1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

One Driveさんったらイヤだわ

なかまくらです。

最近の土日の過ごし方は決まってPCに向かって、本を広げて、

マウスをカチカチやるようになっています。

プリントを作っているんですね。ええ。

これをやっておかないと、平日帰れないことに気付いたわけです。

今年、久し振りに教えている化学基礎。

化学では、初めての挑戦、アクティブラーニング型授業。

これにすっごい手こずっております。ただ、ちょっと分かってきたのは、

全部アクティブラーニング型授業にするのは無理があるってこと。

知識を伝えるのに最も効率の良い方法は、やっぱり一斉指導だということ。

思考力、解決力をつけるのに最も効率の良い方法は、AL型授業だということ。

それ以外の力についてはまだまだ研究が足りませんが、

ともかく、絶対にアクティブラーニングなんだ!って思考からは脱出しつつあります。

さて、それでも、完成しないプリントさん・・・On the weekend。

でも、毎週ノートPCを持って帰るのは面倒・・・という理由で今まで

4年間、やってこなかったこの生活ですが、「One Drive」という

ネットワークサーバーの存在に気付いてしまったのでした。ごくり。

これを使えば、家でプリントを作成して、ネットワークサーバーに

アップロードをして、そして、月曜日、学校においてある私物のノートPCを

私用のネットワークに接続して、ファイルを共有して、そして、プリントする。

なんてことが出来てしまうようになったのでした。時代って怖いね。

便利になったようで、逃げ場がなくなっている(苦笑

なんだか、仕事に身が入らなくて、惰性でやっている感じのこの頃ですが、

授業がその中では一番楽しいかなぁ、という感じなので、ここは手を抜きたくないですね。

仕事を工夫してやるって難しいなあと思う今日この頃です。

1回普通にやって、それから2回目か、3回目になってくると、ようやく全体像が

見えてくる。それで初めてこうやって工夫してみようかって、そんな話になってくる。

1周回るのに3年かかるお仕事なので、工夫できるのはあと8年くらいたってから

なんでしょうね。ともかく失敗しまくって、しまくってって、そんな毎日だなあと。


さて、これで、

仕事の効率はあがるのかね。仕事の質は上がるのかね。仕事の量はあがるのかね。

未来はどっちだろ?





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人生の指南書

なかまくらです。

4ヶ月前から抱えていた学校行事がついに金曜日に終わりました。

反省ばかりの行事の準備でしたが、なんとかかんとか。

学年全体を動かす仕事って大変だなぁと思ったのでした。

その中で、例によって、もう仕事があり過ぎて、どこから手をつけたらいいのか・・・

といういつものパターンにはまって、周りの先生に迷惑をかけまくりました、うーん。

こういうのは、時間を作って、はじめにやることリスト&工程表を作ることが大切だなと

改めて思い知らされました。

「何か手伝おうか?」といわれたときに、「ええっと、えっと・・・」なんてなっていたら、

最早お手上げ! ですね。助けてもらうことの難しさよ。

垂らされたロープにつかまる握力がある内に助けてもらうことの難しさときたら・・・。

そのときに、工程表があれば、これがここまで出来ていて・・・みたいな、

そんな役割分担が出来るはずなのです。フォーマット、どこかにないかな、作ろうかな。

とまあ、そんな風に思うこともありました。でも、終わってみると、こんな風に思います。

私の好きな小野不由美さんの「十二国記」という作品のシリーズの中で、

人を喰らう妖魔の生息する地域を渡る物語があるんですね。

その物語の中で、主人公はボディーガードを雇うわけです。そのボディーガードに、

主人公は、自分以外も助けてほしいと言い、それを断られます。

初めはその真意を掴めなかった主人公でしたが、やがて、それを理解します。

ここでは、余裕のあるものなんていなくて、ほんの少し余裕のあるものでも、

自分とその一人を助けるので精一杯なんだって。そう気付くのです。

ああ、この本に出会ったのは、私が中学生の時でしたが、

今になっても、本当に出会えて良かった、と思える作品です。

私の人生の指南書のような役割を果たしているように思います。

どうしたって、自分が苦しいとき、自分がこんなに苦しいのにって、思いがちですが、

隣の人は、もっと苦しい顔をしていないかな・・・って、なぜ見てやれないんでしょうね。

そういうことが出来る人間になりたいなあと思うのでした。

今年の目標は、何でも一人で出来るようになること、にしようかな、と

今、考えています。それが一人前ってこと。それが出来るようになって、

初めて、助けてもらうステージに立てるんじゃないかって、そんな風に思います。


まあ、ともかく、何度か家に帰ったら日が変わっていたなんてことを通り過ぎて達成した

イベントでしたが、・・・うーーん、とりあえず「お疲れ様」、って誰か私に言って(笑





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働きながら一応立ち直った人の話

なかまくらです。

どこかで頑張っている誰かの参考になればというわけで、

今日は一寸つまらない話を。

#1

昨年の9月くらいから、公私ともにうまくいかない日々が続きまして、

共倒れになりそうになりました。

一時期は、音がストレスになってしまって、テレビはもちろん駄目だし、

家の前の道を通る車の音も駄目。そんな感じでした。

さらに、光が駄目で、部屋でも豆球だけ過ごしたりとか、そんな感じでした。

行く先々で死んでしまうシミュレーションをしたりとか、もうね(苦笑

でも、とにかく仕事を辞めたらそれこそどうにもならなくなるので、

職場では平然とした顔で仕事をして、家に帰ったらずぅーーん、みたいな。

普通、うつ病って、仕事に行けなくなる病気ってイメージだったし、

たぶん自分はそうじゃないんだろうって、そう言い聞かせて出勤していました。


#2

平気なように仕事をしても、効率はすごく下がるもので、

夜の9時頃、職員室で一人で残って仕事をしていて、なんだか

どうやって家に帰ったらいいか分からなくなってしまって、

ああ、これは本格的にマズいぞ・・・。とようやくどうにかしようと思い立ったのでした。


#3

とにかく、本を読んでみる。

「うつの常識、じつは非常識 (ディスカヴァー携書)」



この本の主張は3つ。

本書の主張は3つ。 

① 7時間睡眠 
② 起床時間の固定 
③ 断酒 

とにかく、どうすればいいか分からなかった私は、これを実行に移してみることに。

とにかく、早く寝る。今まで9時を超えても仕事していましたが、

8時には必ず帰る。そして、9時には寝る・・・とはいえ、

9時をちょっと超えても別にいい。9時を目標にしていれば、

9時30分には寝れるじゃない。

それで、6時30分まで寝る。・・・9時間睡眠。

毎日これをやりました・・・というか、今もやっています。

本によれば、8時間というのはあくまで目安で、

7時間で安定する人もいるし、9時間寝て初めて安定する人もいるみたいです。

私は9時間寝ると、とっても安定するようでした。

朝はよく寝ているので、なんだかんだ6時30位になると自然に目が覚めるようになりました。

それから、断酒。

お酒は普段から飲む習慣はなかったのですが、精神安定剤を飲むために一切やめました。

とはいえ、普段は薬を飲みませんが、もし、飲みたくなったときに、お酒を飲んでたら

飲めないので、お酒を飲まないことが安心感につながっている気がします。

あとは、お米をよく食べるようにしました。パンを食べない。

お米をできるだけ食べています。

#4

教職員の福利厚生ってありがたいって、初めて思いました。

県の担当になっている臨床心理士のカウンセラーの先生に予約を取って、

1ヶ月くらいの待ち期間で、相談することが出来ました。

相談でアドバイスされたことは2つ。

①毎月の楽しみを決めて実行すること(これが来週あるから頑張ろうってなる

②お守りを持つこと(苦しいときは忍ばせたそれを握ったり、匂いを嗅いだりする

なにより、話を聞いてもらっただけで、すごく心が解れた気がしました。


#5

今年2月には、少し元気が出てきたので、市民ミュージカルに参加しました。

毎週、週末の練習が楽しみで仕事にメリハリが出てきました。

2月はいやなこともありましたが、すごく楽しかった印象があります。


#6

3月は年度末ということで仕事がものっすごいありました。

とにかく、生活習慣と食事を維持。早寝早起&食事。

これを守って乗り切りました。


#7

そんなわけで、完全に立ち直ったか? といわれれば、

まー、これ以上良くはならないかな? というところまではきた、という感じです。

仕事が一辺に降ってくると、一寸パニックになりますが、

まあ、思うに、最初からそうだったんじゃないかって、そう思うことにしました。

そんなに昔から要領がいい方じゃなかったし、自分にもそういう障害の特性が

少しあるのかなって。これまでは、それでも余裕があったから、見えないで来たけれど、

その特性が、顔を覗かせたのかなって。

よくある話で、水泳をやめて、肺活量が下がって、

初めて自分が喘息だったことを知る人っているみたいです。

だから、喘息とあんまり変わらない。上手につきあっていくしかないかなって。

そう思うと、できないことは当たり前って感じがしてきて、

まあそれでも頑張ってみようって、そう思って、今はやっているわけです。


どこかで頑張っている誰かの参考になればというわけで、

一寸つまらない話をしました。





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目的地までの歩き方

なかまくらです。来週から授業が始まります。

今年度は3年ぶりに化学基礎を教えることになりまして、

悩みに悩んでおります。どうやって授業をしたらいいんだ・・・?

なかまくらは、昨年度の1年間、文部科学省が推進する新しい形の授業・・・

・・・アクティブラーニング型授業というものに取り組んでおりました。

これについては、また元気なときにレポートしますが、

ともかく、

生徒は座って、前を向いて、
私が黒板に知識を書いて、説明して、

という形式の授業をやめよう。あるいはできるだけ少なくしようという試みをしたのです。

じゃあ、化学基礎はどうするの? ということで、方法を考えているわけですが、

物理に比べて、化学は覚えることがどうしても多い。

それをどうやって、教えずに、教えるのか・・・。

最早哲学の問いの様相です。

ところが、目的地はわりとはっきりとしていて、

これを理解できれば今日の授業はOKみたいな。

これはブレてはいけない。けれども、そこに至る道は無数にあって、

どの道を通ることが、生徒にとって最も後から活きてくる道になるのか。

これを考えることが授業作りであり、ひいては教育というものだなぁと感じています。

朧気に姿は見えているのですが、ピントが合わないそれに目を凝らしている日々です。

授業は来週から・・・うーーん、うーん、うん。まだ悩めるね。





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半分好きでやっている

なかまくらです。

仕事が終わらない!!

夜の職員室で一人、過ごすことが最近多いです。

仕事の4割くらいは、部活動のこと。

仕事の2割くらいは、クラスのこと。

仕事の2割くらいは、進路担当なので、進路のこと。

仕事の2割くらいは、授業と授業準備のこと。

最近はだいたい、こんな割合でやっています。

今年度は、新規採用の先生が部活動の副顧問についてくれまして、

意気軒昂な素敵な先生でしたが、残念ながら、私の力不足で、

副顧問の存在すら重荷になってしまっていました。

今回、年度末と言うことで、ようやく人事が決まってきたわけですが、

それに伴って、副顧問の先生も今年度は相当苦しかったようで、

なかまくらとはやっていけないかな、と思っていたことが分かったのでした。

後進を育てるなんて、そんな驕った考え方をしてしまっていたのかな?

なんて、今更の反省。

自分ばっかり仕事してるなぁ、と思うとすごくつらいし、相手を憎んでしまいますよね。

なんという悪循環。人に嫌われるのはつらいなあ・・・。

それと、舞台監督はいっぱいいっぱいじゃいけないんですよね。

指示を出す人間には、余裕が必要。

もしも、ふたりで「いっぱい」「いっぱい」「いっぱい」「いっぱい」

くらいの仕事があったら、

私「いっぱい」
副「いっぱい」「いっぱい」「いっぱい」

くらいの割合で振っといて、副顧問の先生が、「すみません、終わらなかったです!」

ってことになったら、あとは引き受けますよ~。

とそんな感じで分担するべきだったのかなと。

そうしたら、

私「いつもたくさん仕事してもらってありがたいなあ」
副「どうにもならないときは、いつも助けてくれる」

みたいな、好循環が生まれたかもしれないのにね。



この部活動、半分好きでやっているつもりでここまできました。

一生懸命やっている姿は、すごく応援したくなる。

だけど、ちょっと最近しんどいなあと思うことが多い。

それも含めて、口に含めないといけないのは承知のことですが、

もう半分について考えないではいられない。

半分好きでやっていて、残り半分は・・・?

それはもう、仕事でしょう。

残り半分は、仕事だから仕方がなくやっている。

その半分が不平と不満を言っているように思います。


これ、半分の量じゃねえよって。


プライベートは全然できないし、仕事終わらないし、

生徒には、あの先生は全然部活の仕事してくれないって言われている(ようだ)し、

それを含めて眺めたときに、自分の覚悟が半分だったような気すら覚えてくる。

・・・・・・

好循環の道筋を探しています。





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