1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

【小説】アクリルの宇宙で

なかまくらです。

小品を書いてみよう!

という話になりまして。400字一本勝負。

その分、ひとつひとつの表現にものすごいこだわりが出てきますね。

このまま40000字くらい書けたらいいですが、

ここに大きく俯瞰的に見る構成力をプラスしないと行けない場所で、

そこがなかなか難しいのですよね。


では、どうぞ。

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「アクリルの宇宙で」
                    作・なかまくら


「UFOキャッチャーってよ」
驚いた。目の前でクレーンのアームに首根っこをつかまれたグレイの宇宙人が、突然しゃべり出したのだ。
「攫われるゲームなんだよ」「あ。」
アームが力なく、落とす。
「おーい」
宇宙人は喋らない。ただ、眼差しは感じた気がして、コインを追加する。楽しげな音楽とともに、アームが再びターゲットに接触する。宇宙人は、大人しく腕をぶらーんと提げてこちらを見る。
「俺が落ちてきてからもうどれくらい経ったかな・・・気が付いたら、此処にいた。此処以外での生き方など、最早分からないのさ」
クレーンが今度はしっかりと宇宙人を運んでいく。
「君はすごいな、行くのかい。生きていく覚悟が決まったんだな」
宇宙人はストンと消滅し、声だけが残った。
音楽が戻ってくる。
馴染んだスティックから手を離すと、アクリルガラスに半透明の自分の姿が映る。
洗い立てのスーツが宇宙服のように、ふわふわと浮かんでいた。





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東京モーターショー2017に行ってきました。

なかまくらです。

10月30日。台風一過の晴天の月曜日。

東京モーターショー2017に行ってきました!!

東京ビッグサイトですよ。いつぞやの冬のコミケ以来か・・・。

いやあ、そんなつもりは全然なかったんですけどね(笑

なんだか、偶然が重なったと言いますか、なんといいますか。

偶然1 大学時代の後輩がたまたま東京モーターショーの紹介をしていたこと。

偶然2 同じ学年部の先生が、「月曜日で空いててチャンスだよ」と言ったこと。

偶然3 本日、月曜日が休みだったこと!

まあ、他にやることもなかったので、では、行きますか!

と、ノリと勢いで行ってみたわけです。入場券も1800円で、

2年に1回しかないそうですし、

まあ、映画1本くらいのお値段だったし、というわけです。

東京ビッグサイト・・・
 
ん・・・こいつ、どこかで見たような・・・・・・

ロボ感? カンタムロボ・・・?

 

あ、違うわ。お前さんじゃないわ。でも、ロボ感あるよね。

しかも、ロボ爺感。

なんて、思いながら、内部へ。

BMWのブース。うわあ・・・かっこいいですわ。

もうね、とにかくかっこいいデザイン。目つきがね、これがまたいいんですね。


お前もかっこいいな。Z4。
 

・・・とまあ、早速満喫ですです。

車の部品のブースもいろいろあって、まあまあ面白いのもありましたが、

ちょっと記事が長くなりすぎるので、だいたいを割愛しますが(苦笑

物理好きな私が面白かったのをいくつか紹介しますと、

・ 非完全弾性衝突球の実用例として、衝撃吸収のゴムとして使われていましたね。

・ 磁性流体が、ブレーキの時にだけ、固体化するのを利用しているのも面白いです。

・ 小糸製作所の指示ランプが地面に投影する形になっていて斬新な発想で面白い。

・ 時代は自動運転! バックの駐車は自動で出来るんですって!

そんなところでした。

さて、ここだけ入っておこう! というお目当ては、マツダのブースです。

今、マツダのデミオに乗っている身としては、今後、マツダユーザーであり続けるか

どうか、ということになってくるわけです。マツダはどこへ行こうとしているのか・・・。

ばばーーん!
 
魁(さきがけ)と書いて、(かい)と読むそうです。

正面は、なかなかの面構え。厳ついけど、かっこいい。

横から。
 
横はちょっとイマイチかな・・・。

どんどんボンネットを伸ばすのはあまり好みじゃないなあ。

なんといいますか、ヤンキーのリーゼントと紙一重だと思うんですよね。


今度は、斜め後ろから。
 
この角度、めっちゃかっこいいですね~~ =~=b

しかも、この後ろ姿でハッチバックなんですって。すげえな。

もともと、デミオもそうですが、後ろがまたかっこいいんですよね。

あと、現行アクセラのセダンタイプの後ろ側がめっちゃ好きなんですよね(写真取り忘れた

というわけで、外観は

前: ★★★★☆
横: ★★☆☆☆
後: ★★★★★

という感じでした!

あ。VISION COUPE。もうひとつ、コンセプトカーがあったのでした。

洗練されたフォルム。流線型は、刃物のようでした。

でかいです。外国車のサイズ感。アテンザの未来形になるのかなぁ~。

というわけで、マツダブースでした。

それから、

三菱のコンセプトカー。

結構かっこいいです。フロントのガラス部分が、後のほうまで続いているデザイン。

たしか、事故の時の強度の問題で、このデザインは出来ないんだっていうのを、

どこかで読んだことがあった気がしますが、圧倒的未来感。

こんな感じのデザインになっていくといいですね。

ヤマハのバイク。FFの世界って感じですね。ちょーかっこいい。
 

という感じでした!!

全体としては、自動運転や、ドライバーを慮るような自動車になっていくのかなと

思いました。あとは、電気自動車ね。

どの企業も、似たり寄ったり同じ方向に進んでいるなあという感じがしました。


私、個人的には、水素社会が来てくれたらいいのになぁ、と思っているので、

TOYOTAの「MIRAI」に頑張って欲しいなぁと思っているのですが・・・

今回は、HONDAの開発した車(というか、そのバッテリー)と、

MIRAIの中身の紹介でした。


頑張って欲しいなぁ・・・。

水素ステーションも、パッケージ化された機械を据えるだけで

置けるようになってきているみたいですし、国が主導してくれるといいんですが。

まあ、国外だと、インフラないから売れなくて、厳しいんだろうなぁ、とも思いますが、

未来のエネルギーですわ。



とと、ここまで、延々と書いてきましたが、

とにかく広かった・・・・。4時間くらい歩きましたが、

最後のほうは時間不足で、あんまりちゃんと観れませんでした。

でもまあ、かっこいい車を沢山みて満足でした!

おわり!  






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「キノの旅17」読みました。

なかまくらです。

キノの旅17巻を読みました。



2013年刊行・・・だいぶ水をあけられちまった・・・

毎年10月になると新刊が出るというペースでここのところずっときているので、

油断していたら、この通りです(笑

さて、17巻は、なんとこの頃、時雨沢先生、静岡新聞他で、連載していたんですよね。

その連載分+書き下ろしが収録されているのです。

そのため、とても分厚い。370ページもあります(笑

内容はといいますと、まあ、どの巻も結構面白いのですが、

この17巻、とても面白いです。週刊ゆえの引きがあるためか、それとも、

ちょっとグロくならないようにマイルドに書くという制約が功を奏しているのか、

かなり面白いです。

その反動か、書き下ろしの「神のいない国」はキノさんやり過ぎ感ありました。

でも、それも面白いです。

「渡す国・b」の疾走感もすごく素敵です。シズ様の旅がここで終わるんじゃないかって、

ドキドキしました。


・・・

・・・

・・・・・毎回思いますが、短編集の感想ってどう書くのか、難しいですね。

とにかく面白かったです。

アニメのあたらしいやつもすごく面白く見ています。

あと、帯の言葉ですよね。

「あなたが誰かの手を握って

 暖かく感じているとき

 その誰かは冷たく感じている」

うーーん、あのときのことを思い出してみたり(苦笑

時雨沢先生、やっぱり天才ですわ。





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「ブレードランナー」観ました。

なかまくらです。

「ブレードランナー」観ました。ファイナルカット版。

続編が出ましたし、有名なのも知っていましたが、観ていなかったので、

いい機会ですし、観てみました。



あらすじ

環境破壊が進み、酸性雨の降り続ける街。

人造の人間が作られるようになり、

人造の人間(レプリカント)は、人間よりも運動性能や頭脳において優れていた。

ただし、レプリカントの寿命は4年となるように設計されており、

生まれてから死ぬまで、宇宙における危険な環境下での労働に従事させられていた。

あるとき、4人のレプリカントが脱走し、地球へと降りてきた。

特別捜査員(ブレードランナー)がことに当たったが、殺されてしまう。

そこで、元ブレードランナーであったデッカードに声がかかることになった。

デッカードは、嫌がったが結局は受けることになった。

レプリカントを作る会社・タイレル社で出会った女・レイチェルもまた

レプリカントであることにデッカードは気付くが、彼女は自信の秘密に気付かない。

デッカードは、仕事に当たり、レプリカントを次々と処分していく一方、

レイチェルに思いを寄せていくのであった。

レイチェルを除いては最後のレプリカントであるロイは、とうとう自分たちを設計した

タイレル博士に辿り着く。ロイの願いは「寿命を延ばしてもらうこと」

ロイは死期が迫っていた。しかし、それはタイレル博士にもできないことであった。

デッカードはロイを処分する最後の仕事に臨んだが、その戦いは激しいものになる。

ロイは、その命の限り戦い、自分の死期を悟って最後には、

ビルから落ちそうになるデッカードを救って死ぬ。

デッカードは、ビルに戻り、レイチェルの無事を確認すると、二人で逃げ出すことを選ぶ。

アパートの扉を開けたところにユニコーンの折り紙が。

それはデッカードの見る夢に登場する動物であり、

同僚のガフが手癖でよく折る折り紙で出来ていた。


というお話でした。

映画「ブレードランナー」が公開されたのは1982年ということですが、

ファイナルカット版、映像は綺麗ですし、今見ても色褪せないというのは

まさにこういうことを言うんだな、という映画でした。

世界観もどこか極彩色の日本語のネオンが他民族が混じったゴチャゴチャ感を出し、

今見てもなお、完成された未来都市の風景として楽しめる。

押井守の「攻殻機動隊」は、こういうことがやりたかったんだな、というのもよく分かる。

この映画の一面としては、「フランケンシュタイン」なんだな、と思わされます。

自分を作った人間に会いに行く話。そして殺してしまう話。

そして、自分の命というモノに対する葛藤。

この作品では、死が予感されている部分で違いますが、

最後に殺せずにデッカードの命を助けること、鳩が飛び立つことにも、

命に対するこだわりが感じられる気がしました。

さて、この物語は、アクションSFというよりは、サスペンス的な映画かなと思います。

そして、すごく意味深に作られており、作中に答えが用意されていない。

デッカードは、繰返し、レプリカントを区別する”テスト”を受けたのか問われたり、

デッカードの夢の中に出てくるユニコーンにも、永遠の命を示唆したり、

また、その夢の内容を同僚のガフが知っていることも不思議です。

デッカード自身もレプリカントなのではないか、という疑問・・・。

そうだとして、それを知って、引退したのか、そうではないのか、という疑問・・・。


最後の言葉もいい。

お前たち人間には信じられない光景を俺は見てきた
オリオン座の肩の近くで炎を上げる戦闘艦
暗黒に沈むタンホイザーゲートのそばで瞬くCビーム
そんな記憶もみな、時とともに消えてしまう
雨の中の涙のように
俺も死ぬときがきた


*******


解釈によって見え方が変わってくるだろう、素晴らしい映画でした。





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「私が悲しくないのは、あなたが遠いから」観ました。

なかまくらです。

10月14日、東京芸術劇場シアターイーストにて観ました。

「私が悲しくないのは、あなたが遠いから」

脚本・演出:柴幸男さんですね。柴さんのお芝居は、2本目。

1本目は「わが星」

圧倒的な衝撃をもたらした作品でした。全編がリズムに合わせて進んでいく。

真似できない独特の世界観でした。

その後、高校演劇で「あたらしい憲法のはなし」を観たんですね。

これが、高校演劇ながら、かなり良く出来ていまして、

脚本の面白さがちゃんと伝わってきたのです。

ならば、やっぱり柴さん、面白そうだと、観てきたわけです。


あらすじ

東子(とうこ)は、よくわからない悲しみと同時に生まれた。

生まれる直前に誰かが話しかけてくれていた。

隣で生まれようとしている妊婦さんの子ども西子(せいこ)ちゃんだ。

西子ちゃんは、逆子で生まれてくるかどうかも分からなかったけど、

先に生まれる東子を心配してきてくれたのだ。

東子は成長して、高校生になる。隣のクラスには西子ちゃんがいた。

西子ちゃんはいつも隣にいた。

高校生の途中で、西子ちゃんは、遠くの町に引っ越し、地震に巻き込まれる。

東子ちゃんは、高校を卒業し、大学へ向かう・・・その電車の中、

これまで通ってきた町、川を越えて通っていた高校、その町の風景を見て、

東子「いちいち共感していたら疲れてしまうから、共感しない」

なんて言うのだ。

それからまた西子から連絡があって、西子は西の国にいるという。

西の国では、テロが起こって、沢山の人が死んだ。

東子は大人になって、子どもと一緒に西の国を訪れる。

けれども、西子はいつも隣にいるのだ。

いつも、悲しいことは、東子の隣で起こって、

東子はいつでも、悲劇の外側にいるのだった。

そうした人生の終わり、それから始まり、東子は、わけもなく悲しい気持ちで、

おぎゃあと生まれるのだった。


そんなお話でした。

ちょっと、難しかったです(笑)。

物語の一番、訴えたい部分を捉えられたのかは分かりませんが、

感動はしました。

人が生きていく中で、自分はたまたまその一人ではなくて、生き残って。

それに共感してたら疲れちゃう。でも、本当は、そんな風には生まれてこなかったし、

自分に共感してくれる人がいたから、自分はこれまで生きてこられたんじゃないかって、

そんな風に思いました。もらい泣きをするのはきっとそんな理由なのだ。


舞台には、何一つ置いていなくて、二人の距離を表したり、川になったりとする

一枚の長い帯状の紙と、役者の芝居、後ろのパネルに映し出す映像だけで

世界を作り出していきました。

主演の森岡光さんは、キラキラしていましたね~。

年齢は一個下ですって。

感情がギュッと詰まった感じがして、楽しく、悲しく、

一緒に人生を旅させてもらえました。



やっぱりお芝居はいいですね。

本物の、そこにある感情に感動する。なんて素敵な体験なんだろうって、

そう思うのでした。

また観に行きたいな。






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