、それを下敷きに、新しい物語として、再構成されていて、今の演劇部の皆さんのお芝居になっていたと思います。先生がご指導されていた部分と自分たちで作り上げてきた部分。過渡期となるいま、部活動を続けるなかで不安もあったと思います。そういう色々をお芝居に昇華されていたのではないかと思います。動きはよく練られていましたが、活舌は頑張れ! という感じでした。これからも頑張ってください。

静岡県立富士高校「Goodbye, the earth」
あらすじ。地球に隕石が落ちて、明日、人類は滅亡するというとき、人々はどんな風に過ごすのか・・・。というお話。
オムニバス作品で、旧知の人たちに電話を掛けたり、人類が抱える問題を解決してみたり、恋人を探してみたり・・・。いろいろな場面をコメディにして次々発表していく形式でした。それぞれがなかなかのクオリティで1時間、十分に楽しめました。動きもよく練習されていて、発声や活舌も良かったです。惜しいのは、やはり、オムニバスに本筋がないことかなということでした。全体を貫くテーマがあったり、それぞれの物語が最後に伏線を回収するように集まっていくような、そういう仕掛けがあるとよかったなという感じでした。ところで、最初の海藻がうにょうにょ育っていくような踊りの前衛芸術感はなんなんでしょうね笑


浜松市立高校「アダムと死刑囚」
あらすじ。日本を震撼させた殺人事件。医師の一家を皆殺しにした男は何を思ってそのような凶行に至ったのか。新人の新聞記者が先輩とともにその事件の真相に迫る。そこにはそれぞれの正義があり、何が正しかったのかは、正義と悪などというそんな単純なものでは片付けられないものだった。というようなお話。
死刑囚の神崎役の役者さんがとても上手で、その奇異な人格、そして後半に見せる後悔。死を目の当たりにしたときの演技も迫真のものでした。目黒さんは、感情で突っ込むタイプで、感情はすごく乗っていましたが、聞き取れないところを意識してしゃべると良いですね。新人記者さんは、右足を下げてしゃべりがちなので、舞台の下手を向いて話しているときは、お客さんに表情が見えにくいので、そのあたりを気を付けるとよいかなと思います。全体としては、場転が多すぎるので、場転の工夫を考えると良いかなと思いました。


というわけで、どのお芝居も楽しめました。おわり。





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