1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「しんしゃく源氏物語」観ました。

なかまくらです。

「しんしゃく源氏物語」観ました。


SPACというのは、静岡県の公営の演劇団体なんですね。

(だからなのか、すごく芸術的な作品ばかりをやっている印象・・・)

で、今回は、ちょっと面白そうかな? と思って観てきてみました。

あらすじ

光源氏が見初めた女性のひとりに、末摘花がいた。

彼女の父は常陸宮であったが、父が亡くなってからは、屋敷を訪ねる人も少なく、

屋敷は荒れていく一方であった。

頼みの光源氏からは、もう2年も音沙汰がなかった。

ひとり、またひとりと、下仕えのものたちが辞めていく。

待ち続ける末摘花は、なんと、ぜんぜん美人ではないのだ!

しかも、引っ込み思案で、ろくにしゃべれない!

彼女は、けれども、光源氏が再び、自分の元へと来ることを待ちつづける。

最後に、光源氏が門の前に訪れたとき、けれども、

彼女は、「もし・・・」と、いう。もし、私が会わないって言ったら・・・と。


そんな話でした。

はーー。

これは、なんでしょうね。登場人物に対する評価がだんだんと変わっていく

不思議な感じの作品でした。

末摘花が、とんだダメな子に育っちゃったのは、たぶん乳母のせいですね。

甘やかしすぎ。

最初は、乳母はダメな末摘花を一生懸命励ましているように見えるのに、

最後はイライラする感じのキャラでした。

一方、末摘花はホントにダメな子なのですが、

周りが諦めても彼女だけは、光源氏の来訪を疑わないし、離れていく人を責めない。

その姿に、その目に誰よりも強い光が宿っているように見えてくる。

最後に、「もし・・・」と言うのも、彼女の意思の強さ故だと思うのですね。

けれども、

正直、ちょっとがっかりはするのです。

周りが耐え続けてきた、彼女が我慢させてきたその希望に対して、

彼女はそれを一度は断ろうとするのです。

それは、本当に自分のことしか考えてない言葉で、イライラしちゃう。

けれども、彼女は、きっと、どちらを選んでも、もう幸せになれなかったんだろうな、

と思うと悲しいですね。

あとですね、この物語、やたら騒がしかった。

もっと、違う演出が出来なかったか? というのは投げかけたいところ。

それと、このお芝居、謎がなくて、引っ張る力が弱いなあと。

物語には、何らかの牽引力が必要だなあと改めて思うのでした。

まあ、こういうお芝居はたまにでいいですね(苦笑

おわり。





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プラモデルが、こうなっていく

なかまくらです。

小さい頃は、プラモデルを組み立てていたはずなんですね。

いま、大人となった私は、マツダのデミオに乗っているわけで・・・。

そうすると、それが・・・こうなるわけです(笑


パーツ。


ここに・・・


とりつけ、しゃきーん!


ピアノブラックのカバーを付けてみました。

ちょっとニヤニヤしますね^~^

車、そんなに乗る方じゃないのですが、・・・楽しい。

だったら、もっと楽しく。

自分だけの車って、思えることって大事ですよね。

ちなみに、このパネル、ドア4枚分で、1万円。

車ってお金のかかる趣味ですよね^^笑





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スープの派生

なかまくらです。

スープって、途中まで作り方が一緒なんですよね。

そして、テキトーに作っている私の料理って、中身も一緒だったりする(笑

最近、チャレンジしてないなぁ(笑

と思いつつ、毎回ちょっとだけ違うものを目指しているわけです。

シチュー。

このシチュー・・・あさりを入れてみたのです。

つまり、クラムチャウダー。

あさりの砂抜きをして、そして、茹でるわけですが、

これ、あさり生きたまま茹でちゃうんですよね。

あさりさん「うぎゃああああああ、熱いよー」

・・・みたいな感じで、開いていくのを、ちょ、直視できない・・・。

これ、結構グロいな・・・。うん。

でも、美味しいんですよねぇ・・・。うん。

さてお次は、

カレー。



最近は、具がごてごてしたカレーはもう全然作ってないのです。

ミキサーで、全部どろどろにして、そこにルーを投入してカレーにしちゃう。

お肉が恋しいときは、別個に焼きまして、後乗せするんですね。

とにかく、傷んできた野菜をすべて入れるスタイル・・・。

今回は、ニンジン1本、たまねぎ2玉、ブロッコリーの茎、ねぎ少々が入っています(笑

いつもちょっと辛めに作るので、汗かいて、風邪っぽいときには必ず作って食べるんです。

直ったZE!

今度はおでんをつくろーうっと。





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【小説】小さな指輪

なかまくらです。

新作です。

丁度、タイムリーに、仮想通貨のお話を正月に書いていたのでした。

結構素敵なお話になりましたよ。

2018.1.1 「小さな指輪」 
  ### 俺はようやく買った小さな指輪に名前を刻んで彼女に贈った。





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「GATTACA」観ました(DVD)

なかまくらです。

職場の先輩にDVDをお借りしまして

「これ、観とくといいよ!」

というわけで・・・調べてみると、名作と名高い作品だそうですね。



あらすじ

遺伝子操作で子どもの能力を変えられるようになり始めた時代。

兄のビンセントは遺伝子を操作せずに生まれた子、

弟のアントンは遺伝子を操作して生まれた子であった。

ふたりは、小さい頃、

どちらが海を遠くまで引き返さずに行けるかという勝負をしていた。

兄はいつも弟に勝てなかった。遺伝子を操作されていたからだ。

身長も、視力もかなわなかった。

大人になると、遺伝子のチェックによって、入れる会社が決まる。

遺伝子による階級ができるのだ。

しかし、ビンセントは諦めなかった。

バイヤーを通して、下半身不随になったばかりのジェロームという水泳選手に

巡り会う。彼の血液、尿、体組織を駆使して、会社の遺伝子検査をくぐりぬけ、

宇宙飛行士になろうとするのだ。

ところが、彼の存在に疑念を持っていた上司が殺され、その容疑者として

失踪したことになっていたビンセントが再び浮かび上がってきてしまったのだ。

ビンセントは会社を辞め、再び姿を消そうとするが、

ジェロームは怒る。バレっこない、逃げ出すな、というのだ。

自分は、1位になるための遺伝子を持って生まれてきたというのに、

水泳の大会は銀メダル止まり。その果てに、自殺しようとした。

ところが、ビンセントはなんの遺伝的優位さがあるわけでもないのに、

不断の努力によって宇宙飛行士にまさになろうとしていたのだ。

同僚の女性、アイリーンは、ビンセント扮するジェロームに好意を抱いていた。

ふたりはビンセントのロケットの発射予定日が近づく中、親しくなっていく。

しかし、ビンセントの行動に、事件への関与の疑念が浮かんでいく。

弟のアントンは、刑事となっていた。アントンは、兄がまだ生きていたことに驚いていた。

そして、幼少時代の最後に負けた競泳の勝負のことを忘れられずにいた。

2人は勝負をし、ビンセントが勝利する。

ビンセントは後ろでついて来れなくなったアントンにこういう。

「あのときも、こうやって、引き返すことを考えずに泳いだ」と。

ビンセントは、真実を知ったアイリーンに自分の寿命はすでに限界を超えているが、

生きていること。心不全を予告されているアイリーンにも可能性はある、と言う。

ビンセントが宇宙へ行くタイミングで、ジェロームは自殺した。

ジェロームはビンセントに夢をもらったと、言った。旅に出ると言っていた。


そんな感じのお話でした。

おおおーーー重い・・・。

何度も観れる作品じゃないですね。ハードだぜ・・・。

ただ、面白い作品でした。

それぞれの登場人物がとても丁寧に描かれていて、その行動には深い意味がある。

人間は、遺伝子を操作したって、心までは強く出来ないわけですから、

限界を超えていくのはいつだって、「前だけを見ている」そんな人なんだろうなぁ、と。

遺伝子でデザインされていればいるほど、自分はここまで、と思ってしまうかなぁ、と。

人間の可能性を感じさせるお話でした。

SF好きは、元気なときに、観てみるといいと思いますよ!





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