なかまくらです。
4ヶ月前から抱えていた学校行事がついに金曜日に終わりました。
反省ばかりの行事の準備でしたが、なんとかかんとか。
学年全体を動かす仕事って大変だなぁと思ったのでした。
その中で、例によって、もう仕事があり過ぎて、どこから手をつけたらいいのか・・・
といういつものパターンにはまって、周りの先生に迷惑をかけまくりました、うーん。
こういうのは、時間を作って、はじめにやることリスト&工程表を作ることが大切だなと
改めて思い知らされました。
「何か手伝おうか?」といわれたときに、「ええっと、えっと・・・」なんてなっていたら、
最早お手上げ! ですね。助けてもらうことの難しさよ。
垂らされたロープにつかまる握力がある内に助けてもらうことの難しさときたら・・・。
そのときに、工程表があれば、これがここまで出来ていて・・・みたいな、
そんな役割分担が出来るはずなのです。フォーマット、どこかにないかな、作ろうかな。
とまあ、そんな風に思うこともありました。でも、終わってみると、こんな風に思います。
私の好きな小野不由美さんの「十二国記」という作品のシリーズの中で、
人を喰らう妖魔の生息する地域を渡る物語があるんですね。
その物語の中で、主人公はボディーガードを雇うわけです。そのボディーガードに、
主人公は、自分以外も助けてほしいと言い、それを断られます。
初めはその真意を掴めなかった主人公でしたが、やがて、それを理解します。
ここでは、余裕のあるものなんていなくて、ほんの少し余裕のあるものでも、
自分とその一人を助けるので精一杯なんだって。そう気付くのです。
ああ、この本に出会ったのは、私が中学生の時でしたが、
今になっても、本当に出会えて良かった、と思える作品です。
私の人生の指南書のような役割を果たしているように思います。
どうしたって、自分が苦しいとき、自分がこんなに苦しいのにって、思いがちですが、
隣の人は、もっと苦しい顔をしていないかな・・・って、なぜ見てやれないんでしょうね。
そういうことが出来る人間になりたいなあと思うのでした。
今年の目標は、何でも一人で出来るようになること、にしようかな、と
今、考えています。それが一人前ってこと。それが出来るようになって、
初めて、助けてもらうステージに立てるんじゃないかって、そんな風に思います。
まあ、ともかく、何度か家に帰ったら日が変わっていたなんてことを通り過ぎて達成した
イベントでしたが、・・・うーーん、とりあえず「お疲れ様」、って誰か私に言って(笑