なかまくらです。
「ちょっと今から仕事やめてくる」(メディアワークス文庫)
読みました。
映画の予告を観て、ドキリとしたので、本屋で見つけて、即、購入。
ブラック過ぎる会社で働く主人公が、顔も覚えていないヤマモトと名乗る
小学校の同級生(を名乗る男)に救われる話でした。
前半、ああ、そうだよなぁ、くるしいよなぁ、と共感し、
後半、両親と電話をしているところで、自分が苦しいときに、両親のことなんて忘れて仕事仕事仕事ととにかく顔面から突っ込んでいたことに気付きました。人生の半分は自分のため、残り半分は自分を大切に思ってくれる人のためにある。良い言葉ですね。自然と涙が出てきました。
最後は痛快ですし、さらりと読める小説でした。
ちなみに、この本、職場で今読んでいるんです・・・って、そんな話を
夜、残業している人にしてみたら、みんな読んでいました。
恐ろしい・・・。