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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

働きながら一応立ち直った人の話

なかまくらです。

どこかで頑張っている誰かの参考になればというわけで、

今日は一寸つまらない話を。

#1

昨年の9月くらいから、公私ともにうまくいかない日々が続きまして、

共倒れになりそうになりました。

一時期は、音がストレスになってしまって、テレビはもちろん駄目だし、

家の前の道を通る車の音も駄目。そんな感じでした。

さらに、光が駄目で、部屋でも豆球だけ過ごしたりとか、そんな感じでした。

行く先々で死んでしまうシミュレーションをしたりとか、もうね(苦笑

でも、とにかく仕事を辞めたらそれこそどうにもならなくなるので、

職場では平然とした顔で仕事をして、家に帰ったらずぅーーん、みたいな。

普通、うつ病って、仕事に行けなくなる病気ってイメージだったし、

たぶん自分はそうじゃないんだろうって、そう言い聞かせて出勤していました。


#2

平気なように仕事をしても、効率はすごく下がるもので、

夜の9時頃、職員室で一人で残って仕事をしていて、なんだか

どうやって家に帰ったらいいか分からなくなってしまって、

ああ、これは本格的にマズいぞ・・・。とようやくどうにかしようと思い立ったのでした。


#3

とにかく、本を読んでみる。

「うつの常識、じつは非常識 (ディスカヴァー携書)」



この本の主張は3つ。

本書の主張は3つ。 

① 7時間睡眠 
② 起床時間の固定 
③ 断酒 

とにかく、どうすればいいか分からなかった私は、これを実行に移してみることに。

とにかく、早く寝る。今まで9時を超えても仕事していましたが、

8時には必ず帰る。そして、9時には寝る・・・とはいえ、

9時をちょっと超えても別にいい。9時を目標にしていれば、

9時30分には寝れるじゃない。

それで、6時30分まで寝る。・・・9時間睡眠。

毎日これをやりました・・・というか、今もやっています。

本によれば、8時間というのはあくまで目安で、

7時間で安定する人もいるし、9時間寝て初めて安定する人もいるみたいです。

私は9時間寝ると、とっても安定するようでした。

朝はよく寝ているので、なんだかんだ6時30位になると自然に目が覚めるようになりました。

それから、断酒。

お酒は普段から飲む習慣はなかったのですが、精神安定剤を飲むために一切やめました。

とはいえ、普段は薬を飲みませんが、もし、飲みたくなったときに、お酒を飲んでたら

飲めないので、お酒を飲まないことが安心感につながっている気がします。

あとは、お米をよく食べるようにしました。パンを食べない。

お米をできるだけ食べています。

#4

教職員の福利厚生ってありがたいって、初めて思いました。

県の担当になっている臨床心理士のカウンセラーの先生に予約を取って、

1ヶ月くらいの待ち期間で、相談することが出来ました。

相談でアドバイスされたことは2つ。

①毎月の楽しみを決めて実行すること(これが来週あるから頑張ろうってなる

②お守りを持つこと(苦しいときは忍ばせたそれを握ったり、匂いを嗅いだりする

なにより、話を聞いてもらっただけで、すごく心が解れた気がしました。


#5

今年2月には、少し元気が出てきたので、市民ミュージカルに参加しました。

毎週、週末の練習が楽しみで仕事にメリハリが出てきました。

2月はいやなこともありましたが、すごく楽しかった印象があります。


#6

3月は年度末ということで仕事がものっすごいありました。

とにかく、生活習慣と食事を維持。早寝早起&食事。

これを守って乗り切りました。


#7

そんなわけで、完全に立ち直ったか? といわれれば、

まー、これ以上良くはならないかな? というところまではきた、という感じです。

仕事が一辺に降ってくると、一寸パニックになりますが、

まあ、思うに、最初からそうだったんじゃないかって、そう思うことにしました。

そんなに昔から要領がいい方じゃなかったし、自分にもそういう障害の特性が

少しあるのかなって。これまでは、それでも余裕があったから、見えないで来たけれど、

その特性が、顔を覗かせたのかなって。

よくある話で、水泳をやめて、肺活量が下がって、

初めて自分が喘息だったことを知る人っているみたいです。

だから、喘息とあんまり変わらない。上手につきあっていくしかないかなって。

そう思うと、できないことは当たり前って感じがしてきて、

まあそれでも頑張ってみようって、そう思って、今はやっているわけです。


どこかで頑張っている誰かの参考になればというわけで、

一寸つまらない話をしました。





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